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大きな会社、小さな会社、そんなの人の勝手

106万円の壁の撤廃。

先日厚労省から方針の発表があったが、早い話、厚生年金加入の適用範囲が広がっているのだ。

やれ増税だ。
低所得者から搾取するな。
年金機構は当てにならない。

そんな批判の声がネットを飛び交う現在だが、
個人的には制度自体に不満を募らせるよりも、そのシステムの中でどう生きるかが大事だと思っている。

日本という国が上記のような対応で動いていくとすれば何ができるだろうか。

目くじらを立て、血を沸騰させ怒ることだろうか。

19時間以内に収めるように相談する。
雇用ではなく個人事業を始める。
今より少ない収入でも幸せを感じる生活を見つける。

個人レベルでできることは、いくらでもあるのではないだろうか。

「そうは言っても生活は苦しいじゃないか!政府のせいだ!」

そう言う人もいるかもしれないが、
そういう人は壁があろうと無かろうと新しい矛先を見つけようとするのではないか。

反面、企業は苦しいと思う。
保険料は労使折半。
企業への重しは計り知れない。

僕は新卒では大手企業、
その後に個人事業主、
その後に中小企業、
そして今大企業にいる。

どの環境でもそれぞれのイデオロギーを味わったつもりだ。

ただ、僕が会ってきた企業の経営陣はそれぞれがそれぞれの努力をしていた。

労働者の想像するそれより、ずっと必死こいていたのだ。

大企業は賃上げと価格転嫁を扇動し、デフレ脱却の潮流を作ろうとしている。

中小はできるところから着手し、クジラが通った後の引き波になんとか乗ろうとしている。

収入の多い人・少ない人
大企業・小企業
使用者・労働者

そんなの人の勝手だ。

大切なのは、その置かれた環境でそれぞれが努力する事だと思う。

そして相互理解だ。
それぞれが、それぞれで努力していることに目を向けるべきだと思う。

経済的余裕がない人はその人のできる範囲で頑張る。
経済的余裕のある人は、社会のためになる流れを作る。

お互い、
向こうがこちらに寄って来れば良いなどと考えてはいけないのだ。

幸せは歩いてはこない。
歩み寄るしかないのだ。

※ただの個人的意見です。
表現強めの新聞とか読んでないですし、
あさま山荘事件とか知らないです。

つづく。

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