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9月社長朝礼後半 ー日本の未来を考えるー


1. この先の日本を考えるイベント

1-1. 京都流議定書

先週は薩摩会議という、鹿児島で3 日間の大きなイベントに参加してました。

以前リリースさん主催のコミュニティベースドカンパニーフォーラムというのが、第1回はウエダ本社の両側のビルで、この薩摩会議主宰のSELFというメンバーや、北海道の成田くん、沖縄の比屋根さんなど、地域で活動してる人達をつなげて行われたけど、この0回というのかな、それは京都流議定書の中で行われていたんです。
で、第1回がウエダ本社の南北のビルで開催された時、これを鹿児島でやりたい!と言ってやったのが薩摩会議ということなんで、京都流議定書が間違いなく源流の源流なんですね。

その京都流議定書をもう続けられない、と思う様になって一昨年休止したけど、その心境になった原因の二つが今回たまたま続いて行われていたけど、薩摩会議と、ミラツク西村勇哉君のやってるエッセンスフォーラムやったんです。

1-2. より良い150年後のために


薩摩会議のきっかけになったのは、NHKの大河ドラマで西郷どんという西郷隆盛の大河ドラマが決まった年との事で、鹿児島はその事で盛り上がってた時に、明治維新から150年って言ってるけど、それこそ西郷隆盛らがいてくれたおかげで、150年後の我々が楽しく飲んだりしてて、それだけでいいのか?って話になったそうで、自分達が150年後を考えて今何かやっていかないといけないんじゃないか?と、有志の経営者がSELFという団体を結成して、150年後に我々は何を残せるのか?をテーマにして薩摩会議を行う様になったんです。

今、全国色々と地域興しの動きがあるけど、その中で鹿児島が圧倒的に可能性感じるのはこの熱さで、薩摩のアイデンティティから来る差じゃないかなと思います。

だいたい地域系のことでやってて目立ってる人は、薩摩会議の前に北海道でNomapsっていうイベントもあったので北海道から鹿児島で行って、そのまま東京でまた会うというスケジュールで、皆口々に、「スタッフや家族よりも会ってますね」って言ってた(笑)けど、150年後の為に動いている様な人達が各地から集まっているので、これらに参加していると希望が湧いてくる感じになるんですよ。

1-3. 日本の未来

ちょっと話変わるけど、来年の新卒で一人女性が内定しました。
彼女は関東在住なので、ローカルスタートアップ協会の7月の東京開催のイベントに参加してもらって、その時僕もリアルでは初めて会ったんやけど、イベントが終わった時に感想を聞いたら、「普段生活をしてると日本って暗いことしかないと思ってたけど、これだけ日本の未来のことを考えて、動いてる人たちがいることに初めて触れてワクワクしました」と言ってくれて、良い感性を持ってるなと思ったのと同時に、今の学生って、こんな風に未来って明るくないと思っている人が多いのかも?という気づきを得ました。
そんな、全国でがっつりやってる人達が集まってるのが薩摩会議なんで、今回うちのメンバーも3人が最終日だけ参加したけど、できるだけ皆にも来てもらって、そんな人達と触れてもらえたら良かったとちょっと反省してました。

2. 地域で働くという選択肢

2-1. 日本を変えていく

その後、鹿児島から東京に入ってエッセンスフォーラムに行ったけど、こっちはこっちで、ミラツクの西村勇哉君が日本中のアカデミアというかな、凄い大学の先生たちをネットワーク化していってて、それを全部集めていってるみたいな状況のイベントで、これまたとんでもないんです。

大学の先生って、本当に自分たちの専門領域のことは詳しいけど、横の世界のことは知らんとか横の先生とか繋がってないみたいな状況なんですよね。

賢い先生方だから、全然研究分野じゃないことを聞いても、めちゃくちゃ参考になるわけですよ。
だから先生方が喜んで集まって、こんないろんな分野の権威ある先生方が集まってくるから、また大企業もそこ狙いでいっぱい集まってくるわけでね。
それをミラツクメンバーと有志のスタッフだけで1000人とか集まるイベントを運営してて、こちらもやっぱり京都流議定書は無理!と思わされた脱帽のイベントなんです。

で、こんな話、なんで皆にも話するか?って言うと、いくら一生懸命自分たちがやってても日本というものが良くならないと、本当に無駄な労力になってしまうので、やっぱり視野を広く持ってもらいたいんです。
しつこいけど、トヨタがあんだけの日本のトップ企業でやってても埋没していくってことは、我々なんていうのはもう200%ぐらいやってたって全然何にもならないぐらいで、世界の潮流からしたらマイナスやん? という状況になりかねないわけですよ。

ということで行くとやっぱり日本というところでどうなっていくかを考えていかなあかんということと、しかもそれを他人任せというか、実際やるのは政治家かもわかんないけども、関心持っていかなあかんのですよ。
今回の9人の首相候補が出たとかいうことは前半で言ったように、結構大きなことで、要は皆の意識を変えていったら、直接投票できないまでも変化を起こせるってことなんです。

今までの旧体制では無理なんですよ。
ニュースとか見てたら、なんであんなにヨボヨボの爺さんがそんな権力持っての?って不思議じゃない?
それって単にお金を集めるからですよ。
てことは体制が変わって、利権や癒着みたいなこともなくなれば、力関係が変わって、経済や社会も変わるわけですよ。
今回の首相選挙っていうのはこれまでの力学だったら高市さんになってた筈やけど、それが党内で人気のない石破さんになったのは、派閥という体制が崩れたのと、国民を意識しないと自分らが選挙で落ちるという心理が働いたからで、こんな風に、国民が意識変えていったら政治も変えていけるという事を示したのが、今回の選挙の大きなポイントなんです。

何度も言いますが、別に僕は石破さんが本当に日本にとっていいのかどうかは全くわかりません。
アメリカとどうやるか、中国とどうやるかとか言うところの国際的な面で言うと石破さんって国際派ではないので、かなり難しいと思います。
ただ、世界の中の日本という事を一旦無視して、まず日本が変わらないとという事を考えたら、高市さんでは力学、日本の構造が変わらないので、石破さんになった方が良かったと思っています。

僕がそもそも今地方を駆け巡っているのも、日本を変えていくには地方からしかないと思っているからやけど、自分達のことも含めて言うと、ウエダ本社って単にオフィスをやってるわけではなくて、ましてや家具を売ってるとかそんなことじゃなくて、働くという事や人を活かしての展開でもっと大きな役割を果たせるからやけど、石破さんだと、これが1 丁目 1 番地になってくるから、皆も思いっきり自分ごと化してもらわなあかんということなんです。

2-2. ローカルスタートアップ

今週も霞が関でローカルスタートアップ協会のイベントをやります。
イベント1回目の4月はローカルゼブラを施策にした伊奈さんという課長にきてもらって、7月には総務省のローカル10000プロジェクトの前田理事官、そして今回は、国が今後二世帯居住を推進していくで中、これを施策立案した国交省の倉石課長に来てもらってディスカッションしていくのが10月3日です。

二拠点居住を推進していくっていうのはどういうことかというと、例えば厚真町と京都市がパートナーみたいな形になると、厚真町に行ってる時はそのままお子さんは厚真町の小学校行けるとか、その先には第二住民的なことにしていくわけです。
本当言うとマイナンバーというのはこういうことに絡んでるので、いいことなんですけどね。。
デジタル化していったら全部登録しておくだけで、岡村というのは厚真町でも第二住民やねって形になると、そっち側でも税収とかが取れたりできて、いろんなサービスが受けられたり、そういうことになっていくんですよ。

これも我々にとって自分ごとで考えたら、どうなると思いますか?
今までは働くと暮らすってことが完全に分かれてたわけでしょ?
働くのは都心部しかなかったからしょうがなく、毎日毎日通勤電車乗って働きに行ってたわけです。
それが、大きく変わるよね?
我々は別にオフィスを創るのが目的ではないってずっと言ってますよね?
我々は働く環境の総合商社なんですよ。

2-3. ビジネスの変化

もう最後にしますけども、今回東京で仲先生にある会社を紹介してもらって行ってきたんですね。
Slackでも情報をアップしてましたけど、やっぱり恐ろしいのは、この会社もITから来てるんですよ。
それでオフィスのことを家具からシステムから何から全部詰め込んでプラットフォーム化していってるんですね。
オフィスに関わることはもう全部そこでできるという状況が彼らが多分狙ってる理想形なんです。

その方向が出てきてるって事はオフィスというところでやってたって、もうどうしようもないっていうのは来ますね、それもすぐに。
彼ら内装とかデザイナーも置いて全部設計から工事もやれるんです。
全部そこにプラットフォーム化していくから全部そこに協力会社つけていくでしょ、全部一緒でできるから、しかもネットで。

そうなって行った時に、オフィスとかこんな器とか物とかですね、そんなとこで行ってたってあっという間で、よく例えで出すけど、テスラって何年前にできた会社ですか?Amazonも何年前にできた会社やろ?
10年20年レベルで創業から言ったらもうちょっと30年ぐらいかけてるかもやけど、みんなそんなんですよ。
今まで無かった存在が出て来て、あっという間にこれまで当たり前の様にあったものが、影も形もなくなってることって、いっぱいあるじゃないですか?
この間もカンブリア宮殿にu-nextの宇野さんが出てられたけど、宇野さんの実家って、大阪有線放送ですよね?
有線放送なんかどこ行きました?みたいな。
僕がウエダ本社来た時、シーンとしてるオフィスなんて気持ち悪いから有線入れよう!って言ってたけど、若い人、意味わからへんでしょ?有線放送って。

こんなこといっぱいあるじゃないですか。
きっと10年以内5年以内に一瞬で跡形も無くなってることだらけですよ。

だからオフィスや家具なんて言ってたってどうしようもない。

これから田舎の方、地方の方に働くということが入っていくんですよ。
うちはローカルゼブラとかそういうことで、今地方の方にずーっと行ってるんです。
それで、これがメインストリーム入ってくるんですよね。
まだ多分ほとんどの人は自分は関係ないわと思ってるだろうけども、そんなことはないですよ。 もうすぐ来ます。
なので遅れを取らないように地域に対してもっと意識をしてもらいたいと思います。


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