トックリランの育て方
簡単な育て方
水やりは週に1回、土の表面を触って乾いていたら3日後にたっぷり与える!
霧吹きは虫予防で週2~3回程度行う!
直射日光~レースカーテン越しの明るい場所で育てる!
2~3年に1回植え替えをする!
ちょっとだけ詳しい育て方まとめ
■水やり
トックリランはかなり乾燥に強いです。
乾かし気味に育てるとトラブルが起こりにくいです。
環境と株の状態にもよりますが、月に1回程度のお水やりでも生き延びるぐらいの強靭さがあります(※主観です)
とはいえ水やりの頻度が少なすぎると、膨らんだ塊になっている箇所にシワが寄ってしぼみ、シワの跡が残ってしまうことがあります。
ふっくらしている姿が好きな人はコンスタントな水やりを行うと良いです。
週に1回程度で土の表面を触って乾いてるかどうかを確認します。
乾いていたら3日後にたっぷりお水を上げましょう。
土の中全体が乾いているだろうな、というタイミングでの水やりです。
寒くなるとあまり水を吸わなくなりまするので、量を減らします。
冬は膨らんだ塊の部分にシワが寄ったらすぐに水をあげるという方法でも問題ありません。
もしくは土の表面を触って土の乾きを確認し、乾いてたら3日後に土半分を濡らす量の水やりをするのでも良いです。
■置き場所
トックリランはかなり融通が利く植物で、直射日光~照明だけの環境でも生きられます。
持ち前の強靭さで、奥まった場所、照明だけの環境でも生き続けることができるのが良い所だったりします。
そのような暗い環境に置く場合、葉の徒長や根腐れなどのトラブルが起こる可能性はあります。
しかし生育の遅さから葉の徒長は目立ちにくく、水やりも乾燥気味に育てることを心掛けることで多少は根腐れのトラブルを回避することができます。
見た目のキャッチーさからは想像できないぐらい頑丈な植物です。
日当たり毎の注意点まとめ
〇直射日光
ガンガン日に当てましょう。丈夫に育ちます。
ただこの場合は土の乾きもかなり早くなります。
水やりの項目で書いた方法よりも、数日早く確認&水やりをした方がいいかもしれません。
〇レースカーテン越しの窓辺
心配事に心当たりがあるか考えましたが何も出てきませんでした。
△部屋の窓から離れた、奥まった場所(本が読める程度の明るさ)
こちらもあまり心配事に心当たりがありません。
強いて言うなら、水やりでしょうか。
ちょっと水やりのペースが早かったりするとぐんと葉が徒長したりするかもしれないので、水やりのタイミングに注意しましょう。
△照明だけの環境
トックリランは自生地でも直射日光にしっかり当たっているので、日がないとすぐに枯れてしまいそうですが、なんと生きられます。
ただ間違いなく徒長はします。
通常であればトックリランの葉は生え際からふわっと弧を描いて広がりますが、徒長すると葉が力なく枝垂れてしまい、本来の良さを失ってしまう可能性があります。
可愛いままの姿で愛でるためにも、できるだけ窓辺に移動してあげるなどして健康的な光合成をさせてあげましょう。
×薄暗い場所
だめです!
■霧吹き(通年)
土は乾燥気味にして育てますが、霧吹きは虫予防になるので週に2~3回以上やると良いです。毎日やれるといいですね。
霧吹きは葉から水が滴る程度かけるやり方が一番いいです。
葉の表面、葉裏にまんべんなく霧吹きをするようにしましょう。
雨の日や梅雨のじめじめして湿度の高い日は、霧吹きはしなくて大丈夫です。
■肥料(5~9月)
植え付け時に元肥(土に混ぜ込む肥料)を与えていれば追加で肥料を与える必要はありません。
もし何かしてあげたいということであれば、春~夏の間で緩効性の肥料を与えるといいです。
ただ、適期でも置き場所の環境があまり良くなかったりする場合、生育が緩慢になっているせいで肥料焼けをする可能性もあるような気もします。
置き場所の環境があまりよくないのであれば、与えなくてもいいかもしれません。
■植え替え(5月~9月)
トックリランも2~3年に1回植え替えをしてあげた方が良いでしょう。
少し前に、相談事の検証のために5年程度トックリランを植え替えせずに放っていたことがあります。
その時は株は育ちませんでしたし、少しいびつに凹んで形が乱れてしまいました。
健康なうちに植え替えは行いましょう。
多肉植物の土が向いています。
■剪定
葉が密集して重なりあうとトックリランの涼し気な葉の印象が損なわれてしまいます。
おすすめの葉の量は育てている人の好みと株立ちで良さは変わるので絶対ではありませんが、特にこだわりがなければ、葉の隙間から向こう側が見える程度の葉の量にするイメージで葉を減らすと良いです。
葉を切る順番は、折れてしまった葉や下の葉から切って梳くと整えやすいです。
切る時はできるだけ葉の付け根から切りますが、この時他の葉を傷つけないように気を付けましょう。