手塚治虫を手伝った藤子不二雄と石ノ森章太郎と作品について
手塚治虫さんといえば、
プロダクションを経営して多くのアシスタントを
採用していました。
このブログでは、手塚治虫さんがプロダクションを
立ち上げる前に手伝った漫画と、
その作品について書きます。
「ボクのまんが記」(朝日新聞出版)からの引用です。
目次
藤子不二雄
石ノ森章太郎
横山光輝
永島慎二
まとめ
藤子不二雄
「藤子さんに、その後手つだってもらった
こともあります。
『漫画少年』にかいていた『ジャングル大帝』の
最終回には、わざわざ旅館まできてもらって、
嵐の場面をかいてもらいました。」
藤子不二雄Aさんが手塚治虫さんを手伝うのは、
「まんが道」でも印象的なシーンです。
石ノ森章太郎
「石森章太郎さんも、
まだ学生服をきていたころ、
手つだってもらったことがあります。」
まだ宮城県の高校生だった小野寺章太郎が
上京して手伝ったのです。
「それは『鉄腕アトム』の『電光人間の巻』です。
旅館でかいているうちに、
石森さんがくににかえる時間になってしまったので、
一部の原稿をそっくりもってかえってもらいました。」
石ノ森章太郎さんは「漫画少年」で「二級天使」を
連載していたので、その実力を知っていたのでしょう。
横山光輝
「横山光輝さんにも、
かけだしのころ手つだってもらったことがあります。
『鉄腕アトム』の『ミドロが沼の巻』がそれです。
そのほかにもロックのシリーズや
『黄金都市』の代作もしてらもいました。」
のちに「鉄人28号」で手塚治虫さんをしのぐ
人気をほこった横山光輝さんも手伝っていたのです。
永島慎二
「いま、テレビまんが『ジャングル大帝』の
演出をしている永島慎二さんにも
『丹下左膳』を手つだってもらったことがあります。」
永島慎二さんは一時期、虫プロダクションに所属して
いましたが、「丹下左膳」はその前のことでしょう。
まとめ
その他には松本零士さんや高井研一郎さんも、
手塚治虫さんが九州に行った際に
高校生ながら手伝ったという話もあります。
手塚治虫さんを手伝ってその背中を見て、
漫画家として大成していったひとが多いのでしょう。