コップ一杯のお茶を飲むひとときを。
穏やかに時が流れ、木々の間からは木漏れ日がこぼれる。
鳥たちの鳴き声は時にハーモニーとなり、太陽の位置を見ながら時の移ろいを感じる。
生活に必要なすべてのモノは手入れされ、美しく整い、命が宿る。
その全てが静謐なひとときでした。
2024年12月28日から年を跨ぎ2025年1月1日までの5日間。
ぼくは徳島県上勝町にいました。
その地で暮らす中村修さんに会いに。
太陽の日差しを浴びながらランチを嗜むひととき。
鳥の囀りを聞きながらミルクティーと共におしゃべりするひととき。
「お茶飲まない?」の掛け声でほっとお茶を啜るひととき。
中村さんはこう言います。
「自分で生活をデザインすることが大切」だと。
まさに、中村さんの生活は、デザインされ、至る所に知恵とアイデアが凝縮され、心地よい空間に創られていました。
今回、ぼくは映像作品を創るための撮影が目的でお伺いさせてもらった。
だけど、今、5日間を振り返ると贅沢な時間を味わうことができたことが、自分の中で何よりも価値があって思い出として残っています。
モノ・情報に溢れ、時間に追われながら暮らす日常に、
ちょっとお茶を淹れて立ち止まる。
外の景色を眺めてみたり、音に意識を向けてみる。
そんな余裕を感じるひとときが必要なんだろうと思いました。
最後に、
今回の中村さんの生活を密着してより強く思ったことは、現代に生きる私たちは「生きがい」についてもっと社会全体で考えていく必要があるということ。
そのためには、私たち一人ひとりが「自分自身を見つめ直す、知識や知恵や方法」を知り、身につけておくことが大切だと思います。
中村さんの暮らしを映像というフィルターを通じてそんなメッセージが伝えられたら。
これが僕が今回ドキュメンタリー映像作品を創る目的だと考えています。
#心の機微を捉える映像クリエイター
#生きがいと希望
#映画を創ってこの世界を愛で満たす
#一人ひとりが自分の価値を信じられる世界を。
#自分自身を愛せるきっかけを、すべての人に。
#この世界は美しい