呼吸をするようにおひとりさま

『東京タラレバ娘』の連載が始まった2014年には、「東京オリンピックまで独身で一人で見ることになったらどうしよう」と人並み（？）に心配したりもした。やっきとなって婚活をしたりもした。しかし、婚活をきっぱり辞めてからというもの、もはや私はナチュラルにおひとり様である。

っていうか、おひとり様という選択肢しかないので、おひとり様であることが特別なことでもなんでもない。呼吸をするようにおひとり様。ただ生きている、おひとりで。

今日も、「ああ、渋谷スクランブルスクエアは今日オープンか〜。屋上が話題だな。あれ、チケット予約できるじゃん。あれ、今日まだ空きがあるじゃん。帰り道に通るから、寄ってくか！」と、実に自然な流れで1名で予約。

そうしたら、私の予約枠に集まった人の中で、単独参加は見事に私だけだった。昔の私だったら、なんか居心地悪いというか、ソワソワしたに違いない。しかし、今の私は何せ超自然体でおひとり様なので、びっくりするほど心に波紋のひとつも立たないのだ。

とりあえず行くっしょ！！！ってなり、衝動的に本日オープンの渋谷スクランブルスクエアの屋上に登らんとしておりますが、おひとり様は私ひとりでした。

ちょっと意味分からないかもですが、私ほどのおひとり様になると、自分が選んだ行為がおひとり様ということすら気付かずに動いてしまうのです。 pic.twitter.com/2divbpqjRC

— ウエチリーヌ🍖水金地火木ドッテンウエチン (@Uechiline) November 1, 2019

大体、「うわー…あの人、こんなとこに一人で来てる…！やべ〜！！」っていう風にいちいち他人を見ている人、いる？いなくない？万が一いたとしても、そんな風に他人を見ているような人に何て思われてもマジでどうでも良いのである。

そんなわけで、ナチュラルおひとり様で行って見た風景はなかなか美しかったので、今度は日中に行きたい。

今日、風強いし夜景日和！！ pic.twitter.com/bci5Fq3HeK

— ウエチリーヌ🍖水金地火木ドッテンウエチン (@Uechiline) November 1, 2019