女性の力の勿体ない

今週は utena worksで、気づきの多い一週間でした。

火曜日には月に一度開催している理念デイに、7名の方にお越し頂いて、ウエダ本社とutena worksが大事にしている理念、方向性の説明をして、参加頂いた方それぞれのキャリアや、課題などをお聞きしていました。

お世辞抜きで、素晴らしい方でスキルもお持ちの方々が、それを生かす場がなかったり、やっぱり子育て中なので、限られた時間しか働けなかったりで、埋もれてしまっているという事を、今回も強く感じました。

そして、この隙間?は、いくらネットでスキルマッチングする時代でも、データー化していく世界でも必ず残り、課題も存在していくと思います。

又、一方で、我々の理念や考えなどを、興味、関心を持って聞いて頂く様な人が、編集であれ、入力作業であれ、お客様の仕事を行なうと、処理するだけの人や機械とは、自ずと出来上がったものの差は出てくると思います。

ましてや、人、お客様と関わる仕事などでは、理念、価値観に興味を持ってもらっている方と、関心が無い方では、会社(商品)イメージをプラスとマイナス真逆にしてしまう程の差も生む可能性すらあると思います。

翌水曜日には、第一回の助産師座談会というものを開催しました。

こちらでも、看護資格を持った上で助産師資格も持っておられる方が、出産の前後でしかそのスキルを生かせていないというお話で、全国では11万人もの病院に勤めておられない無床助産師と言われる方がおられるそうです。

utena works では、特にこんな”女性の力のもったいない”を何とかしてきたいですし、大きな役割があると思っておりますので、この助産師座談会も定期的に開催していきます。

金曜日には、京都府の子育て環境日本一に向けての一環で採択された、ワークライフインターンの取り組みについて、それを受託されたスリールさんと共に、ワコールさんに説明に行っていました。

ワコールさんでは、子育て、両立支援というものは、もはや空気の様なもので、当たり前になっている、と言われていて、ポーズや、脅迫的にやらざるを得ないで行なっている所とは"別格"でしたが、先行しておられる所は学ばせて頂きながら、そんな先行しておられる所にはそれなりの、サポートメニューや使い方を提案していきたいと思います。

そのワコールさんで更に感心したのは、その後にご案内頂いたワコールミュージアムの説明で、創業者塚本幸一さんが、戦争で生き残って帰って来られての想いから、女性が美を意識できる世の中=平和な世の中の実現に向けて展開してこられたというお話を、その転換期の商品とエピソードを交えてお聞かせて頂いた事です。

これを役職者の方とは言え、創業者が亡くなっても引き継がれておられる所に、企業の在り方を見せて頂いた気がしましたが、こんな企業が増えれば、女性活躍や、そもそもの働き方においても国が管理して罰則を与える様な、本末転倒な話にはならないのですが。

そんな企業にしていく為にも、女性が活躍できる環境にしていく為にもどうしたらいいの?と思われる方は、今月28日には、仕事と育児の両立体験シンポジウムというのもありますから、まずはご参加下さい!

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