上原正裕一般質問_稲田公園の再編整備(果たして民間活用だけが答えか?水害対策機能は付加できないか?地元の声は?)_令和6年12月川崎市議会定例会
①改めて稲田公園の再整備に向けた経緯と、今後の計画、その進捗を伺います。
①建設緑政局長 稲田公園についてのご質問でございますが、稲田公演につきましては、開設後50年以上が経過しており、施設の老朽化や利便性の向上、社会変容による市民ニーズの変化などへの対応が必要であることから、再整備に向けた検討を進めているところでございます。再整備に向けましては、これまで公演利用者のニーズや民間活力導入の可能性などを把握することを目的として、イベントや実証実験等を行うなど、再整備に向けた検討を進めているところでございまして、今後、再整備についての考え方を整理した上で、地域の皆様等のご意見を伺い、基本計画を取りまとめてまいります。
②民間活用のデメリットは、賑わいの創出に伴う混雑、ゴミ、交通と考えられます。これらは地域とのハレーションを生みます。対応を伺います。
②建設緑政局長 稲田公園についてのご質問でございますが、民間活力導入に向けましては、川崎市PPPプラットフォーム意見交換会等により意見聴取のほか、公園利用者のニーズ調査を目的としたイベントや、実証実験として実施しているキッチンかーの出店等も参考に検討を進めているところでございます。民間活力導入にあたりまして、実施したイベントや実証実験において大きな混乱は生じませんでしたが、引き続き、知己の高型への影響について配慮し、検討を進めてまいります。
③令和6年第3回定例会における自民党代表質問に対する答弁で、稲田公園に雨水貯留機能を備えることは可能であると示されました。検討の必要はないのか、上下水道事業管理者に伺います。これを踏まえ、公園整備スケジュールについて変更の要否についての考えを、藤倉副市長に伺います。
③上下水道事業管理者 稲田公園への雨水貯留施設設置についてのご質問でございますが、三沢川地区の浸水対策のうち、稲田公園を含む約80ヘクタールについては、三沢川の計画高水位よりも低い場所が点在することから、菅第3公園にポンプ施設を設置し、浸水被害を軽減する計画としており、現在、実現に向けた調整を進めているところでございます。本計画につきましては、地域に降った雨を最下流部に設置するポンプで、三沢川へ排水することとしており、ポンプ施設より地盤が低く、上流に位置する稲田公園への、浸水対策用の雨水貯留施設の必要性はないものと考えております。
③建設緑政局長 稲田公園についてのご質問でございますが、当公園への雨水貯留施設の設置につきましては、現段階では検討されておりませんので、公園再整備のスケジュールには影響はないものと考えております。
④稲田公園の予定地は都市計画されていますが、一部住居が存在します。結果として、稲田公園は観光道路側とそのほかに大きく分かれた状態で、観光道路側の小さな公園の利用はさほど多くないと認識しております。この利用頻度の小さい方の稲田公園について、本市の認識を建設緑政局長に伺います。また住居があることから、地域実勢を鑑みて、都市計画変更が必要と考えますが、見解を伺います。
④建設緑政局長 稲田公園についてのご質問でございますが、市道菅野戸呂1号線に接する当公園の一部につきましては、「災害発生時に活用できる場所にしたい」という地域の皆様のご意見をいただいたことから、避難場所となる広場の整備を行うとともに、かまどベンチも設置したものでございまして、防災訓練において活用されているところでございます。都市計画の変更につきましては、現在進めている再整備の検討の中で、基本的な考え方を整理してまいりたいと考えております。
⑤また近隣には、稲田水源地跡地、鑿井跡地など、利用可能な利水施設の跡地が点在します。稲田公園に取
り込み、一体的に運用することを検討すべきと考えます。見解を伺います。
⑤建設緑政局長 稲田公園についてのご質問でございますが、当公園周辺の利水施設の跡地のうち、駐車場の出入り口に近接している、作成跡地につきましては、公園の都市計画決定区域内に位置していることから、公園の利便性向上等に向け、再整備の中での一体的利用について関係きょと調整してまいりたいと考えております。また、他の跡地につきましては、都市計画区域街であることから、再整備の検討対象となっていないところでございます。
⑥地域の声の聴取についてです。これまでの意見聴取実績とその内容、今後の取組を伺います。またバスケットゴールの設置など従来から要望のあった事項だけでなく、スケートボードやドッグランなどの要望の声も多様化しています。多様化する声をどのように取り込んでいくのか、見解を伺います
⑥建設緑政局長 稲田公園についてのご質問でございますが、地域ニーズの把握につきましては、本年8月から実施した3回のイベント時における来場者アンケートや、地域にお住まいの方々へのアンケートを通じて、再整備に向けてご意見をお伺いしたところでございまして、引き続き、公園内での二次元バーコードを用いたアンケート調査を実施するとともに、地域の皆様との意見交換を行ってまいりたいと考えております。