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回想録 八、旅行の思い出 その1
時刻表とガイドブックを頼りに計画し、日本の各地を巡った。宿と切符は旅行会社で。
自分で計画したものは良く覚えている。
行った所で印象に残ったものを書いてみる。
<全>は全職員で。
<グ>はグループで。
<個>は一人で。
<個> 利尻・礼文島
羽田から稚内まで直行便で行き、あとはフェリー。利尻は海上に浮かんだ富士山のよう。天気の良い日は少なく、見えないとのこと。
昆布を干したり、加工するところを見た。宿では毛ガニの食べ方に苦労した。うに丼は美味しかった。バフンウニは三割ほど紫ウニより高い。
礼文は花盛り、高山に咲く花もある。
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レブンアツモリソウも咲いていた。六月で暖かい日が続いたため。
フェリーから見た海の色が群青色で、波の白さと併せてきれいだった。
<全>北牧小の所に書いた。略…南・中北海道
<個> 津軽・下北半島 青森
太宰治の「津軽」を読んで行った。
竜飛岬まではレンタカーで、岬の宿の下に青函トンネルがあり、列車が通ると明かりがつくようになっていた。十三湖を見、太宰の斜陽館を見て、丸山縄文遺跡を見た。
版画の棟方志功の記念館、夜は津軽三味線を聞いた。
下北半島ではニホンザルの北限というところで保護され野菜畑の天上まで網で囲まれた中で人が作業していた。
恐山では風車と巫女の話、バスガイドの青森弁が面白かった。大湊ではホタテが美味かった。東北弁がきけるかと思ったが、普通では聞けない。尻屋崎へ行くバスに二人の年寄りが乗って話していたが、さっぱりわからなかった。尻屋崎には野生の馬はいなかった。
<グ> 遠野・三陸海岸・金華山・松島・仙台
津波の前だった。遠野は静かな所。河童伝説も座敷童もいなかった。
三陸海岸沿いの船でリアス式海岸を見た。海水が岩間から波の力で吹きあがるのが見事。ウミネコ(ごめ)が船の客がくれる餌を求めしつこく絡みついた。
田老では、津波に備え六メートルの防波堤があったが、3/11の津波で越えられたとの報。
500人乗りの船に4人だけだった。一番前の船長室で説明を聞いた。女川原発の位置も聞いた。
宿では塩さんまが出されがっくり。松島で食べた寿司のネタの方が良かった。
<グ> 奥の細道
奥の細道300周年の年、天童、山寺、羽黒山、酒田
天童は将棋の町。「岩にしみいる蝉の声」の山寺、最上川の舟下り、雄大な両岸。
羽黒山へは4000段の階段、途中休み処あり。
酒田では「本間様の旧宅」意外と簡素。山居倉庫も見た。
<個> 西伊豆・三浦半島・犬吠埼
西伊豆は海に面した露天風呂、ナマコ壁、コテ絵が珍しかった。
三浦半島は城ケ島で民宿。夕方だったのでホテルはダメだった。海が荒れ、波が岸にぶつかりすごかった。朝は静かだった。
犬吠埼、港近く潮風で、車の鉄部分が錆びて使えなくなるとのこと。イワシの刺身が美味。
<全> 日光・尾瀬・足尾銅山跡
日光はやはりすごい、杉並木も良い。尾瀬は花がきれい。足尾銅山は山の木は復元されていた。
<全><個> 佐渡
相川のおけさ踊り、金山の釘夫の働くときの足や手の動きが基か、きれいに揃っていた。小木港へ直江津より言った時は船が小さく、揺れて皆が船酔いした。
<グ> 金沢・和倉・越前海岸
・城と公園は百万石にしては小さい。
・和倉温泉は有名な宿だが、風呂には中国語かベトナム語かわからないが、大勢の若い人が入って話していた。
企業の接待か。演芸所は大衆的でがっかり。
・越前のカニは生きているのを料理してくれたのが美味であった。以後、旅館や売店のカニがまずく思った。
野生の水仙の群生、一本の茎からいくつも咲いていた。
タクシーの運転手さんに「蕎麦屋の美味しい店は」と聞いたら、「信州にかなうところはない」と言われた。
<グ> 高山・奥飛騨
一位一刀彫、山車、古い家並み、松本の方の家の造りと似ている。大工さんが出稼ぎで来ていたのか?
ロープウェイで西穂高が近いところまで雪景色がすごい。
<全><個> 黒部・立山・ダム
黒部峡谷へはトロッコ電車で、発電所作りでつくられた。ダムがいくつも見える川沿いに温泉がある。
川の水で温度を調節する。登山者の休み所と言う。
宿ではイワナの酒が出る。固そうな石を持ってきて漬物の重しにした。
・立山から大町まで
室堂よりロープウェイ、黒部ダムを見ながら下る。ダムの放水がすごい。
<グ> 高野山・串本・華厳の滝
真田氏ゆかりの寺で泊まる。広い部屋で宴会の時隣の人に徳利が届かない。三つのお膳。
寺の屋根には防火用の水をためておくとのこと。
案内人を頼んで車で寺に。
大きな大名たちの墓が並んでいる。
空海の所へ毎朝食事を出しているとの話。
串本より中の島の宿へ。
魚が沢山。滝は下から見上げる。水量が多い。