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「○○の年は…」というのを、文字通りに受け取ってはいけない。②

昨日の続きです。私の人生は、「起」能力習得の2年、「承」能力発揮の2年、「転」嫌がらせされる3年、「結」新規に様々な学びを得る3年、の10年サイクルを繰り返しています。自分の体験を基に通変の傾向を考えました。

私は通変を先ずは10種類ではなく、比肩と劫財、食神と傷官、正財と偏財、正官と偏官、印綬と偏印の5通りで考えます。

比肩と劫財は日干と対象の干が同じ五行で、いずれも自分を強くします。私は入社2年目、3年目で必死に仕事に付いて行こうとしていたり、大学院で学んでいたりしていました。意識のうえでは自分にフォーカスしていた訳ではないのですが、自分の仕事や勉強に懸命に取り組むことで結果的に自分を強くする活動に勤しんでいました。私はこれを「起」能力習得と考えていましたが、自分を強めるという点がまさに比肩、劫財です。

食神と傷官は日干から生じる五行が対象の干で、自分が良いと思ったものを外にアピールします。私の場合は「管理部門で技術力を発揮して」「短大で指導スタッフに加わって」と言われて異動した先で、自分から周囲に働きかけることとなりました。自分の内側から外界へエネルギーが溢れ出る感じです。私はこれを「承」能力発揮と考えていました。

正財、偏財は日干が剋す五行が対象の干で、財運がよく挙げられますが、現実的管理能力の方がサラリーマンにはピンと来やすい気がします。ただ、残念ながら私は実体験としてはよく分かりません。私の場合はとにかく嫌な奴が出てきてチクチク嫌がらせをされていました。その人毎に生年月日時から導く命式が異なりますが、私の命式は財が苦手なようです。私が四柱推命を改めて勉強してからまだ年運で財が回って来ていませんが、次に財が来たら、嫌な奴を管理することを心掛けてみようと思っています。

正官、偏官は日干を剋す五行が対象の干で、自分に求められている役割を察知する能力です。確かに、これに長けている人は組織の中で頭角を現すでしょう。私は官も苦手なようで、正財、偏財、正官の3年間は嫌がらせされており、「転」嫌がらせされると考えていました。次に官が来たら、自分の役割を察知して…と言いたいところですが、KYには自信があるので、ここはやっぱりダメかも知れません。

印綬、偏印は日干を生じる五行が対象の干で、学びを得ます。私はこの時期が大好きです。「わー、こんなのあるんだ」「分からなかったことが分かるって素敵」等と楽しく暮らしています。「結」新規に様々な学びを得ると考えています。

正官と偏官を一緒に扱っていながら、正官は「転」嫌がらせされる、偏官は「結」新規に様々な学びを得る、となっているのは、私の命式の場合、偏官は干合するからなんです。干合については、また改めて記します。

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