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DIVE INTO 反社

私は東京の会社で不動産会社のプログラムを作っていたが弟が実家の会社を辞めたので父親に帰って来いと言われた。何をしているのかよくわからないまま実家の会社に入った。大失敗である

数年前までトラックの運転をしていたはずの父親が商売を始めてしまった。そのため私が2代目という立場になった。昔から2代目ってなんかいいイメージがなかったのに自分がそれになってしまっていたのである。しかも大人になってから

そんな状態であったので個人的には家で働いているだけの奴だったのだが人はそうはおもわない。「社長の息子」である。しかし大人になってからなので言葉ではわかるものの肌感覚がない

そんな小さな会社ではあったのだが社員旅行もあった。家で働き始めて最初の社員旅行は北陸の方にいったとおもう。そこで記憶では2次会的に大きなホールで結婚式のように丸テーブルで他のグループもたくさんいる状態。うっすらとしか覚えてないが何かショー的なものが前の舞台でおこなわれていたかもしれない。もしくはカラオケか

普段はおとなしくしているが調子に乗って最後に怒られてしまうタイプの私は酒に酔っているのをいいことに何か面白いことをしなければならないと自分のコップを持ったまま近くのテーブルの集団に乱入した

「いえぇぇぇーーい!」

空いている席に座ると隣にはイケメンのお兄さんがいた。お兄さんは苦笑していた。誰だかわからない他人がいきなり乱入してきたので当たり前である。私は酔いながらお兄さんと話し始めるとお兄さんは何故か自分の小指を見せた

小指の先っぽがなかった。普通小指の先っぽがなければわざわざ見せたりしないはずなのにお兄さんは見せてくれたのである。私は「どうしたんですか?」というとちょっと事故でと笑っていた

そのとき周りにいた人も何故か笑っていた。私は意識の7%ぐらい「あれ?ちょっとこの集団に乱入してよかったのか?」とおもっていた。そんなにきれいに小指の先っぽだけ無くなるのだろうか?が酔っているので話を続けた

この時会社の人間は「社長の息子」が知らない人のテーブルに勝手に入っていたので焦っていた。どういう集団か雰囲気で見たらわかったのかもしれない

集団のテーブルにはうちの会社からボトル1本入れられた



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エディーヌ会長
スープラ欲しいんですけど〜