「ちょっと会議くん」というLINEボットをつくりました
ふだんは建設業界でアプリの企画などをやっています、じょうもんです。あと夜間建築学生も
いままでLINEボットはサンプルを作っていた程度だったので、ちゃんとしたもの作ってみたいなと思って開発をはじめました
つくったもの
グループ内で質問を決まった時間に送ってくれる簡易ミーティングボット(定例会や情報共有など)
質問設定から入力、共有までがLINE内で完結
つくるまで
アイデア探し
アイデアを見つけるには、進んでいる他分野の事例を参考にすると良いといわれています
私の前職は河川設計者だったのですが、そのときは道路設計のほうが形状が固定的なためデジタル化を進めやすく、多くの先進的な事例があったのでよく参考にしていました
またさらに最新の情報を知りたければ土木より建築、土木建築ふくんだ建設業界より製造業界の事例を参考にみて、河川設計に応用するという感じでした
他チャットツール
今回のLINEボットもそんな感じでアイデアをみつけました。参考にしたのはLINEと同じジャンルのチャットツールであるSlackやdiscordで人気のボットです
Slackは業務でよく使われるツール、discordはゲームなどのコミュニティでつかわれています。ほかにもWeChatやカカオトークなど海外のLINE的なものを調べても良かったかもしれません
参考にしたボット
わたしが参考にしたボットはSlackのオンラインスタンドアップミーティングを支援するGeekBotです
GeekBotは、グループに所属するメンバーにたいして決められた時間に設定した質問チャットを個人に送信します。その質問に答えおわると、回答をまとめてグループに送信します
このボットを使うことで、進捗状況の共有やこまっていること、助けてほしいことなどの共有ができ、オンライン上でもスムーズに仕事が進んでいくというメリットがあります
わたし自身もこのGeekBotを使うことで、毎日業務の進捗報告をおおくの上司に行わずに済ませることができ、とても便利さを実感していました
チャットツールのちがい
Slackのボットをそのまま持ってきてしまうと、LINEとはユーザー属性が異なるため、うまくハマりません
それぞれのツールの違いは以下の通りです(GPT4君ありがとう)
LINE: 日本を始めとするアジア圏で非常に人気があり、若者から高齢者まで幅広い年代に利用されています。スマートフォンユーザーを中心に、プライベートなコミュニケーションツールとして使われています。
Slack: ビジネスコミュニケーションツールとして広く利用されており、チーム内コミュニケーションやプロジェクト管理に特化しています。エンジニアやデザイナーなど、技術系職種での利用が特に多いです。
Discord: 元々ゲーマー向けに開発されたプラットフォームで、リアルタイムの音声チャット機能が特徴です。最近では、趣味のコミュニティや小規模な団体にも利用されるようになっています。
今回はSlack(ビジネス用)→LINE(一般用)なので、ターゲットを変更する必要があります
一般利用でGeekBotのようなオンライン報告・進捗共有することがありそうな事例を探してみると、以下のアイデアが浮かびました
大学ゼミなどでの進捗共有
子供が巣立った家庭の情報共有(または祖父母)
バイトなどの日報
以上よりターゲットは主に大学生で、だれかに情報共有・報告するためのボットの開発をめざしました(ぼんやり)
つくる
使ったもの
LINE messaging api: 任意のタイミングでユーザーにメッセージを送信できます。ユーザーからのメッセージに対しては、応答メッセージを使って返信できます
LIFF: ウェブアプリにLIFF SDKを組み込むと、LINEプラットフォーム上の情報やLINEアプリと連携した機能を扱うことができます。またLINE上でウェブアプリを起動できます
firestore(firebase): モバイルアプリやウェブアプリのデータの保存、同期、照会がグローバル スケールで簡単にできる NoSQL ドキュメント データベースです
functions(firebase): Firebase の機能とHTTPS リクエストによってトリガーされたイベントに応じて、バックエンドコードを自動的に実行できます
デザイン
大学生向けに、可愛くておしゃれな感じを目指しました。アイコンはAI生成でシンプルで可愛いロボットを出力してもらいました
また、通知が届いたときのメッセージヘッダーは「shigureni free illust」さんからダウンロードしました。ありがとうございます!
まとめ
LINEボットに限らずサンプルを作り終えて、次何作ろうか悩んでいる方は、ぜひ他分野で使われているものを参考にアイデアを見つけてみてはいかがでしょうか。
今回作成したちょっと会議くんについて、もし少しでも興味を持ってくれたかたは、下記リンクから詳細を見ていただけると幸いです🤖