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人生は足し算だ

よく「人生は掛け算だ」と言われます。

自己啓発本を読んだり、セミナーをやってる人のSNSを見たりすると「1.01 の法則」なるものをよく見かけます。

1.01 x 1.01 x ... と365回掛け算をすると 約38 になり、ほんのちょっとの毎日の積み重ねが 38 という大きな数字になる。逆に 0.99 x 0.99 x ... と 365回掛け算をすると 約0.03 になり、ほんのちょっとのさぼりが 0に近づけてしまう。といったお話。

前の日よりもほんのちょっとだけ努力すると1年で大きく成長する、積み重ねが大切だ!と言いたいのだと思いますが、、、

私、アレ、正直言って「嫌い」なんです。(どーーーーーん!)

何で掛け算なんですかね?

0の日があったら人生無かったことになるんですかね?

(まぁ、そんなことを言いたいのではないのでしょうが、どうしてもそこを考えてしまいます)

というか、

0の日って大切じゃない?

というのが私の持論です。

今の日本、ものっっっすごく集中して3日分の仕事を1日で終わらせて2日休むってことが出来ないですよね。こういう人は評価されない世の中なんですよね。毎日毎日コンスタントに 1 を出す人。欲を言えば先にあげたような 1.01 で成長していく人はすごく評価されます。労働の基準でも「3日分の仕事を1日でやれる人」に関しては何も記載されておらず、それよりも「週40時間働くこと」の方が重要で、「週40時間働くこと」そして「働き過ぎないこと」を守れる人が評価されます。

なんか変じゃないっすか?

これ、会社の代表が言っちゃダメなのかもしれませんが、「2日休むために3日分のパワーを1日に注ぎ込める人」ってすごくないですか?まさに「大統領のように働き、王様のように遊ぶ」の典型ような人。

これが日本だと許されないんですよね。(注:海外は知りません)

これと同じくして「体調に波があって調子の良い時はガンガン仕事できるけど、ダメな時は1週間ぐらい寝込んでしまう」という方もいらっしゃいます。発達障害の方に多くみられる傾向です。特に気圧の不安定な梅雨時や秋口は寝込みっぱなしの人、多いです。こういう人は先の基準を満たせなくて雇用されないという人が大半です(最近は時短の仕組みも出来てきましたが、週20時間で 0.5人として雇うよりも週40時間働ける人を 1.0人として雇った方が会社も楽ですから、なかなか浸透していません)。

私は 0 の日があるから 1を2にも3にも出来ると思っています。

経営者のみなさん、1を 1.01 として働くのもすごく大変だし貴重だし戦力として重要ですが、スーパーサイヤ人みたいに時々すごいパワー出せる人も欲しくないっすか?

ぶっちゃけると「日本の法律変えるべき」と思ってます。

話を戻すと「人生は掛け算」だとすると、0が怖くなってしまいます。「人生は掛け算」論者は「人生は足し算」とすると、急成長や指数関数的な伸びが期待できないので夢を持つために「掛け算」と言っている人が多いのだと思いますが、積み重ねってやっぱり足し算なんだと思うんです。スキルを習得するには「10000時間」という法則もありますが、あれも足し算系です。

ただ、足し算をしていったら、いつの間にか1を3にするスーパーサイヤ人モード(←勝手に今名付けた)が通常時も出せるようになります。3を普通に出していくと、3を9にするスーパーサイヤ人3モード(←これも今勝手に名付けた)が出せるようになります。

そう考えた方が人生楽しいですよね。

私はいろいろ考えて、いろいろ経験して、いろいろ遊んで、なんでも恐れず楽しみたい派です。

まとめ

0を恐れず。0を楽しむ。


というところで、今回はここまで。


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