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Vanzandt JBV-R2 の使い勝手とちょっとした改造
上田です。寒すぎて元気が出ません。
今回の記事は僕がメインで使ってるベースについてです。みんな好きでしょ、機材。
(記事のタイトルで書いてる型番で多分合ってますよね?)
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このメーカーのベースについて詳細に語られているコンテンツが中々ないからずっと書こうと思っていたのですが、めんどくさくて買ってから半年くらいかかってしまいました。
本当は使い始めて1ヶ月目とかのフレッシュな感想とか仕様を含めた細かい紹介とかしたかったんですけど無理でした。
と言う事でスペックとか詳細についてはこの型番打ったら出てくるから興味ある人は探してみてね!(手抜き)
まずこれを買うに至った経緯について
これを買うまで僕はfenderのベースを使ってました。(最近Xで売ると宣言しました)
音も見た目も結構愛着持ってましたし、音的に当たりの個体じゃないかとも思ってます。
しかしながらネックコンディションが悪く、高い弦高じゃないと弾けないって言うのと同時にもうちょい軽い楽器じゃないと身体が死んじゃう!と思って軽くて国産でビンテージライクな楽器を探してたんです。(fenderはネックコンディション問わず高い弦高でバシバシ弾いた方が良い音するんですけどね)
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それで色々探して丁度良い価格で条件に合致したのがvanzandtだった訳です。
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そんなこんなで出会ってから半年くらい弾いて思った率直な感想を述べます。
色々ムズい です。
愛機紹介の開幕が普通に悪口ですまんけど説明させてくれ。
このベースはとにかく音で悩む事が多いです。
どう難しいかと言うと、ビンテージベースの持つ気難しさと似通った部分が多いように感じます。
鬼の倍音、鬼のミドル、ボヤける音像 etc… まぁ色々ありますわ。
で、こう言う要素がなんで悩みの種になるのかと言うとライブで色んなライブハウスに行くたびに楽器本体の気難しさ故にアンプの状態とかその日の湿度とか云々の影響を他の楽器に比べモロに受けるからです。鬼のラッカー仕上げだから尚のこと。
油断したらすぐクリップしたみたいな音になります!お陰様で音作りが丸ごと全部ごっそり変わりました笑
この感じを上手く代弁してくれてる有名ベーシストの動画を置いておきます↓
この辺が使ってて困るところ。でも、ここ最近は少しずつこの楽器に歩み寄れてる気がする。
ここからは良い部分を話します。
まずは圧倒的に所有欲を満たしてくれるところ。
買った当初ピカピカだったけど、今はちょっと綺麗な70's fenderくらいの傷具合です。古い楽器好きな人には刺さる要素だと思います。あと傷が付くこと前提なので何も気にしなくて良いので気楽です。
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次に軽さと演奏性の良さですね。この個体でギリ3.8kg代だったはず。これのおかげで大分長い時間弾けるようになった気がします。
演奏性についても流石はPGM製造なだけあってフレットワークもネックの仕込みもしっかりしてます。
なので多少追い込んだセッティングも可能かと思います。
現状僕のセッティングは全弦2ミリ前後で合わしていますが嫌なバズも無いしハイポジションも問題なく使えます。
あとはネックがめっちゃ丈夫です。買った初日にロッドをちょっと回したっきりずっと似たような状態を保って居ます。タフです。
最後に音が良いところ。散々文句垂れましたが音が良いです。
端的に言えばいなたい音がする訳ですが、これが不思議とアンサンブルとすごく綺麗に混ざるんですよね。
レコーディングにもこれを何度か使っているのですが良い感じです。
色んな要素があっての音なんで手放しに音が良いってあんま怖くて書けないからこんなところで。
最後に改造点について少し書いて終わります。
と、言っても大して何もしてませんので過度なご期待はなさらずにお願いします。
改造点その1、ネックジョイントプレートとボディの間にあったプラスチックの板を外した。
moonとか使ってる人なら見たことあるかも知れませんがこれです。
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拾い画ですみませんが、文字通りの物がご覧いただけますでしょうか?
極薄ラッカー仕上げの楽器なのでクッション材的な意味合いでのパーツなのでしょうか、黒いプラスチックの板を隔ててプレートがついてます。
ただでさえモッタリした音なのにこれがついてるせいで余計に音の硬さが失われているように感じて外しました。
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外したら気持ち弦鳴り感が増したように感じました。
ジョイントプレートでのサウンド変化も中々侮れないのでそのうちみんながこぞってつけてるfreedomのプレートにしてみようかと思います。
改造点その2、ブリッジの交換
元から付いていたスパイラルブリッジからゴトー(多分)のブリッジに変えました。
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実家の部屋に転がっていた物ですが、これが効果絶大でした。
スパイラルブリッジの弦振動がボディ全体に分散されているような音って大好きなんですけど、裏を返せばボディの方に音が吸われてモッタリした音になってるとも言える訳です。
載せ替えた結果、音がとてもスッキリしたし、自分がボヤついていると感じていた部分がタイトになりました。
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と、言う感じに最近は落ち着いております。なんかオールマイティな楽器って結局無いと思うんですけど、工夫次第では自分の使い方に合うような状態に出来るから面白いですよね。
癖も愛してこその楽器オタク!って感じで今回はこれでおしまい。
面白い物が手に入りそうなのでまた近いうちに書きます。