【資格】技術士 建設部門(第一次試験)で素人が独学で最短合格するためには、過去問何年分を何周やればよいのか。どの設問形式を解けばよいのか。
▶技術士第一次試験「建設部門」に合格!!
■建設業務素人の私が最短の勉強時間で独学で合格した勉強法を公開します
私の専門はITですので、これまで建設を勉強したこともありませんし、建設に関する業務はこれまで一切実施していません。
このような素人の私でも、以下に述べる勉強法を実践することで、令和5年度の技術士第一次試験「建設部門」で8割(40点/50点)を取ることができました。
この記事が皆さんの勉強、合格の少しでもお役に立てれば幸いです。
■技術士第一次試験の専門科目
技術士の技術部門のうち第一次試験を実施している部門は20部門あります。今回はこのうち「建設部門」の第一次試験(技術士補)に関する内容です。
■技術士第一次試験「建設部門」の合格率
技術士第一次試験の合格率推移は以下の表のとおりです。このうち「建設部門」については、過去9年間の平均合格率が40.2%と、20部門中で18位(難易度では「難しい」)となっています。
建設部門は普段の仕事にも全く関係ない素人の私が、これまで色々な技術部門の第一次試験を受けてきましたが、はっきり言うと、一番勉強時間は短く、一番簡単な技術部門でした。
ただし、やみくもに勉強していても非効率な勉強となってしまいますので、勉強を効率的・効果的に進められるよう、どの参考書を使うのか、どのような勉強方法にするのかは戦略的に考える必要があります。
▶技術士第一次試験「建設部門」の独学勉強法とおすすめのテキスト・問題集・参考書
(1) 「過去問」★★★☆☆
技術士に限らず、一般的に資格試験の勉強の際に、最初に確認すべきものは過去問です。
技術士の過去問は日本技術士会のWebサイトに公開されています。
ただし、「建設部門」については、後述する書籍に「過去問題集とその解答・解説」が分かりやすくまとめてありますので、そちらを活用した方が、圧倒的に効率的・効果的に勉強を進めることができます。
https://www.engineer.or.jp/c_categories/index02023.html
https://www.engineer.or.jp/c_topics/004/004106.html
(2) 『技術士第一次試験「建設部門」専門科目受験必修過去問題集』★★★★★
技術士「建設部門」の第一次試験の過去問について、丁寧に解答・解説されており、私はこの1冊(+検索エンジン)だけで十分合格圏内に到達しました。それだけ効率的、効果的に勉強できる本です。
使い方は、
技術士会から公開されている過去問のPDFファイルをダウンロードする
本書の解答と解説を横に書く
問題文中に分からない言葉が出てきたら、インターネットで調べて、テキストや図を追加でメモ書きしておく
過去問を間違えなくなるまで何度か繰り返し実施する
(私は過去問6年分を2周している途中で試験日が来ました…)
というシンプルな方法でしたが、前提知識ゼロ(仕事で建設のことは一切やっていません)でも専門科目で8割取れました!
(3) 『過去問7回分+本年度予想 技術士第一次試験建設部門対策』★★★★★
私は使っていませんが、過去問題集+解答・解説は、以下の本もあるようですので、お好みに応じてどちらかをご購入下さい(どちらも買う必要は全くなく、どちらか1冊で良いです)
(4) 『技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700』★★★★☆
私は、分からない用語が出てきたらその都度インターネットで調べて、解説や図をメモしていましたが、その代わりのキーワード集として使えるかもしれません。
ただし「合格することだけ」を目標にするのであれば必須ではなく、インターネットで十分です。
以上、多数のWebサイト・問題集・参考書を並べてみましたが、最低限、過去問題集を読みながら繰り返し過去問を解き、分からない用語、キーワードについては、Webサイトで調べるのがメインの勉強法だと思います。それだけやれば、合格にぐっと近づくことは間違いないです。
▶【結論】結局「建設部門」に合格するには、過去問は何年分を何周やればよいのか。どの設問形式を解けばよいのか(限定公開)
(1) 過去問は何年分やればよいのか?
「建設部門」の第一次試験についても、他の技術部門と同様に、過去に出題された問題と同じ問題、似た問題、一部分だけが修正された問題が、一定の割合で出題されます。
令和5年度の設問35問について、「いつ実施された試験に類似問題・同一問題が出題されているか」をまとめた表は以下のとおりです。
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