10月社長朝礼 〜それぞれの違いと自分にできること
1、海外と日本の差について
息子のオーストラリア留学
今朝は設計担当の社員が新婚旅行で行ってきた海外の話があったので、それに繋げて始めると、うちの下の息子が先週オーストラリアに行きました。
海外では予期せぬことが多々起こるから日本の感覚でいてはダメで、その場の状況から何とかしないとアカンぞとは言ってたけど、初っ端から色々あって、普段、LINEでも「りょ」だけしか…返信して来なかった奴が、普段あり得ない電話をかけてきたりしてて、既に日本ではない経験をしてる感じです(笑)
海外諸国で勃発している争いと日本の認識について
イスラエルでも戦争状態になってるけど、気になるのは、ガザ地区のことが起こってからロシアウクライナの報道がなくなっていることです。
報道はセンセーショナルなことばかり取り上げるので、ロシアウクライナの戦争は今も続いていることはしっかり認識しておかないといけないですね。
ただガザ地区の話は、今は中立の立場で報道していますね。
ロシアウクライナ戦争では、ウクライナだけが正義という報道で、バイアスというか、動かしている人の思惑で、光の当て方が変わるという事は分かっておかないとと思います。
これら紛争は、今起こったいざこざではなくて、甘っちょろい我々日本人が理解できない深い深いことが入り組んでいるので、簡単にどちらが悪いなどと言える話ではないと思います。
どんなに日本が凶悪犯罪が起こって貧困問題が強くなっているといっても、まだまだ常に背後を警戒していないといけない状況ではなく、全体的には安全だし、この状況下でまだ平和ボケしてることの方が恐ろしいと思う。
社長の息子が経験していること
息子から聞いていると週末はデモなどが起こってるとの事で心配ですが、そんな状況は日本では感じる事はないので、貴重な経験ではあると思います。
今や鎖国できるわけがないし、仕事で海外取引もないから関係ないでは済まされないし、肌感覚で感じることができないですが、それだけに世界の状況には常に関心を持っておいて欲しいと思います。
政府が言っている減税について
本当に国民が舐められているからこその今回の状況なんで国民はもっと怒らないとダメですね。
こんな状況でも他に引っ張っていけるリーダーがいないのが残念で、ホント
「どうしようもない状況」ですが、そんな状況だからと、文句だけ言っててもしょうがないし、そんな状況だからこそ、それぞれが自分はどう行動するか?を常に考える必要があるし、個々がそうならない限りは、良くはなっていかないと思います。
2、感性的な目
悩んでもしょうがないことを悩むな
自分で手を下せないことで悩んでもしょうがないけど、悩んでしまうことも多いですよね。
(あの時ああやっていればよかった…など)
天気のことや天変地異などに関して、それが起きたらどうしようと、悩んでも意味ないですよね?
この間は雹が降ってきたけど、あれは、異常気象でという事でいけば、その異常気象になっている原因については対策を取れる事もあるので、それに対して何かできないか?という点には目を向けてほしいんです。
ACKへの訪問
先週は、うちも協賛しているACKというアートのイベントに行っていました。
このイベントはギャラリー向けのもので、聞くところによると一点で億のものもあったりするらしいですが、コロナ禍でも外国人がいない状況でたくさん売れていたので、今年は相当売れたのでは?と思います。
京セラ美術館への訪問
そこで、知事やイベント主催者の食事会に参加させてもらったけど、経済界の方も沢山おられると思って出席すると、10数名くらいの小さな食事会で、かなりアウェー感もあったけど、その後京セラ美術館で開かれていたイベントにも、ほとんど知り合いが居なかった中、1000人以上が集まっていて、普段知らない世界を堪能させてもらったのと、アートの力を改めて感じる事ができました。
梅田阪急への訪問
アート繋がりで言えば、先日は梅田阪急で長坂真護さんという方の展覧会も見に行きました。
長坂さんは、絵を描きながら世界中を回っている中で、有毒ガスが充満する中マスクも付けずに破棄物の野焼きを行なって、1日500円程度の日銭を稼ぐ人々の姿をガーナのスラムで見て衝撃を受け、このスラムにいる人達を自立させていく事に自分の才能を掛けていこうと、廃棄物で作品制作をされています。
数百万から数千万の作品で自分の利益は5%しか取らず、あとはスラムを無くすという事に充てておられるのですが、芸術に疎い僕でも、その背景もあるからか、今までで一番心を揺さぶられたので、皆も会期中に梅田で見て来て欲しいと思います。
3.個人にできること
物売りができること
物が無かった時代は、ものを作って大量にでも販売することが世の中の役に立っていたけれど、今は修理するより買うほうが安い世の中で、タダでも受け取らず、廃棄される世の中になっていて、さらに、廃棄されたものはガーナなどに押し付けているってことを我々はもっと考えないといけないと思います。
プラゴミも中国が買い取ってられへんとなった途端に、海洋プラスチック問題も急に取り出たされるようになったということも、分かっておかないといけないと思います。
長坂さんの様に凄い能力を持った方が、その能力を世の中の課題に向けて展開をしてくれると大きなインパクトを持つかもしれないけど、少しの力でも皆がやっていくことによって、誰かが救われることに繋がるし、そこに目をむけて時間をかけていきたいと思います。
その行動がもしかしたら見えていないだけで戦争を止める、廃棄物を減らすことにつながるかもしれないのでね。
ウエダにできること
僕自身は凄い事はできないけど、岡村個人よりもウエダ本社という組織を使えば、より大きなことができると思っていて、それが会社をやっている理由の一つなのですが、皆も同じで、一個人の想いや力をウエダ本社という組織を使って掛け合わせて少しでも大きなインパクトをつくる様に考えて欲しいと思います。
4.まとめ
まあ、世界情勢、それに対しての国内の状況を考えたら、お先真っ暗な事ばかりやけど、だからと言って皆が嘆いて諦めていたら、良くなる筈がないので、長坂さんの話も、あれだけの能力をそこに傾けると、解決に向かうかもという希望を感じさせてもらった様に、一人一人が課題に対して想いや能力を生かして考えて行動していけば、打開していけると思うし、ウエダ本社としても課題に向けて、一人一人の想いを掛け合わせて、自分達のできる事に
その力を向けていきたいと思います。