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Hey! ピクミンをクリアした感想
2023年7月21日、ピクミン4が発売されましたね。初週で40万本近く売れて、シリーズファンからは歓喜の声が上がりまくっています。
そんな中、自分は3DSで黙々と『Hey! ピクミン(以下Heyピクミン)』をプレイしていました。ピクミンのamiiboを持っていないにもかかわらず。
スピンオフからピクミンを触れてもいいのかと思いつつ、自称2Dアクション好きでありピクミンシリーズが気になる者としてやっておきたいなという気持ちになったので、勢いでHeyピクミンをほぼ完全クリアまでプレイしました。ここからは、その感想を述べていきたいと思います。
概要
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https://twitter.com/game_tanteidan/status/1547219461975199745?t=n7EST_fSsouzL0heSrH3wg&s=19
2017年7月13日、3DSで発売されたゲーム。
ジャンル:タッチアクション
プレイ人数:1人
発売元:任天堂
開発元:アーゼスト
開発元のアーゼストは、『バランワンダーワールド』などが(悪い意味で)有名な会社です。Heyピクミンの悪評はあんま聞かないけどね。
ちなみにこのゲーム、当時のネコマリオタイム(第93回)でも紹介されていました。ゲームの映像を流しながら歌ってるだけでした。それは紹介なのか…?
メインモード
・ストーリー
宇宙をまたにかけるホコタテ運送のベテラン社員、キャプテン・オリマー。今日も仕事を終え、ワープで帰宅しようとしていた。
ところがワープに失敗。ロケットは隕石にぶつかってしまい、そのまま未知の惑星へと墜落してしまう。ロケットはなんとか無事であったが、再び飛び立つために必要な「キラキラエネルギー」がなくなってしまった。必要量はなんと30000キラ。
途方に暮れていたところに見慣れた姿が…そう、この星にもピクミンが生息していたのだ。オリマーはピクミンの力を借り、30000キラのエネルギーを集める決意をするのであった。
(『ゲームカタログatwiki | Hey! ピクミン ストーリー』より)
ストーリー要素は薄めだけど、少なくともこのゲーム単体での設定崩壊は起こしていなかったはず。
・UI
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https://www.amazon.co.jp/%E4%BB%BB%E5%A4%A9%E5%A0%82-Hey-%E3%83%94%E3%82%AF%E3%83%9F%E3%83%B3-3DS/dp/B06Y99PDP9
結論から言うと、かなり良いと思いました。
簡潔にまとめると、
・下画面はアクションをおこなえる
・上画面は現在の状況を確認できる
と無駄がない。
ステータスを上画面の上端に追いやることで、フィールドが広く見えるのもGood!
ちなみに移動はボタン操作となっていて、両利き対応です。右利きは普通に十字ボタンやスライドパッドを使えますが、左利きの自分はABXYボタンを駆使して攻略しました。
・ステージ
今作に登場するピクミンは以下の5種類。
・赤ピクミン
・黄ピクミン(1-B~)
・青ピクミン(2-A~)
・岩ピクミン(3-A~)
・羽ピクミン(5-A~)
どのピクミンにも異なる特長があり、それを使い分けていく楽しさがある。
しかしほとんどのステージで1~2種類、最大3種類しか出てこないので、そこまで使い分ける場面は多くなかった。でもそのおかげでかなりシンプルになっていたね。
ステージは全体的に簡単だったけど、レベルデザインの秀逸さのおかげか結構やりごたえがあった。しかし、全体的にステージが長めで、慣れるまでは少ししんどかった…
また、ステージの途中には「寄り道ポイント」や「キラキラの泉」といった分岐も存在する。
これらはすぐに終わるテンポの良さもあり、かなり楽しかったね。特にキラキラの泉はスマホゲームみたいだったので、できるのならばスマホに移植とかされないかなーと期待している。
・やりこみ要素
毎度のことだが、3つに分けて紹介します。
まず挙げるのは図鑑。とにかく凝っていた。
短めの文章が大量にあるので、そこに書かれている登場人物のことについて、読めば読むほど興味が湧くのよね。
しかも、原生生物図鑑は様々な角度で見ることができる!3DSの操作性の恩恵を受けまくっていて見やすかった。
原生生物のイラストを描きたい人にも、Heyピクミンをおすすめできそうな気がする。
次は広場。意外とあっけなかった。
簡単に説明すると、「ステージから連れて帰ったピクミンに、広場の障害物を取り除いてもらう」というモードです。
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広場の最奥部まで来ないと見られない
こちらは、ピクミンにどこの広場で労働させるかの指示しかできず、広場の障害物をすべて取り除いても特に何かあるわけでもない。
ピクミンの仕草をひたすら眺めたい人向けなのだろうか…でも眺め続けてたら眺め続けてたで「はよステージ行けや(意訳)」と怒られたんだよね…
正直、もう少しなんかあればよかったなーと思った。
最後はやりこみ要素。
・隠しゴールを探す(各エリア1ステージのみ)
・無犠牲クリア(マークが付く)
・おたから集め
無犠牲クリアは難しくはなかったけど、失敗したときにやり直すのがめんどくさかった。終盤で何度もミスり、何度も萎えていました。人によっては苦行に感じるかも…
まとめ
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他は中古で残ってたデータです
今作は初心者向けだと感じた。
冒険の目標となる「30000キラ」、多そうに聞こえるけど、おたからを集めていけばすぐ達成できる。というか、そもそもステージに通常のやつがいっぱい出てくる上、一度取ってもステージクリアで復活するので、同じとこ周回で達成できるから、すげえ激甘調整だと思ったね。(ネタバレになるけど、30000キラ集めてもクリアにはならないことだけ言っておく)
とはいえ、こんなに独自システムの強いとこから入るのは逆に初心者に優しくない気がするので、「アクションゲーム初心者でも遊べるゲーム」と言うべきかな。
やりこみ要素が薄いのは、初心者にとってはむしろ「シンプルという長所」になるから、本編の難易度に偶然噛み合った感がある。
個人的にはけっこう気に入っているので、この路線の新作があるならやってみたいなーと思っております。
ちなみに、似たシステムのゲームだと、「あつめて!カービィ」がおすすめです!
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こっちの無犠牲クリアはHeyピクミンの比にならんほどキツかった
こっちはかなり難しいけど、やりこみ要素は十分どころかむしろ多すぎるので、歯ごたえとボリュームを求める人に最適!
ー余談ー
独自システムが多く、書くのにかなり苦戦しました。
どこをどこまで説明し、どこをどう思ったかを悩みまくった結果、全然うまくまとめられませんでした…
これでも頑張ってまとめた方なので許してくれ