マスクが臭いのは口臭が原因?マスクが臭くならない対処法5つ
日本では、コロナの感染当初から新型コロナウイルス対策(予防?)のために「マスクを着けるよう」厚生労働省から言われていましたが、ついにWHO(世界保健機関)からもマスク着用が推奨されるようになりましたね。
そのため、緊急事態宣言が解除された現在(2020,6,16)も、ほとんどの人がマスクを着けているのではないでしょうか。
昨年までは、マスクを着ける時期といえば、風邪やインフルエンザが流行る冬か、花粉症が多い春と決まっていましたが、コロナの影響によって、湿度の高い梅雨の季節や猛暑の日中でも、マスクを着けないと「エチケット」に反するといわれるのが怖くて、仕方なくマスクを着けるは私だけでしょうか?
ところが、マスクの問題点は「臭くなる」ことです!
ニオイのほかにも、マスクを着けると、暑い、息がしにくいなどの苦情がありましたが、最近は呼吸がしやすいマスクや蒸れにくい(涼感、クール、抗菌)マスクが、大手メーカーから販売されるようになりひと安心ですね。
※ユニ・チャーム、アイリスオーヤマ、AOKI、近々ユニクロなどで販売。
しかし、これらのマスクを実際使ってみると、どれだけ高性能のマスクでも臭くなります。(ニオイには個人差があります。)
今回の記事は、「マスクが臭くなる原因」と、「マスクのニオイ対策」についてお伝えします。マスクの臭いに困っていましたら、ぜひご参考にしてください。
マスクが臭くなる原因
マスクが臭い原因には、マスク自体が臭い場合もあります。国産マスクで「生地が臭い」というモノは少ないですが、海外製の安物や長期間在庫されていたマスクの場合には、始めから独特のニオイがしているものがあります。
今からご説明するのは、そういうマスクではなく、「マスクを着けていると臭くなる」理由(原因)についてです。
1、 口臭が原因…口臭がしている人の唾液には、臭い物質「揮発性硫黄化合物」や菌が混じっています。そのため、呼吸、会話、咳、くしゃみをした時に、マスクに唾液(飛沫、水蒸気、菌)が付着します。この唾液が臭いことがマスクを臭くするのです。
2、 歯周病が原因…歯周病になると臭い膿や血が出るようになり、唾液が臭くなります。そのニオイがマスクに付着するからです。
3、 長時間のマスク着用…マスクの内側には唾液と共に菌が付きますが、同じマスクを長時間着けていると雑菌が繁殖します。マスクの内側は湿度が高く高温のために菌が繁殖しやすい環境なのです。
4、 マスクを洗わない…マスクに着いた菌は、簡単には死にません。マスクを外して翌日に使うと、湿気によって一変に雑菌が増殖して臭いを発生させます。使い捨てマスクでない場合には、毎日洗浄する必要があります。
このような理由から、マスクは臭くなるのです。それでは、(限りなく)マスクが臭くならないようにするための対策についてご説明いたします。
マスクが臭くならないための対策方法
マスクが臭くないようにするためには、一番は口臭対策をすることがポイントです。臭い対策のポイントの二番目は、マスクを臭くしないための使い方です。
マスクを臭くしないための予防方法
1、 マスクを長時間(1時間以上)着けないようにする。
2、 いくつものマスクを持参して、臭くなる前に取り換える。
3、 マスクが蒸れないように、通気性の良いマスクを使う。
4、 使用後のマスクは、洗剤や消毒剤を使い洗浄する。(良く乾燥させる)
5、 使用前に、マスク用の抗菌スプレーを吹きかける。
これだけでも、マスクの臭い対策には効果があるかもしれませんが、大切なのは口のニオイ対策です。
マスクを着けたままにしていると、口内細菌も増殖しやすくなり生理的口臭が出ます。そうならないためにも、こまめに水を飲むとか、うがいをして、口内を洗浄して清潔を保ちましょう。