Batofar Cherche Tokyo (2001)
フランスのセーヌ河にBatofarという船を改装したイベントスペースがあり、そこで各国の文化を紹介する?大規模なイベントがおこなわれていました。
そこで2001年12月7〜16日に渡って開催された「Batofar Cherche Tokyo」にサタポが出演しました。これがサタポの海外での初ライブです。
「Tokyo」と名付けられていますが、日本のオルタナティヴな電子音楽を特集した内容のようです。他にスイスやイタリアの回もあったようです。
この灯台船、ワールドミュージック中心のプログラムを組んでいるGuinguette Pirateの姉妹船として、1年がかりで改造され、2月中旬からテクノクラブとして営業開始。「ブルターニュ沖で灯台船を見て以来、セーヌ河に浮かべたらなんと突飛でおもしろいだろうと、スタッフ全員でヨーロッパ中を探した」
友沢ミミヨがフィーチャーされたパンフレット
サタポがリミックス盤に参加したCOM.Aも参加
これはフランス滞在中に行われた別イベントのフライヤーだと思われます。the Sabotenはホッピー神山がやっていたバンド。対バンなのかな?
このBatofarのイベントを記念してコンピレーションCDがリリースされています。
Batofar Cherche Tokyo (SONORE 2001)
Features: Yuko Nexus6, Fanta, Thermo (ex-Melt Banana), Atau Tanaka, Chika Shinohara, Kangaroo Paw (Neina), Satoru Wono, The Saboten, Tagomago, Noriko Tujiko, Phnonphen Model, Santanicporocultshop, Kohji Setoh.
後にnejiからもリリースをするYuko Nexus6等、サタポと交流のある人の名前も見られます。
実は2種類のCDがリリースされていて、下記サイトによるとSONOR盤が公式でBATOFAR盤はプロモとなっています。BATOFAR盤のほうがメジャーな人が多いような…
当時のライブの模様は配信されていたようで、その貴重な映像がアップされています!!2001年当時だとADSLが普及しだした頃だと思われますが、ライブの配信ってかなり珍しかったのでは。
サタポの経歴を辿っていくと2001年にいきなりフランスでライブをしているのが謎で、じゃあこのオファーはどこから来たのかという事なんですが
サタポの別ユニットともいえるユニープスケレテン(別項目で触れます)
で2000年に共演している Dragibus 経由の可能性があります。
個人的な推測ですが、
Dragibusがサタポの3rd「Belle Excentrique」をヨーロッパに紹介して、そこからサタポの存在が海外で知られるようになった…と考えると、サタポがアメリカよりも特にEU圏で知られていて、その後のリリースがヨーロッパに偏っている事の説明ができるように思います。
nejiからも当時のライブ録音がリリースされている。