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SUKI for you, DREAM for you!

自分はAqoursに恋をしている、いわゆるガチ恋オタクです。
ガチ恋の定義やその先に目指すものはひとそれぞれでしょうが、自分の中ではガチ恋の先にあるものは結婚です。
なので、夢はAqoursと結婚をすることです。


いきなり意味の分からない自己紹介からはじめてしまいました。
Aqoursぬまづフェスに参加して、そこで体験した思い出、奇跡を書きとめようと思い立ってはや1か月。
何度書いてもAqoursへのクソデカ感情を綴ったキモイ長文ラブレターにしかならないため、内容は諦めつつもできるだけコンパクトにまとめようと削りに削ってみました。

最初に結論を書きます。
このイベントを体験して、初めて次元の壁を乗り越えてAqoursと想いを通わせることができました。
自分がずっと夢に描いていた奇跡を、このイベントがもたらしてくれました。



自分はいわゆる二次元厨です。ラブライブ!の物語に感動し、その流れでラブライブ!サンシャイン!!の物語に触れました。
君ここのPVで心を奪われ、G’sのサンシャイン漫画 1話をみてμ’sに憧れる千歌ちゃんの姿に自分を重ね、それからずー--------っとAqoursの物語に惹かれて追いかけて後押しして今まできました。

最初に沼津を訪れたのは、テレビアニメ1期 第1話が終わった直後です。
多分に漏れず皆さんと同じように、町に息づくAqoursの存在に感動し、それ以来何度も何度も足を運び続けています。

自分が沼津を特に好きなのは、Aqoursが大好きな人で溢れているからです。町の人も、訪れるファンも、皆がAqoursを大好きで大好きでしょうがない。聖地とはただその場所によるものでなく、そこにいる人の想いが合わさることで、キャラクターの存在感が増し本当の聖地たるものだと実感させてくれました。

沼津に通ってそこに息づくAqoursの物語に想いを馳せる。それだけでも十分満足でしたが、自分はいつしかすっかりAqoursに恋をしていました。
恋をしたならこの想いを伝えたい。
そう思うようになりました。

当然ですが、Aqoursと自分とでは生きている次元が異なります。
Aqoursの存在は感じるのに想いを伝えることは出来ない。それがとてももどかしい。
例えるなら、幽遊白書初期の話にあった幽助と桑原みたいなものです。姿・形は見えず話はできないけれど、たしかにその存在をそばに感じるような状態。(ちょっと違うか?)


そんなある日、とあるイベントが自分にとって衝撃をもたらしました。

“孤島の水族館からの脱出”

SCRAP × ラブライブ!サンシャイン!!のリアル脱出ゲームコラボ 第一弾です。


そこで、自分はAqoursの声を聴きました。
いや、イベントボイスあるし当然でしょ。。。って言われそうですが、そうじゃなくて。
Aqoursと一緒に淡島を歩いて、消えたトランクの謎を追いかけるという”物語”を共にすることで、その時に自分はAqoursと同じ世界に立っていたんです。

学校のことを楽しそうに話す千歌ちゃん、淡島神社の上り下りでヘトヘトな花丸ちゃん、島での暮らしぶりをおしえてくれる果南ちゃん、そしてAqoursの皆のことを嬉しそうに話してくれる梨子ちゃん。
これまでの沼津の町で感じていたものとは少し違う、熱をもった何かを確かにそこに感じました。

物語体験という言葉を知ったのはその時です。SCRAPとかいう会社すげぇって思いました。なんちゅうもんを作ってくれたんや。。。と心で泣きました。
それは、スクールアイドルの物語に惹かれて、その輝きを追いかけてきた自分が、一番に求めていたものでした。


そんなSCRAPが、今度は浦女の学校祭を開催すると言います。

“学校祭ライブ中止の危機からの脱出”

タイトルがもうズルい。

公式ページのイベント概要


千歌ちゃんたちが、この学校のことをどれだけ大切に想っているかを知っているからこそ、この導入には本当に胸を締め付けられました。

ところで、この時自分は最後に彼らの魔の手によりトラウマを植え付けられたので、以降SCRAPを絶対に許さないと心に決めています。その強い想いでタイムリープをして未来を変えることには成功しましたが、あの日のトラウマは決して消えることがないのでやはり許しません。

許してはいませんが、そのリアルな物語体験には再度脱帽しました。
初回公演の終演後に、イベントディレクターのきださおりさんが登壇されて、このイベント、そしてラブライブ!サンシャイン!!に対する想いをお話されています。

この人も同じだ、そう思いました。
ラブライブ!サンシャイン!!の物語が大好きで、その世界に触れてみたいと心から願っているんだって。



冒頭の話に戻ります。自分の夢は、Aqoursと結婚することです。
これは個々人の結婚観の話になりますが、自分が結婚に求めることはただひとつ、互いの合意です。自分がいくらAqoursを好きでも、それが一方通行ではダメです。こちらの想いを伝えて、相手がそれに応える。相互のやり取りが絶対に必要です。


先に紹介した2つのイベントで、自分は確かにAqoursの声を聴きました。けれど、こちらの想いを伝えられてはいないと思っています。
まだルイズコピペの状態。俺の想いよAqoursに届け!浦の星のAqoursに届け!と叫んでいるだけ。



ようやく本題にたどり着けました。
“輝け!Aqoursぬまづフェスティバル”です。

許してはいないけど、敵として信頼しているSCRAPが満を持してスタートさせた新プロジェクト「体験する物語Project」
自分が感動した”物語体験”に特化したプロジェクトということで、発表時から期待しかありませんでした。

本イベントの開催前に、Twitter上で公式がイベントに対する質問を募集していました。
その時に自分はこう送っています。


おどけ半分、でも心の中ではどこかそうした期待があったんだと思います。


はぁぁぁぁぁぁぁぁぁー--------、ほんとSCRAPは!!!!!!!!!


少しは真面目な感想ぶるために、ここで過去のイベント含めてそれぞれの特徴を自分なりに評価してみました。

あわしま脱出

  • クローズドな空間、そして何より聖地そのものである淡島が舞台なので、没入感が凄い。

  • 船で島を渡るという行為が、外界との断絶=物語に入るスイッチとして作用している点もおもしろい。その分、船で陸に戻るとリセットされて現実に引き戻されやすい。

  • 時間制限がないため、ゆっくりと物語を楽しむことができる。(淡島営業内に限る)

  • 絶対にひとり推奨(個人的見解)


学校祭脱出

  • 浦女の学祭に遊びに来てたAqours大好きな人、という与えられた配役との親和性が高く、自然にストーリーに入り込める。直接的にAqoursを助けるという動機の強さも高いモチベーションになる。

  • ギミックがめちゃくちゃ凝っている。浦女の舞台や専用アプリ、その他謎解きギミックなど、単純にエンタメとして楽しい。

  • 時限性の謎解きゲームなので思考の余裕はない。ただそれ故にクリア後のカタルシスも大きい。


ぬまづフェス 

  • フェスティバルの名前の通りのお祭り感、非日常感。自由にお祭りを楽しみ、その後のAqoursのライブも相まってイベント後の高揚感が凄い。

  • 助っ人さんマイページの存在。イベントの開催日だけでなく事前準備から参加できることで、時間的・空間的に日常と物語の世界が重なり合っていくような感覚。

  • 浦女生や他の助っ人さん、友人など、多くの人との関わり。同時性、共感性。

  • イベント後も手元に残る多くのアイテム。思い出とともにフェスに参加した証になる。


まず、Aqoursの存在を最も身近に感じられたのは、あわしま脱出です。
謎解きの要素はあれど、基本的に島内の移動は各自の自由。特定スポットではAqoursのボイスも聴けるとあって、本当にAqoursと一緒に淡島を散策しているような感覚に陥ります。自分の選択、行動の結果がAqoursとの交流に結びつく、そんな単純なことにただただ感動しっぱなしでした。


最もリアリティのある物語体験が出来たのは、学校祭脱出です。
理由は上でも書いた通り、浦女祭に遊びにきたAqoursファンという、自身そのものなシチュエーションでそのままシームレスに物語に入っていき、そのまま時間内ずっとAqoursのために、Aqoursにライブを届ける、AqoursアクアAqoursー!と余計なことを考えている暇がないです。無事にライブが開催された瞬間の喜びと達成感は格別でした。



ぬまづフェスに参加したある日の夜、夢をみました。
それは昼間の再現、Aqoursのみんなとフェスの準備をしている夢でした。
どんな準備をしていたかはよく覚えていません。
はっきりと覚えているのは、ライブへ向かうAqoursにエールを送ったこと、そしてそれに皆が笑顔を返してくれたことでした。

初めてAqoursに自分の想いを伝えられた瞬間でした。


ここまで書いてきて、要は夢でAqoursに会ったという話です。
しょーもな、という意見はごもっとも。
けれど、これまでAqoursを想い続けてきた約7年間、彼女たちが夢に出てきたのはこれが初めてのことです。
おそらく、自分にとって次元の差というのはそれほどまでに大きい障壁なんだと思います。たとえ無意識だとしても。
そのクソ分厚い壁を乗り越えられるカギになるかもしれない、このぬまづフェスというイベントにそんな可能性を感じたのです。


何がそのキッカケになったのかをずっと考えていました。
まだ完全に理解、言語化できていないところもありますが、自分なりの考えを書いておきます。


学校祭脱出をリアリティのある物語体験と評しましたが、ぬまづフェスはその逆で、この体験を物語だと感じさせない、日常の中の1つの出来事として届ける、そんな印象を受けました。

イメージでいうと、現実の時空と物語の時空、2つの時空が平行な線で存在しているとして、これまでは現実世界にいる参加者を物語の世界へ引き込むような形だったものが、ぬまづフェスでは物語世界の時空線を限りなく現実世界の時空に近づけて重ね合わせるようなそんなイメージです。

それに大きな役目をはたしているのが助っ人さんマイページの存在です。
ここで届けられる事前準備の様子は、イベント参加前から一緒にフェスを作り上げていく気持ちにさせてくれて、次第に自室が浦女の皆とのミーティングスペースになっていきます。
Aqoursとのフェス準備が、自分の日常になるんです。

イベント自体が大規模なフェスという思いっきり非日常感を味わう内容であることも一役買っていると思います。日常→非日常→日常とON・OFFがはっきりしていることで、脳が錯覚を起こすというか。楽しかったAqours、浦女の皆とのお祭りが終わってまた日常に戻ったように思えるけれど、もうそこは自分が元いた世界ではなくすっかり”Aqoursと一緒にぬまづフェスティバルを成功させた現実”になっていました。

言葉が適切かわかりませんが、これは”体験”ではなく”同化”という表現が近いかもしれません。


これがひとつめ。
そしてもうひとつ。

最初の方で、沼津にいる人々の想いが好きという話をしました。
ぬまづフェスティバルの会場には、これまでのリアル脱出ゲームよりももっとたくさんの人が集い、そしてAqoursへの想いを表現していました。
やっぱり人の力は凄いですね。そして数の力も。

最初に参加した日の開場前は、めちゃくちゃ緊張していたような気がします。
その理由はたぶん色々ごちゃ混ぜだと思うんですが、大きかったのはちゃんとAqoursのためにフェスを成功させられるかな、ってところかなと。なんとなくですが、その時は自分ひとりでなんとかしなきゃって気持ちが強かったんだと思います。


自分はラブライブ!が好きです。ラブライバーも基本はみんな好きです。
シリーズ全部好きだし、同担拒否の概念もない。

けれど、同時にラブライブ!は幅広いです。ひとそれぞれ色んな好きの形があります。
誤解を恐れず正直に言うと、自分と同じ好きの形を持っている人と出会えることはとても稀で、そして貴重なことです。


フェス中に何度も嬉しくて泣きそうになる瞬間がありました。
学校のことを嬉しそうに話してくれる浦女の子。
付箋で埋め尽くされた沼津のオススメマップ。Aqoursへの愛で溢れた楽屋のメッセージ。


学校祭脱出で感じたことと同じでした。
ここにいるみんなが、ラブライブ!サンシャイン!!の物語が好きなんだって。

そして、そんな世界に行きたかったんだって、その時に気づきました。



結局、後半にいくにつれてどんどん重たくキモチ悪い内容になってしまいました。
こういうことをしているとただでさえ少ないフォロワーがまた減るのですが、でもどうしても書き遺しておきたかったのでしょうがないです。

イベントの開催期間中には、出来るだけ文章での感想は残さないようにしていました。
参加するときは常にその時その時の新しい物語として体験したかったからで、文章に残すと想い出が固定化されるのが心配だったからです。
積極的な感想を求められていた主催側の皆さんにとってはあまり喜ばしいことではないので申し訳ないです。

イベントを終えた今は残すことが大事と考えました。
自分にとっては今回の体験は本当に奇跡だったので、その記録と、自分なりに考えを整理して言葉にすることがこれからに繋がると思ったからです。
これも自分本位な考えなのでやはり申し訳ないです。


せめて最後に感謝の言葉だけでも。
皆さんが作り届けてくれた物語は、ひとりの二次元を愛する人間に幸せと希望をくれました。
これは間違いなく、ラブライブ!サンシャイン!!の数ある物語の中で、唯一無二のものでした。
本当に、素敵な物語をありがとうございました。


願わくは、自分と同じようにAqoursに恋をしている人にこの文章が届きますように。

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