美術館女子 社費と税金と美術館使って親父のアイドル妄想を押し付けるな
今、Twitterで#美術館女子なるハッシュタグがトレンド入りしている。
これは「全国約150の公立美術館で作る「美術館連絡協議会」(事務局・読売新聞東京本社)と読売新聞オンラインは新たなプロジェクトをスタートする。」
という企画に対してのコメントが多数投稿されているからである。
HPの企画内容を見ると「女性アイドルグループの「AKB48」の中の8人のメンバーが各地の美術館を訪れ写真を通じてアートの力を発信していく。」
とある。
それで何かこのAKBの女の子が作品を披露するのかと思ったらただの被写体だった。
彼女が芳醇な芸術を表現する豪華な被写体かというとそうでもない。貧相なポーズで物憂げな視線でこちらを見たりして、美術展企画というよりはチープな男性アイドル雑誌が美術展のHPに紛れ込んでいるような違和感、異質感がひたひたと感性に染み込んで来る。
要するにアイドルが美術館行ったら_美術作品と組ませたら_という親父妄想を社費と公金使って具現化させただけである。
公立美術館とのコラボ?
女子カテゴライズ企画(誰を呼びたいのか本当に謎)に税金使われてるのか?
コロナで大衆向けイベントできないAKBの救済策?
美術鑑賞は現世の自分の属性から解放される(貧富、性差、年齢、性別)高尚な場所。しかし、この企画はどこまでも中年オヤジの「若い女性への性欲をアイドル嗜好で正当化できる願望を美術館で昇華させみました」でしかない。
公立美術館をキャバクラ仕様に使うな。
この企画は企画者のAKBへの偏愛は見えるが芸術への誘いは感じられない。
ついに属性を解放される芸術の分野にまで「親父妄想」が侵食して来た。これは「芸術的生存」の危機である。美術館に「若い」「男が喜ぶ目線しかしない」「男が喜ぶアイドル仕草をした」女が来て欲しいと公言しだしたのだ。
ババアとブスとデブは来るな?
美術館は鑑賞料を払ったら誰でも平等で自由な芸術との対話が約束されている。
断固としてこの企画の中断を要求する。