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「疫病流行記」フライヤー

劇団「PSYCHOSIS(サイコシス)」さんとは、妻が以前から関わりがあり、
(前作「G線上のアリア」では出演と共に、フライヤーのイラストを描かせて頂く)「ドグラマグラ」「津山三十人殺し」「G線上のアリア』と立て続けに観劇する機会を得ていたのだが、

原画はモノクロ、ギロチンとバラは別素材

    (以前書いた「G線上のアリア」についての記事はこちら
       https://note.com/ueken18/n/n509105a07c10


次回作の「疫病流行記」のフライヤーイラストを依頼されたのはとてもありがたい事であった。

 送られて頂いた脚本から画題を抽出。沢山の場面の積み重ねで構成された物語なので、興味の対象が多数あり、アイディアに困る事が無かったのは良かった。
タイトルからして不穏な雰囲気なので、イラストは「不穏」を具現化した物にしようと考えていた。その後何点かのラフを提出。その中の二点の要素を合成して制作に入った。
アナログ、モノクロ、B4サイズのペン画である。

【まずは下描き】この段階から既に不穏
【主線のペン入れ】この段階では若干、絵の力が足りないような感じがしていたのだが、
【細部のペン入れ】ネズミの毛並みを描き出すと、一気に立体感が増してきた。
【細部のペン入れ】自分で描いておいてなんだが、ネズミが気持ち悪い。
当初、口の部分は唇にしようと考えていた。】
【完成】帽子や服を修正し、影を描きこんだ。
【フライヤー】

 完成した原稿にデザインの力が加わり、鮮烈な赤が目を惹く、とてもインパクトのあるフライヤーが出来上がった。

 今回はフライヤーイラストの他に、劇中の背景に使われるイラストも担当させて頂いた。少しでも本公演の世界観の構築の助けになれたのなら幸いだ、

この機会を与えて頂いたPSYCHOSIS主催の森永理科さんに感謝します!

そして7月に公演される「疫病流行記」の詳細は下記の通りです。

PSYCHOSIS File:04
寺山修司没後40年記念認定事業
『#疫病流行記』

言葉 寺山修司/演出 森永理科
音楽 krishnablue/絵 上野顕太郎
劇場 ザムザ阿佐谷

2023年7月13(木)-18(火)

🎟ADVANCE
confetti-web.com/ekibyo
🎟STUDENT
psychosis13.com/ekibyo

#サイコシス

PIXX TOSHIHIRO IMAI


何卒よろしくお願いします!
いずれは、今回のために描き、使われなかったラフ絵も
ご紹介出来ればと思っています。

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上野顕太郎
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