大瀬良・森下にとって最良な恋女房は誰!?カープのキャッチャーが多すぎるので占い師に聞いてみた。
人生、このままで良いのだろうか…?
不安に駆られた時に多くの人が頼ってきたもの、それは占い。古来より、世界中でさまざま事象が、占いによって決められてきた。我が国でも、例えば戦国時代には、出陣するのに最適な日取りや、攻め入る方角などが易学で判断されたという。
そんなわけで、カープのバッテリーがこのままで良いのか不安になった私は、占いに頼ってみることにした。
カープにはキャッチャーが多すぎる
カープには優秀なキャッチャーが多い。しかも、打撃面でも期待できる選手ばかりである。ちょっと戦力を持て余しているのではないかと感じるほどだ。
カープの正捕手といえば會澤翼。ケガで辞退したものの、オリンピックの日本代表捕手に指名された程の実力の持ち主である。さらに、昨年リーグ2位の打率を残した坂倉将吾。考え抜いたバッティングで結果を残せる磯村嘉孝もいる。今シーズン打撃好調で俊足の中村奨成や、強打者候補として成長著しい石原貴規。頼れるベテラン、白濱裕太の存在も忘れてはならない。
このように優秀な捕手が多すぎる現状で、ピッチャーとキャッチャーの、バッテリーとしての「相性」を、正確に見定めることができるのだろうか。
そこで、投手陣を代表して、エースである大瀬良大地、そして次世代エース・森下暢仁と、6名のキャッチャーとの相性を占ってもらった。果たして、2人にとって運命のキャッチャーは誰なのか?
エース・大瀬良にとって最高のパートナーは…!?
今回ご協力頂いたのは、手相、占星術、九星気学を得意とする、この道12年の紅林映理子さん。野球に関しては明るくないという映理子さんに、まずは大瀬良の人となりを占ってもらった。
映理子さん「大瀬良さんは、ひょうきんで優しく、グループのリーダーやムードメーカーになりやすいタイプです。なにかと逆境の多い運勢ですが、反骨精神が強いので、それをバネに努力できる人。 幅広い知識と情報を使って、時に意表を突いた方法で勝負に出るカリスマタイプですね。」
たしかに大瀬良は、2021年度の投手キャプテンでリーダー的存在。弟さんを喜ばせるために野球を頑張り続けた、というエピソードをも彷彿とさせる占い結果に、私は頷くしかなかった。映理子さんの占い、かなり期待できそうである。
そんな大瀬良と最も相性が良いキャッチャー、それは…
映理子さん「大瀬良さんと一番相性が良いキャッチャーは、石原さんです。」
なんと相性第1位は、若手有望株の石原貴規だという。
映理子さん「大瀬良さんは、勢いと流れに乗って攻めるピッチャー。石原さんはロジカルに分析して冷静に判断するキャッチャー。 お互いの特性がポジティブに働き、あらゆる状況に対応できる好相性ですね。 大瀬良投手のプレーが安定しやすく、困難な状況も打破できる組み合わせと言えます。」
ここでデータを見てみよう。今シーズン、この2人がバッテリーを組んだ回数は、なんとゼロ。昨年もわずか1試合のみで平均防御率は4点台。2人はほとんど組んだことがないのだ。
ここで映理子さんから、興味深い情報がもたらされた。相性2位は會澤翼なのだが、大瀬良にとって會澤は、1位になってもおかしくないほどの好相性だというのだ。今シーズン、大瀬良と組んだ回数が一番多い捕手は、他ならぬ會澤である。大瀬良は、6月末までに登板した12試合中、會澤を女房に10試合を投げており、捕手別防御率は3点台と上々の成績を残している。
つまり大瀬良は、すでに相性抜群の相手に投げ込んでいるのだ。逆に言うと、大瀬良本人も首脳陣も、「これが最良のバッテリー」と思っている可能性がある。石原を恋女房にすることによって、さらなる高みに上がれる可能性があると言えるのではないだろうか。
森下暢仁の運命の恋女房は誰!?
続いて、森下の運命の相手を探してみよう。
映理子さん曰く、森下は「相手の表情や行動から心理を読むなどの、客観的な分析能力に長けています。 安定性・確実性を求め、危険な賭けやチャレンジを好まない傾向にあります。 何事もコツコツ継続して功績を残す優等生タイプのようです」とのこと。
実際に森下は、さまざまなインタビューで「試合のたびに課題克服に向け、いろいろ試してきた」「悪かった時は考えて反省し、次の登板に臨んできた」などと答えており、コツコツ努力を続けるタイプのように見える。入寮の際に、書籍『MODESTY 松井秀喜 つつしみ深い生き方』を持参したあたりからも、優等生タイプであることが伺える。やはり、映理子さんの占いに曇りはない。
そんな森下にとって、恋女房として最適なキャッチャーは、一体誰だろうか?
映理子さん「森下投手と最も相性が良いキャッチャーは、坂倉捕手です。」
なんと、現在は内野手として活躍しがちな坂倉将吾が、最適な恋女房だという。
映理子さん「現実的な分析と戦略を持つ坂倉さんは、森下さんにとって信頼できる相手。大事な場面でも安心してプレーできるため、勝利につながりやすい好相性と言えます。」
データと照らし合わせてみよう。今シーズン6月末までに登板した13試合のうち、森下が最も多くバッテリーを組んだのは會澤である。6試合で3勝2敗。ついで相性抜群とされる坂倉とは5試合組み、1勝1敗。磯村相手にも、勝ち負けはついていないが、2試合投げている。勝敗だけで見ると、坂倉よりも會澤相手の方が白星は多い。
ところが、捕手別平均防御率を計算してみると、會澤とはなんと8点台。磯村とも6点台と、いまいち振るわないのだ。しかし坂倉相手だと、なんと防御率はグッと下がって2点台である。ちなみに2021年も、坂倉とは9試合バッテリーを組み、3勝4敗で防御率は2点台。どう考えても森下の運命の男は坂倉ではないか。占い、侮るべからずである。
このように、大瀬良・森下とキャッチャー陣の相性を占ってみたわけだが、カープはさらに、6月中旬に持丸泰輝捕手の支配下登録を発表。キャッチャー多すぎ問題にピリオドが打たれる日は遠そうだ。
ちなみに映理子さんによると、佐々岡真司監督は、とても誠実で秩序だって物事をすすめるタイプ。少し考えすぎる傾向にあり、挑戦が苦手とのこと。しかし、今年から来年にかけ、心のブレーキから少しずつ開放される運勢だという。監督も、新たなバッテリーを試す気持ちになるかもしれない。
※文中のデータは全て、2022年6月30日時点のもの
なお、全ての占い結果はこちらである。どうぞお楽しみ頂きたい。