16周年
今日、7/30で
生まれて初めてCDを世の中にリリースした日から16年です。
16年前の今日リリースしたCDは「退屈なコッペリア」という7曲入りのミニアルバムでした。
当時17才。18才になる年でした。
コッペリアというのはこのジャケットで足元に転がっているくまのぬいぐるみの名前です。(小学生時代の親友の藍ちゃんが当時、夏休みの自由工作で作って来たもの、手作りでこんなものを作れるんだと感銘を受けたことを思い出したから、こんな私にもこんなものが作れるんだと思えた初めてのアルバムのタイトルにした)
“手作りの作品”というものの概念としてのコッペリア。それから手作りというのは退屈と仲良しなものだと思っている。
退屈なものを見たり、ただたんじゅんにひまだったりする退屈な時間から、何かを作ってみようとしはじめるから。
時は流れて2024年。3日前の27日、インディーズデビュー16周年の(特にきりのよい節目でもないので裏テーマとして扱った)ライブを終えました。
そもそも、横浜に新しいライブハウスReNY betaがオープンするということで、何かこのタイミングでやるにふさわしいライブはどんなものだろうかと考えました。インディーズデビューの日に掛けたライブということで、インディー期からアレンジを多数やってきてくれたjoedaisqueにサポートを依頼するところから始まったこのライブ。
もちろんこの「退屈なコッペリア」から、インディー期にリリースしてきた曲や、joe君が関わってくれた曲たちをメインにセットリストを組んで、全曲リアレンジして、初の試みでの2人編成+同期というライブでした。
セットリストはまたHAKONIWAの方に書きます。
それで、オープニングアクトに関東では初となるUSAGIEZを召喚。
USAGIEZの相方である山田エリザベス良子も、インディー時代ライブハウスでのブッキングで出会った天才で、
2人の天才の宿命の友達と、インディーズデビュー日にちなんだライブを作れてとてもうれしかったです。
16年前から始まった音楽人生のあいだに出逢えたことに感謝。そしてそれが続いている今にもありがとう。現場にきてくださり、新しい音楽の扉の前でまっすぐに感じてくれて、お客さんのみなさんにも心よりありがとうございました。
横浜ReNY betaのスタッフのみなさんも心強く、大変お世話になりました。ニューオープンおめでとうございます!
それから、18年前から私のそばでスタッフとしてがんばってくださっている佐藤マネージャー。
佐藤さんなくして私の今の形はありません。すぐ傍でずっと支え続けてくださっています。時には自分との境界線を見失うほどに!
私は私の形を確認しながら、これでいいかな?って傍にいてくれる人と話しながら、新しいものを納得しながら届けていけることがとても幸せです。
16年間の音楽と共になった半生に感謝を込めてこれを書きました。
ライブに会いに来てくれるみなさん、曲を聴き続けてくれるみなさん、ほんとにありがとう!
そろそろ植田真梨恵の次の作品に真剣に取り組もうとしています。