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つばさの党、秋から公判始まる。黒川あつひこ代表は11月20日決定!高過ぎる保釈のハードル。

衆院15区補選に運命を変えられた人たち


2024年、東京15区(江東区)で行われた衆院補選(告示4月16日、投開票日4月28日)は多くの人々の運命を変えた。元々は柿沢未途(53歳)元衆議院議員(自民党、当選5回)が在任中に公職選挙法違反(買収)で逮捕、有罪判決を受け失職したことによる穴埋めの為の選挙だった。それが日本中を揺るがす大騒動に発展した。つばさの党の幹部らによる選挙妨害事件だ。

つばさの党は代表黒川あつひこ、立候補者根本りょうすけ(得票数1,110票、9位落選)杉田勇人運動本部長の三人で構成されている。
彼らは選挙カーに乗って他候補者とカーチェイスをしたり、電話ボックスに登って演説を妨害したりした公職選挙法違反(選挙の自由妨害罪)の容疑でいずれも5月17日に逮捕された。(各陣営の被害届を基に合計で3回逮捕)

補選の立候補者だった乙武洋匡氏(得票数19,655票、5位落選)の応援に現れた小池百合子東京都知事の警護に当たる警察官が100人を超え、4車線が封鎖されて物々しい雰囲気となり、警察犬まで派遣され聴衆を驚かせた。

乙武氏は下馬評では五万票を集め当確ラインと評価されていたが(https://www.zakzak.co.jp/article/20240410-T2XUMSZLE5L7DEXOW5AYMKBWHQ/?outputType=amp)いざフタを開けたら二万票にも届かず、供託金没収ギリギリラインとなり有権者の不人気ぶりを明らかにした。この選挙で乙武氏は政治家としての芽は無いことが証明された。

15区補選は立候補者の辞退を巡っても騒動が起きた。国民民主党から立候補予定だった高橋まり(高橋茉莉)さんが「ラウンジ嬢をしていた事を理由に辞退を強要された」と動画で訴え、それに党の選対が記者会見で反論するなどの泥仕合になった。生活保護の不正受給が原因ではと囁かれたが、いずれも真相が分からないまま、彼女は命を絶ってしまった。(9月4日、自宅マンションの敷地内で倒れているのが発見され、病院で死亡が確認された。27歳没)https://news.yahoo.co.jp/articles/eb23445b316936879344bb138382624f78cfc662

黒川あつひこ代表は11月20日に初公判決定。選挙妨害の判例に注目集まる

つばさの党三幹部逮捕から約四ヶ月がたったが、ようやく公判の日程が決まった。https://x.com/kyodo_official/status/1834519344744943685?s=46&t=y0gbKI0DlPfCcaUpcyBC1Q

それぞれ東京拘置所への移送され裁判まで保釈の可能性が高まったが党の代表代行である戸山まきさん(埼玉県朝霞市市議)によると、保釈金のカンパを募っているがまだ数万円しか集まってないと言う。保釈金とは正確には保釈保証金で、警察の留置所から拘置所に移されてから裁判にかけられるまで釈放してもらうかわりに収める金銭の事を言う。

裁判に出頭し、判決が確定したら裁判所から返還されるが裁判所の命令に従わず、裁判に欠席したり、逃亡、証拠隠滅などの裁判に影響するような行為をした場合、没収される。


つばさの党、保釈金三人合わせて1500万円?弁護士費用は1000万!高過ぎる保釈のハードル

つばさの党のスペース(Xでの討論会)に参加して保釈金を用意出来るのか質問したところ、黒川代表、根本幹事長、杉田運動本部長の保釈金は一人500万円くらいかかる、カンパ金は数万円程度で保釈金が返還されても融資者には返金する気がないという意思を明らかにした。さらに弁護士費用は1000万かかるという事で、つばさの党は裁判費用と保釈金だけで軽2500万円以上は必要になる。そして地裁判決に不服で控訴したらまた保釈補償金を用意することになる。

おまけに、党と黒川代表は立花孝志氏から名誉毀損で訴えられており、計100万の損害賠償金の支払いも抱えている。また、選挙妨害で被害届を出した15区補選の立候補者から騒音やカーチェイスで精神的苦痛を受けたとして損害賠償請求を起こされる可能性もゼロではない。党と党三役が起こした事件の社会的責任を果たすとき、党として個人として債務超過、支払不能の状態に陥っているのが現状だ。では保釈金が用意できないので党三役を保釈できないかというと、実は保釈を可能にする裏技があるのだ。↓

保釈金が足りない!そんな時は日本保釈支援協会が立て替えてくれる!

保釈支援協会と言う存在だ。

https://www.hosyaku.gr.jp/

保釈金は銀行が貸してくれないので高金利の金融機関から借り受けて保釈金を支払うなどの苦労を見て弁護士が立ち上げた人道的支援組織なのだ。

保釈支援協会に、申し込み人が個人情報や被告人との関係をHPのパソコンに記入し被告の個人情報(罪状を否認してるかどうか、前科があるかどうかなど)も記入して協会に送り、審査を受けて立て替えの許可が出たら協会と被告の担当弁護士さんの口座を通して裁判所へ保釈金のやりとりが行われる。各種の手数料などが引かれるが、保釈金を立て替えてくれる有難いシステムだ。

だが、リスクもある。裁判所が何らかの理由で保釈支援協会から振り込まれた保釈補償金を没収してしまった時だ。そうなると形式上は保釈金を保釈支援協会から借り受けている形になるので保釈金の全額が申し込み人の借金になる。

例にしてみよう。A被告の場合、B女が申し込み人になり保釈保証金の150万を日本保釈支援協会に立て替えてもらう。裁判所に収める→しかし保釈後にA被告が逃亡、裁判所が保釈金を没収→B女が協会に150万円(プラス手数料)を支払う事になるのだ。

つまり、被告人を釈放したいならお金が必要になるのは当たり前として、裁判所が保証金を没収した時にその金額を肩代わりできるか、というところに行き着く。つばさの党のメンバーは生業についているのは戸山まきさんだけであとはYouTuberなどが多い。カンパも集まらない。そもそも裁判所が保釈を認めないパターンもある。つばさの党三役の保釈のハードルは限りなく高いのだ。

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