2022年3月25日 vsDeNA 末包。とにかく末包。
「末包」
2021年のドラフトで6位指名されたこの名前がモニターに映し出された時、「また読めない子キタ!!」と、謎の興奮を覚えたカープファンは少なくなかったと思います。
音、高、畝、梵、鞘師、下水流、苫米地、塹江……こちらの知性を試すかのように、読めない系名字の選手を集める癖があるカープが繰り出してきた難読ニューフェイス、それが末包昇大(すえかね・しょうた)です。
末包て!どんな末端を包もうというのか。
名字ランキングで軽く調べてみると、全国にはおよそ550人の末包さんがいるらしい。余談ですが、同じ香川県出身の塹江は、全国に30人しかいません。
そんな末包が、プロ初打席で初ヒット&初打点、からの猛打賞と大爆発!
開幕前夜、かなり多くの野球解説者が「鈴木誠也が抜けた穴が埋まらない」と、我らがカープを最下位予想していました。
でも、私は全然心配していなかった。だって末包が覚醒するもん。なので、今日は溜飲が下がったような気持ちにもなれ、実に最高の開幕戦となったのでした。
そんな末包で本日最も印象に残ったのは、1回の裏、初めてライトの守備につく時の姿です。ライトまでの間、審判の皆さんにご挨拶。それはどの選手でもすることなので何とも思わなかったのですが、その次に取った彼の行動にはマジビックリしました。帽子を取って、ライトスタンドのDeNAファンに向かって深々とお辞儀をしたのです。
こ、これは、オープン戦で日ハムの今川君がカープファンのハートを一気に掴んだのと同じやつや…!(いや、ここまでお手振りはなかったので今川くんマジ恐ろしい子)
いい。実にいいぞ末包!!
誠也もライトでの様々な奇行(?)でアウェイでも相手チームのハートを掴んでいました。末包は、もっとどストレートなご挨拶だったわけですが、こんなのされたら皆好きになっちゃうでしょ!
身体も心も大きい末包、今後が楽しみすぎて夜も眠れず、こうして文章にしてみた次第です。
<DeNA3-11広島>@横浜