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【番外編】観劇出来ない日々を有意義に過ごしたい〜歌舞伎塗り絵レポ②〜
迫り来る流行病に打ち克つために始めた歌舞伎塗り絵。美しい絵と詳しい解説に心躍らせながらも、レベルの高い見本イラストにビビり、直接本に色塗るのは気が引けて線画ページをコピーした、というところまで前回の記事でお伝えしました。
これで色塗りする準備は整った!!!と思ったものの、通常のモノクロコピーにしてしまったため、線がいささか薄く途中で切れてしまったりしている。よし、色塗りする前に、ボールペンで線をなぞり書きするぞい!
2. なぞり書き開始!
なぞり書きなら私だってちゃんとできるぞ〜早く色を塗りたいなぁ〜とワクワクしながら黙々と線をなぞっていたところ、あることに気付きました。細かい模様(着物の紋部分と帯の柄)部分の線画が半分ぐらい消えている…! ※見本イラストは著者さんツイート内のサンプル画像2枚目をご覧ください。
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これは…見本を眺めながら目でトレスするしかない…お絵描きセンスが問われるやつじゃん…!とビビりつつ、帯の花部分にボールペンを入れると…
ああ〜〜〜〜〜花びらが閉じられなかった!!!これWindowsのペイントでバケツ一気塗りしたらビャッて色が漏れちゃうやつ!!!
あっ!!!葉っぱがグシャった!!!形もよく分からん!!!左下の葉っぱはもうトレスすることを諦めてるな!!!頑張れよ!!!試合終了しちゃうぞ!!!
と紆余曲折ありながらも無事線画を終了しました。本当は背景に美しく桜が散っているのですが、帯の二の舞になってグシャ部分がこれ以上増えるのは悲しいので、なぞるのは辞めました。
助六、線画の時点で既にもうカッコいいな。。。助六って派手な衣装・隈取りじゃないのにカッコイイの、すごいよね。なんなんだろうね、その魅力の源は???
3. ついに色塗り開始するぞ〜〜〜!
というわけでやっとこれから色塗りです。顔から塗っていきましょう。ここまで来るまでに(前回分と合わせて)恐らく2000字弱使ってる。
助六といえば、やっぱり江戸紫の鉢巻きですよね〜〜〜!!!実家から引っ張り出してきた色鉛筆は36色入りで、紫・藤紫・赤紫・スミレと各種紫を取り揃えてたんですけど、どの紫もなんか助六の江戸紫とは違う!!!と私の中の助六愛がストップをかけました。
本の解説ページを見ると「青みのかかった紫色」と記載があったので、見本イラストを見ながら青とか様々な色を重ねてみると。。。
おぉ〜〜〜〜江戸紫にだいぶ近づいたんじゃない???色を重ねる前の写真取り忘れた(致命的)ので比較できないんですけど、紫単色とは全然色が違うんですよ。疑うならあなたが持ってる紫色の色鉛筆を今すぐ出してきなさい。ほら<⚫︎><⚫︎>カッ!
さて、顔も無事塗り終えたので、着物を塗りますか〜〜〜✌️と塗り始めたけど。。。
塗る範囲広いし、色鉛筆で均一に塗るの難しいし、すげぇめんどい。文明の利器に毒された現代人なので、それこそ「Windowsのペイントでバケツ一気塗りしたい」って思っちゃった、えへへ…。さっきまでの助六愛はどこへ…。
助六の着物は漆黒だからこそ引き締まっててカッコいいんですけど、色鉛筆だと漆黒出せないかもしれないなぁ〜どうしようかなぁ〜と思いつつ、この日はこれでタイムアップ!次回、果たしてちゃんと着物を黒く塗る意欲は取り戻せるのか!ご期待ください。
それでは〜!
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