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思えば偏愛癖はこの作品から始まった。『T2』

いよいよ今週末に迫った映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』の公開。「ターミネーター2」の正式な後継作品ということで、とにかく楽しみでムビチケを3枚購入した。

なんつっても、リンダ・ハミルトンがめっちゃかっこいい。リンダ・ハミルトンに憧れて懸垂を試みては挫折する中高時代を過ごした私としては、「ニュー・フェイト」の予告編を観て、年月を経てよりかっこよさを増しているようなリンダにもう抱かれたも同然である。

そんなわけで、新作公開への準備として、現在劇場で上映している「ターミネーター2」の3D版を観てきたわけだが、つくづく最高の映画だった。この年齢になって改めて気づく部分や心理描写もあったし、3Dの奥行ある映像で楽しむエドワード・ファーロングの憂いを帯びた表情は、白米無限大に食えるヤツである。

この映画を初めて観たのは、たぶん中学3年生の夏休み。渋谷の東急文化会館(現ヒカリエ)にあった映画館で私は偏愛に目覚めた。液体金属のCG、リンダ・ハミルトンの筋肉、そしてエドワード・ファーロングの美少年ぶりを観て超絶に興奮したし、溶鉱炉に沈むシュワちゃんを観てベッソベソに泣いた。

しばらく経ってテレビで放送された「T2」を録画。たぶん週1ペースで繰り返し観ていた。私が気に入った映画を複数回劇場で繰り返し観る偏愛性癖(?)は、今思えば『T2』に育まれたものだ。

高校の部活で初めての海外・アメリカに行った時も、「こ、こ、ここがT2を生んだ土地…!ハリウッド!!」と、ロスで鼻息を荒くしたものだ。なお、それから20年以上経って仕事でニューヨークに行った時も、「こ、こ、ここが『BANANA FISH』の舞台…!!」とニューヨーク図書館で涙ぐんだので、やっぱり三つ子の魂百までなのだ。

そんなわけで、今週末の新作公開は超絶に楽しみ。アメリカではけっこうコケていると聞くが、そんなこたぁ関係ない。リンダが元気で銃をぶっ放してて、どんな体型になっているのかさっぱり不明のエドワード・ファーロングが出ている、ってだけで、公開週に観に行く価値しかないのだ。

Amazonプライムでも「T2」は観れるので、もう一度くらい観てから新作に挑みたい。


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ウエハラアズサ
何という幸せ…!ありがとうございます!!