「障害者?」「障がい者?」「障碍者?」
今回は障害の表記についてです。
以前、「障害者を別の言い方にすると?」というテーマで note を書きました。
( #障害者という言葉 )
チャレンジドや、ハンディキャッパー、disabled などのいろいろな呼び方について書きました。
その時の私なりの結論は、
「障害者」は「障害者」でいいと思います。
というものでした。
今回は、この「障害者」の書き方についての私なりの考え方を書きたいと思います。
アンケート結果
弊社の障害者専門クラウドソーシングサービス「サニーバンク」にて、障害表記についてアンケートを取りました。その結果がこちらとなります。
(【サニーバンク会員アンケート報告】障害表記についてのアンケート)
障害当事者の生々しい意見が沢山あります。是非一度ご覧ください。
結果の数字もそうですが、個別のフリーワードの意見が刺さります。
記述にこだわる暇があったら支援を充実して欲しい
はい、頑張ります!
話は戻りまして、弊社といたしましても可能な限り当事者の方々の意見を反映しようとは思いますが、すべての意見を反映するのは難しいです。また、多数決といった決め方も可能な限りしたくないと思っています。
ということで、私の考えを述べようと思います。
私の場合
私の考え方は「障害」とは「障害物競争」などで用いる「障害」と同じで「ハードル(段差)」のことだと思っています。世間がモノやサービスを作る時に、使えない人を作ってしまうことで、世間との段差を作ってしまう。あるいは、意識的に「助けが必要な人」と下に見てしまう心の「段差」。そういったものと同一の意味での「障害」だと思っています。
なので、「害」に負のイメージがある、といった印象は私にはありません。
仮に「害」に負のイメージがあるとしたら、近所の幼稚園や小学校の運動会のプログラムの中の名前も「障がい物競走」にすればいいし、オリンピックの正式種目も「障がい馬術」にしていいと思います。「うちの子に害のあるプログラムはやらせられません!」とかクレームつければすぐに対応してくれると思います。
そうだと同意するようでしたら、世間の「障害」を「障がい」にしていくべきだと思いますし、なーんかモヤっとするようでしたら、それが既に「障がい」に対するイメージです。
とまぁ、屁理屈書きましたけど、そんなに深く考える必要はないのかな?とも思ってます(ここにきて!驚!)
私には「障害者だけ害をひらがなにするのは、逆に気を使わせ過ぎてる印象があるので、普通にしてください」と当事者の方に言われた言葉が一番重くのしかかってます。
気を使い過ぎるのは、その時点で自分で「段差」を作ってるのかなとも。
ということで、まとめ
私は(そして「サニーバンク」は)、「障害者」表記でいきます。
お互い気を使わない関係でいましょうね。
忘れてた!!!
こういったアンケート、会員向けに何度か実施しています。
企業様で障害当事者の方々に聞いてみたいことや、使ってもらって意見が聞きたい等ありましたら、なんでも連絡ください!(営業モード)
というところで、今回はここまで。