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12月社長朝礼前半 ー強い意思ー


1、意思を持って行動する

1-1. ミラツクフォームに見える意思

今年の出張日数を数えてみると150日ぐらいはどっか行ってる感じでしたが、逆に言えば210日ほどは京都にいたということで、殆どいない様に言われるし、自分でもそう思ってましたが、意外にいたんだと思いました(笑)

今日はリーダーミーティングも前倒ししてもらって、昼から東京でのミラツクフォーラムに行って、これが多分、今年最後の出張になります。
このフォーラムは今年で10年ぐらいになんのかな。
今年も120名ぐらい集まってるみたいで、しかも招待制でそれだけ集まるんやから凄いもんです。

でもこれ、毎年12月23日のクリスマス時期に全国から集めて、何て迷惑な…と思ってたけど、ずっと貫いてやっていってると、皆、そこを予定する様になっていって、今では毎年恒例って感じで、集客せずとも集まる様になってて、継続していくと価値を帯びていくのだなあと思います。

1-2. ウエダ本社が京都流議定書にかける意思

今でこそ京都流議定書も価値を分かってもらえる様になったけど、1年目からハイアットリージェンシーを3日間貸し切りでやって、しかも1年目が1番規模でかかって、会場でセッションや展示もやって、同時にいろんなことをしてたんです。

ハイアットリージェンシーにて開催された京都流議定書

その中で忘れもしないけど、集客も全然できなくて、200人300人ぐらい入るようなところで3人!というセッションもあったんです。
京大の持ち込み企画で、もともとそれは最初から人が集まらないとはわかっていたし、うちの会社も集客はできませんよー、とは言ってはいたけど、、
お客さん3人ですよ!
そんなスタートでした。

それでもずっと言ってきたことは、
『人の数を追っかけるんじゃない』ということで、それを貫いてきました。
集客が厳しいから広告を出そうとか、チラシを撒いたら?などという話もあったけど、そういうことは一切しないできました。

なぜかと言うと、目的が一般の人向けのイベントじゃないからです。
たまたま前を歩いている一般の方が入ってきてもしょうがないので、そうではなく、いくら厳しくても、あくまでうちの価値を訴求して、自分たちのお客さんや、今後お客さんになってほしい方々に声がけしていかないと意味がないんですよ。

何のためにやってるんですか?
どこで儲けるんですか?
ボランティアですか?

これらのフレーズは言われ続けて来たけど、
参加料無料で、経費もかかるからウエダ本社は完全マイナスで儲かるわけないですよね。
ただ一方で、我々の様な30人も満たないような中小企業が、そんなことを華々しくボランティアでやってたら、それは又、おかしいというか、そんなことはやってはいけないとすら思うので、あくまで「会社」のためにもやってきたんです。

自分のためとか相手だけのためとかどっちのためということではなくて。
要は存在意義とか存在価値の話ですが、自分たちの存在する目的とか価値を向けていったら、地域なり世の中なり、誰かのためになるということなんですよね。
地域なり誰かのためになるっていうことは、当然結果的にちゃんと認められて自分たちに戻ってくる。
ちゃんと利益には繋がってくると思ってやってるわけです。

我々はBtoBなので企業の方にそういう、うちの考え方や価値を分かってもらわないと意味ないんですよ。
だから数を追っかけて、チラシ撒いてとか、広告を使うのではなく、我々が伝えたい内容の企画をして、ウエダ本社としての価値に沿って、こういうことがいいよねとか、こういうことが必要だよねということをラインアップして、そこにうちが想定している客層あるいは呼び込みたい人たちを、自分たちが声掛けして呼んできて聞いてもらうんですよ。

2023年にはウエダ本社と与謝野の2拠点で京都流議定書を開催

普段の営業で、こちらから押しかけていって、僕が「こんな思いを持ってる」と頑張って言っても誰も本気で聞いてきれないでしょ?
だから、良いと思う方向で注目されてる人を呼び込んでキャスティングすると、多少興味持ってもらえるので、そこでお客さんに聞いてもらって「あ、なるほどね」とか「そういう方向いいよね」って共感を持ってもらえると、単に、安ければ良いとか、都合が良いだけではない関係が生まれるわけです。

思想が広がるイコール、僕がいいと思ってることや、絶対こうすべきだとか、こうなるよねって思ってることを、それをいいよねって思ってくれる人たちが増えていく。
 即ち、ウエダ本社の訴求していきたい層が増えてくるわけですよ。
だから冒頭の話、あくまで会社のためにやってることです!ということなんですよね。

1-3. 強い意志がもたらすもの

自分のことだけ!自分が最優先みたいな形で行くと無理もするし信頼を裏切ることになるんだけども。
そうじゃなくってどうやったら役に立つか、みたいなところから考えていったりすると結果的に自分達に戻ってくるんですよ。

だけど、こういった話って大企業だと一万人、あるいは何万人の組織で
「自分達の発信した価値はいずれ戻ってくるよ」なんて言っても
「工場を稼働させられへんし」とか、「従業員に払う給料はどうするんだ」とか、大組織を維持しないといけないんで、そんな方向には進められないんですよ。

だから僕はずっと言ってるけど、中小企業みたいな小さいところの方が面白いことができると思ってるんです。


2、日本が海外に勝つための意思

ぼやき半分だけど、日本の教育で本当に良くないところがあるとずっと思ってます。
みんなと一緒のことが正しい、そうじゃないのはおかしいっていう同調圧力ですね。

これは民族性もあるのかも分かんないけど、日本はいい国だし、いい民族なのに何か生きづらさを感じる。
諸外国の方が差別だとか貧困層と金持ちの差なんて日本よりよっぽどひどいんだけど、日々の生活だと日本の方がぐっと締め付けられるような苦しさがある。

外国の方が差別的なことはいっぱいあるけど、いろいろな人種が入り混じってる状態が当たり前なので、いろいろな人がいるのが普通なんだという感覚はある。
だから、違う人がいることに対しての違和感っていうことがないんです。

日本の場合は自分の考えと違う人がいることが、いかにも悪いことかのように感じるんですよね。
大多数の人の方が常に正しくて
その感覚が以前は良かったというか、右肩上がりの時代には、みな一緒で規則正しく、真面目にやっていくことで結果も出てたし、日本人が得意だったんですよ。
しかし、今はこれが一番のネックです。

最近はスタートアップ花盛りで、ずっと「なぜ日本からは飛び抜けたスタートアップが出ないんだ?」ということがいつも議論されてるけど、出るわけないんですよ、こういう教育で、こういう“一般常識”の社会では。

だから考えないといけないのは、米国や中国などと比較して考えるのではなくて、日本人は日本人らしいというかですね、やっぱり日本人に合うやり方、目指し方を考えたらいいのにって思うんですよね。

数を追いかけるのではなく、もともと自分たちは何をやるんだ?みたいな目的をしっかり持って、それに向けてやっていったら時間軸が変わってくるし、みなと同じをやるのではなくて、遠いところを見て、そこで日本人の強みの“真面目にしっかり続けていく”と成果みたいなことが出てくると思うんです。
そっちの方が、日本人に向いてると思いませんか?

 

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