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#私の星野源はここから

逃げ恥6話

2016年11月15日火曜日
私の人生が変わった日

普段ドラマを見ない私が、このドラマを見ることにしたのは
横浜が舞台のドラマに当時ハマっていたから。
自分のFacebookを見返すと、2015年にデート〜恋とはどんなものかしら〜、きょうは会社休みます、昼顔にハマっていたと書いていた。

逃げ恥に興味を持ったのは、ガッキーの相手役に、
デートに出演していた長谷川博己さんが出るかもしれないという
噂を聞いたから。
同じようなドラマに同じ人が出るかなあと
疑問に思っていたら、違う人だった。

第1話を見た時、あり得ない設定なのに、
あり得るように見えるのはすごい、と思った。
エンディングで平匡さんも踊っている上に曲も作っていると知って、
多彩な人なんだな、と思った。

Facebookには、第3話終わった後の
2016年10月31日に逃げ恥にハマっていると出てくる。
「ガッキーがひたすらカワイイ、星野源さんもその次にカワイイ。
 月曜はなんだか憂鬱だけど、
 あしたはドラマだと思うと乗り越えられそうな気がする」
この書き方、ハマってると言いつつ、まだ自分をコントロール出来ている。

で、運命の6話。
「新婚旅行」という名の「社員旅行」に出かける話。
どんどん二人がすれ違っていって、
平匡さん、そうじゃないんだ、そうじゃないんだよーー!!と
思いながら見てたら、
ラストのラストでとんでもないことになった回。
原作の海野先生と同じタイミングで、
「踊れるか~~~~~~!!!」って叫んだ。
(当時Twitterアカウント持ってなかった)

とにかく次の話が気になって仕方なかった。
荒ぶる気持ちを抑えてコンビニに行き、
テレビ雑誌の7話のあらすじを読み漁る。
…ますますわからなくなり、一人で頭を抱える日々。
王様のブランチの予告で新場面が出てきて、
みくりさんと平匡さんの洋服から
自分なりの妄想で7話を作り上げる…が、まだ足りない。

ここから自分のコントロールが効かなくなってくる。
我が家のHDD容量が足りず、子供の仮面ライダーを優先し
逃げ恥を見ては消してしまった自分を激しく後悔した。
あの日から、火曜日夜10時を目指して1週間を過ごすようになる。
7話目からは、火曜夜9時までに
子どもたちを寝かせることに躍起になった。
9時から1週前のものを見て復習
→10時から本編→余韻冷めやらずTwitterを見るの繰り返し。
購入履歴を見ると、7話を見た次の日に
「そして生活は続く」を購入していた。

この頃から、平匡さんからその役を演じる星野源さんに
興味を持ち始めたようだ。
で、歌番組に出るからと録画予約をしてたら、
体調不良で出演を辞退するというニュースが飛び込む。
連続ドラマに大河ドラマ、コント番組もやって歌番組もやってたから、
そりゃそうだよな、体調崩すよなあと思って、
全然会ったことない人なのに、すごくすごく心配になる。
で、公式Twitterから体調が回復して撮影に復帰しましたとの投稿。

この写真が決定打となった。
自分がマジマジと見られてる感覚。
心配かけましたね、今は大丈夫です、という声が直接心に届いた気がした。
人生で初めて推しが出来た瞬間だった。
初めて出来た推しは、ドラマも音楽も執筆もやっていて、
どこから揃えていいか混乱した。
…と思っていたが、衝動が抑えられなかったようで、
2017年1月18日のFacebookに、本とCDをコンプリートしたと書いてある。
(思ってたより全然早い)
自分の性格上、慎重に慎重に物事を進めるタイプだったのに、
こんなに行動的になるとは思わなかった。

それで、源さんの本を読んで勇気をもらい、
サポート的な仕事から人前に立つ仕事を始めたのが翌年2017年。
上司に打診された時、いつもは言わない「やります!」が咄嗟に出た。
心の中には、星野源さんの著書『働く男』の一節が、
ぼんやり浮かんでいた。

才能があるからやるのではなく、
才能がないからやる、という選択肢があってもいいじゃないか。
そう思います。
いつか、才能のないものが、面白いものを創り出せたら、
そうなったら、才能のない、俺の勝ちだ。

星野源『働く男』

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