私もミイラになりたい
超楽しみにしていた【特別展・ミイラ】に行ってきた。これがもう、文学部史学科という全く潰しの効かない学科を卒業した私のハートを直撃して最高だった。なんせ世界中から43体ものミイラが大集結である。見応え有りすぎて2時間半も、時間を超えたご遺体と対面しまくってきた。
ミイラ展、基本的には撮影禁止だが、自分の顔をミイラにかぶせるマスクと合成して即シェアできるコーナーがあり、みんなのSNS欲を満たしているのも良かった。
私は中王国時代のミイラのマスクと合成。確かに、以前ヒゲを付けて遊んだ時にこんな顔になったような気がする。
ところで、年々忘れっぽくなるので、私は真剣な時はメモを取る。なので、本日はミイラ展中にメモったのをまんまコピペして保存しておく。
ミイラ包みコレクション
ミイラ通訳
集落を見渡せる場所に保存
アンデスのミイラは死んだ後でも地域社会の一員として存在
エジプトのは死者自身の来世での復活のため
エジプトで魂はバー
バーは鳥になる
鳥はあの世に飛び立つけど、時々戻ってくる
魂が戻るには場所が必要
ナトロン
70日かけて作る
ミイラは香油で良い匂い
ミイラ職人
左脇腹から内臓を取り出す
心臓だけ残す
4つのカノポス壺に内臓入れる
脳は大事じゃないから鼻から棒でかきだして捨てる
包帯には死者の書の簡易版
ヨーロッパのは泥の中からも多い
怪我してたり殺されてたり罪人とか生贄とか
湿地遺体
泥の酸性が強いと骨が溶けて皮膚が残る
アルカリだと逆に皮膚が溶けて骨が残る
南米のは生贄系。生贄の子供は1年間コカの葉とかアルコール漬けにして生贄からのミイラ
グアンチェ族・カナリア諸島
肖像頭蓋骨
パプワニューギニアの燻製ミイラのナショジオ映像見たい
こちらも集落を一望できるところに安置
本草学者
柿の種
タンニン
福島県浅川町の曹洞宗貫秀寺
即身仏 弘智法印 宥貞
九相図
アイスマン
干し首は頭蓋骨から革を丁寧にはいで中に熱い石を入れる
こんか様子で、ミイラの作り方から干し首の作り方まで学べる最高の展示だった。
特に、Twitterでもバズっていた本草学者のミイラがやっぱり最高で、そのミイラを眺めていたら、なんだか私も死後はミイラになりたくなった。ほら、子供もいないので地球に残せるものが何もない身としては、せめて研究対象として役に立つ未来があるのは悪くないのでは…?と、一瞬思ったのだが、脂肪過多な体では、うまい具合に乾燥せずに腐り落ちるから良いミイラにならなさそうである。