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住宅への火災報知器の設置は義務です

こんにちは。

先日、家をご購入いただいたお客様よりご質問がありましたので、せっかくなのでnoteにも記録しておこうと思います。
詳しく知りたい方はこちらのサイトをご覧ください。


1.設置しないといけない場所

住宅で設置しなければならない場所は、自治体によって多少異なる部分もあると思いますが、

簡潔に言うと寝室階段です。
(廊下やリビング、ダイニング、キッチン、全ての居室が義務の自治体もあります)

2.火災報知器の種類

一般的な住宅(マンション)で有効な火災報知器は熱感知式(ネツカン)、煙感知式(ケムカン)

施設などでよく見る「炎感知式(エンカン)」は、広い空間で有効であり、住宅に設置するとしょっちゅう鳴ってしまうので不向きです。

熱感知式は、火災が最も起こりやすい台所(キッチン)などがおすすめです。

3.出火原因

ガスコンロからの火災をイメージしてる人も多いかもしれませんが、人為的に引き起こされる放火、タバコの不始末、コンロの火の掛けっぱなし、焚き火、これらを除けば電気的出火が上位なんです。

令和3年出火原因ワーストランキング
(出典:令和4年消防白書)【総務省消防庁】

4.火災報知器を設置しないとどうなるのか

中古物件の場合、
1.設置義務を満たしていない
2.設置から10年経過している
3.正しい位置に設置されていない

こんなことはザラにあります。

また、不動産取引においては、火災報知器の設置義務は売主ではなく、買主としていることがほとんどです。(新築は分譲主まては施主が設置、賃貸は管理者またはオーナーが設置)

設置していないと危ないのは自明なので、その解説はしません。

設置義務を怠るとどうなるか、

最悪、火災保険がおりません。

必ず設置しましょう。

5.まとめ

誰の責任だとか、とやかく言うことがないよう、自分の身は自分で守る。

火災報知器の設置有無なんて5分あればできるし、点検までできます。

動かなかったら買ってください。5000円もあれば購入できます。

火災での死亡原因のほとんどは、逃げ遅れによる一酸化炭素中毒です。

熱感知と煙感知をしっかりと使い分けて、迅速な対応ができるよう、普段から対策をしておきましょう。

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