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ウェブアクセシビリティ診断講習会
本日は、サニーバンク主催、ウェブアクセシビリティ診断講習会を実施いたしました。
※ウェブアクセシビリティ診断講習会とは、企業のウェブサイトが高齢者や障害者(目が見えなくて読み上げソフトを使ってる人や手が震えて使いづらい人など)にも使いやすくなっているか診断するために必要なスキルと、問題点を言語化するにはどうすればいいかといった点を実習を兼ねてトレーニングするものです。受講者はその後、サニーバンクからの診断のお仕事を依頼することがあります。
今までは各地に行って対面で実施していましたが、オンラインに切り替えて zoom でやるのは2回目です。(ちなみに福岡開催の様子はコチラ)
いつもは6名程度の参加者で実施していたのですが、今回は10名でやってみようと、ちょっと参加人数を増やしてみました。
リアルタイム字幕にチャレンジ
字幕もチャレンジしてみました。リアルタイムに字幕修正してみましたが、これは大変ですね。集中力が必要です。そして字幕修正している時は単語に集中しすぎるために、話の全体像が頭に入ってこないので、字幕修正するときは全体バランスは見てられないなと新たな教訓を得られました。
とはいえ、「JIS X 8341-3」や「眼球使用困難症」など、字面にすることで「?」と思ったことが理解できる部分もあるので、字幕は今後も続けていきたいと思います。
※字幕は聴覚障害の方のためだけでなく、発達障害の方などで理解に時間のかかる方や、目と耳の両方で情報を得た方が分かりやすい方、音が途切れた場合などにも有効です。
あとは字幕修正をリアルタイムに出来ると、今後 e-ラーニングコンテンツを作成するときに、そのまま修正した字幕が利用できるので、一石二鳥になります。
<宣伝>リアルタイム字幕(字幕実況)にご興味のある方は「サニーバンク」までお問合せください。</宣伝>
オンラインのメリット・デメリット
今までは現地に赴いて講習会を実施していました。
それはそれでメリットが沢山ありました。
・顔を合わせることで相手の状況が分かりやすい
・質問しやすい
・雑談に花が咲く(いろんなスキルを持ってる方のお話や体験談を聞くのはとてもためになる上に楽しいです)
・疲れてるのが分かるので休憩を入れやすい
・終わった後にいきおいで飲みに行ける
今回2回目の zoom 開催では下記のようなメリットがありました。
・家から参加できるので移動が大変な方はこれだけで嬉しい
・不安障害の方などはリラックスしやすい
・感覚過敏の方などは部屋の暗さや音量などの環境を自分に合わせられるので受けやすい
・自宅の整ってる環境で実習ができるので、実習が進めやすい
・(運営として)会議室や資材を借りなくていいので安く済む
今後の対策としては下記の部分に気を付ける必要があると感じました。
・参加者が多くなりすぎると個別の話をする時間がなくなるので、都度人数調整する
・不安障害の方などで質問するのをためらわなくていいように、チャットなどの複数の質問窓口を用意する
講師側(スタッフ側)も初めてお会いする方とお話すると、新たな発見が多々あります。
スタッフ以外は全員障害者なので、それぞれの障害の種類の違いや困りごとの違いの豊富さに驚かされますし、驚くたびに対策をしないとなぁと実感します。
これからもコロナが落ち着き次第、現地に赴くことも再開し、zoom は zoom でそちらの方が良い方も多いので継続し、当日体調不良などで参加できなかった方のためにも e-ラーニング の環境も作っていきたいと思います。
まとめ
これでウェブアクセシビリティ診断が出来る仲間がまた増えました。
同時に並行して進められる案件数も増えると思います。
これからはもっと診断が出来る人を増やして、沢山の案件を並行して処理できるようにして、沢山の人に報酬を支払えるようにしていきたいと思います。
ウェブアクセシビリティ診断は障害者の方々にとって、「報酬がもらえる」以外にも、「自分たちが困ってる部分を理解してもらえる」「企業のウェブサイトが使いやすくなる」と、良いことづくしです。目いっぱい日本中に浸透させていきたいと思います。、
これからもよろしくお願いいたします。
というところで、今回はここまで。