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想像って難しい(考える自由)

最近また「ACジャパン」のCMが増えてきたように思います。

震災後に「ポポポポ~ン」のCM(覚えてますかね?)が何度も流れたことで多くの人の心に強く残っていると思います。

企業が大打撃を受けたことで急遽CM枠に穴があき、そこにACジャパンのCMが入ります。

震災時は同じCMが何度も何度も流れるため「トラウマになる」と話題になりました。それ以降はトラウマにならないように有事のためのパターンを多めに用意しているそうです。

そのACジャパンのCMが最近増えてきています。大打撃を受けた企業が多いということだと思います。心配ですね。

そして、その中に気になるCMがあったので、今日はそのお話です。

セーブ・ザ・チルドレンの「子どもたちの惑星」

こちらでそのCMを見ることができます。

詳細はセーブ・ザ・チルドレンのサイトもご覧ください。

このCMは見たことありますでしょうか?

これは、宇宙のとある星のおはなしです。
その星では、おうちにも学校にも遊び場にも、爆弾が降っていました。
その星では、14才以下の少女が7秒にひとり、結婚していました。
その星では、1億5000万人もの子どもたちが働いていました。
その星は、地球です。
この物語を変えましょう。セーブ・ザ・チルドレン。

これだけでも衝撃的な内容ですが、もしかするとこの内容に対して想像が上手く出来てない人も多いのかな?と思ったので、少し細かく説明してみようと思います。

(以下はちょっと刺激が強いかもしれませんので、刺激の強いものに反応してしまう方はここで終わらせてください)

・世界では5人に1人の子どもが紛争下で暮らしています。

爆風で飛んできた金属片が目に入って失明した子供がいます。地雷を踏んで右足を失った子供がいます。それだけじゃないんです。病院に行くお金がありません。清潔にしておくための水がありません。十分な食料がありません。そのため傷ついた部分から壊死していきます。栄養が十分ではないので治癒しません。痛いけど痛み止めの薬なんて買えません。痛いままで何もできないという子どもたちが今もたくさん暮らしています。紛争下で暮らしている子供は5人に1人、ある一部じゃありません。マイノリティでもありません。

地雷がそこかしこにある生活。地雷は「人を殺さない」というのを目的に作られています。死なない程度にダメージを与えます。負傷兵は戦地から連れて帰らないといけないので戦地から二人分の兵力を奪えます。そしてそういう負傷兵は国に戻っても精神的身体的にも働ける状況にはない上に、治療費やリハビリのための費用がかかるので、国の経済力にも影響を与えます。そういう「悪魔の兵器」は安く簡単に作れるので適地に大量にばら撒かれます。そんなものがそこかしこにある生活。それが当たり前になっています。


・世界では14才以下の少女が7秒にひとり結婚しています。

これは「強制的にいやいや結婚させられる」のではありません。いやいや結婚させられるのであれば声を上げる人が増えれば問題となります。そうならないように「教育を与えません」。当然のごとくパソコンやスマホも無いので情報は得られません。文字も読めないので、自分の周りの生活が全てです。情報も知識もないので、結婚することに対して疑問も持ちません。「そういうもの」として結婚していきます。選択云々の前にあらゆるものが奪われている状況です。それが当たり前になっています。

日本は非常に恵まれています

日本ではこのような話は聞かないので想像は難しいと思います。

自分が選択出来ているという「自由」に気づいてないことも多いです。

転んで血が出た時にすぐに水で洗える豊かさ、病院に行ける豊かさ、疑問を持てる豊かさ、批判できる豊かさ、行動できる豊かさ、考える豊かさ、そういったものをもっと考えるべきだと思います。

まとめ

選択すらできない人たち、選択肢以前の人たちが沢山います。

そういう人達のことを想像することで、もっと「権利」とか「自由」とかを考えていきたいですね。

私も出来るところから考えていきたいと思います。

というところで、今回はここまで。


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