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EvernoteやNotionからの移行検討先
かなり前に書いた記事だがリリースし忘れていたので放流。EvernoteからNotionに移行したが、Notionから更に移行せねばならないとなった際にCODAを試した経緯がある。あまり参考にはならないかも。
Evernoteがいよいよ本格的に見通しが怪しいのではないかとなってから、移行先として検討したところのメモ。2009年から利用してきたEvernoteには当然愛着がある。ノートの運用の仕方や、ScanSnapとの連携も非常にありがたく活用させていただいた。
Evernoteをチームで利用していた内容としては業務日報や引継。数十名でいくつかのノートを共有しながら業務を進めていった。テキストだけでなく写真の貼り付けやPDFなどの添付も必須。Evernoteで出来るようになったのは最近だが、同時編集機能も必要だった。
予算がちっとも無いので、Evernoteの有料アカウント1名と無料アカウント複数にて運用。ところが無料アカウントに関してはEvernoteから制限がかかるようになり、デバイスの数だけでなくノートの数などに制限を設けられるようになった。アカウントに対して費用が発生する仕組みなので、全員分の費用を賄うことは困難と判断。
そもそもEvernoteは自分が個人で使いまくっていたのが広めた理由でもある。ScanSnapとの連携によって、子供が持って帰ってきたプリント類は片っ端からスキャンしてはEvernoteに送り込むということをしていた。これが非常に便利で、ScanSnap本体だけで保存していけるというのがよかった。これがNotionになるとそうはいかない。ScanSnapアプリを起動して、紙をセットし、アプリ側からSCAN開始をする。iPhone上に取り込まれた書類が現れるので、それを共有機能によってNotionのノートへ送信するという段取りになるのだが、これがまた面倒。しっかりと仕事用のチームスペースとプライベート用のチームスペースを使い分けていかなければならない。一度取り込んだものは、別のチームスペースに移行するのが面倒。同じメールアドレスアカウントで運用していればいいが、仕事と個人でメールアドレスが違うのが普通なわけで、アカウント間でのノートの受け渡しは出来ない。
Microsoft Loop (Preview)
Microsoftにお世話になってる人にはコレ一択なんだろうと感じた。OneNoteよりもより一層Notionっぽい。おそらく採用していく企業は増えていくように思う。
OneNoteはEvernoteに似ていたけども、自分自身はMicrosoftにお世話にならず、Google WorkSpaceなので候補にはならなかった。機能的には個人で使う分にはいいけど、チームとなると上記のLoopなんだろう。
Craft
昔アプリが出た頃に試した。Evernoteそっくりだなあと感じたが、共有までには至らなかった。料金はやや高め
Coda
かなりしっかり取り組んでテストした。notionからの乗り換えに1番近いと思ったが、表を常に計算しようとしているので、パソコンでは処理できるのだが、スマホ表示が無理。表を一切使ってないマークダウンのみならとても良いと思う。料金も安いと思った。
Obsidian
マークダウン形式のノートとして興味ありだったが、個人利用向きと感じたので試さず。
結局のところ、notionに落ち着いたというのがこの話のオチです。複数のメンバーで共有して使用するのならnotionかMicrosoftなんだろうなぁという感想。個人でひたすらデジタルノートならObsidianだと思います。ただ私としてはScanSnapを利用したPDF化というのがすごく便利だったEvernoteなんですけど、Evernoteアプリで使用していたカメラでのスキャン、そして補正機能にはだいぶお世話になりました。