年末の機器清掃とケーブル整理について
日本人(私自身も昭和の人間ですが)は、年末にオフィスや使用機器周りの掃除を行う習慣があります。その際、ついでに「ケーブルをちょっときれいに束ねてみよう」と整理を始めることがありますが、これが思わぬトラブルを招くこともあります。
例えば、電源ケーブル、キーボードやマウスのケーブル(USBなど)、ネットワークケーブル、スピーカー、セカンドモニターなど、さまざまなケーブルが接続されています。一見、同じ形状のケーブルであればどれでも動作するように思えますが、特に UPS(無停電電源装置) に接続しているケーブルについては注意が必要です。UPSを通さずにテーブルタップなどに接続してしまうと、UPSの機能が発揮されず、結果として瞬停や電圧変動時に機器が再起動してしまう場合があります。これがストレスや業務中断の原因になり得ます。
そこで、年末の清掃時には、以下の手順をお勧めします:
スマホで接続状態を写真に記録
清掃やケーブル整理を始める前に、現在の接続状態を写真に撮っておきます。これにより、後で元通りに戻す際の参考になります。重要な接続を確認
UPSに接続している機器やケーブルの状態を確認し、それらが元通りに接続されるように注意します。整理は慎重に
ケーブルをまとめる際は、ラベルを貼る、または記録を残すなどして、どのケーブルがどこに接続されていたか分かるようにしておきます。
ちなみに、「自分はそんなことしないよ」と思っている方ほど、意外と整理の勢いで接続を変えてしまうことがあります。この習慣が、年明けのスムーズな業務再開を助けるかもしれません。ぜひお試しください。