【雑記】手帳遍歴(後半)
フランクリンプランナーのコンパクトサイズ(普通のシステム手帳で言うバイブルサイズ)リング径40mmは重い、逆算手帳は薄くて軽いというところまで書きました。(我ながら何という「前回までのあらすじ」…)
この逆算手帳、今時の手帳好きの方はご存じないかと思います。作者のコボリジュンコさんの失踪で発売中止になってしまい、それきりなので。
逆算手帳は、前年の10月から使えるんです。私は2019年の逆算手帳を2018年9月に購入して、10月から使い始めるようにワークなどに取り組んでいました。そして、「Life GYAKUSAN(ライフ逆算シート)」というページに来た時。
このページは、自分の設定する6つの項目について、「生きているうちに実現したいこと」「10年以内に実現したいこと」「1年以内に実現したいこと」を書いていきます。説明書きには
とあります。
私はそれまで「体が動く限り、働く。社会の一員であり続ける。」と考えていました。その考えに疑いを持ったことがなかったんです。「社会の一員であり続けるために働く。」ということを当たり前と考えていて、疑問に思ったことがなかったんです。
ところが、このとき、Life GYAKUSANのページに記入しようとして本当に唐突に「なんで?」と思ってしまったんです。
何故、働くの?
どこかに勤めていないと社会の一員ではないの?
何のために働くの?
お金のため?
誰かのため?
何のため?
そして、本当に突然、「母の支配下に入らないで済むように現金収入を得続けたかったんだ」と思い至りました。
私の母は支配的な人で、私は言葉を理解する前から「親は偉い」「子供は親がいないと生きていけない」「親の言う通りにしなさい」と繰り返し繰り返し、いろいろな表現で言い聞かされていました。
幼い頃、デパートで床にひっくり返って駄々をこねている子供を見かけると(あの子は明日まで生きていないに違いない)と本気で思っていました。今は人目があるから、あの子の親はあの子を強く叱らないだけ。家に帰ったらもう生かしておいて貰えないに違いない、と。
現実の私は、大学を卒業して就職して25歳で家を出て、それ以降は特に親の世話になってはいないのですが。
定年退職で無職になったら、母ではないかもしれませんが、いずれにしても誰かに「自分(その誰か)は偉い」「卯枝は自分がいないと生きていけない」「自分の言う通りにしなさい」等と言われて自由を奪われるのではないか、という何の根拠もない恐怖が私を「働き続けること」に駆り立てていたのでした。
そこに至って、私は初めて、そうです、私は生まれて初めてゼロベースで「私は何をしたいのだろう」と考えることができました。
それまで、進学や就職に際して「私は何をしたいのか」を考えた時には「自立したい」が第一で、聞こえは良いかもしれませんが、要するに「他人の支配を受けたくない」一心だったのです。
本心から、したいこと。
何もしなくてよい状態のときに、それでもしたいこと。
この時はたまたま逆算手帳でしたが、逆算手帳でなければ気づきがなかった訳ではないです。フランクリンプランナーでも何でも、「もうじき定年退職だけど、その後はどうする?」ということを真剣に考えれば「社会の一員であり続けるために、体が動く限り働く」というのが思い込みなんだと気づくことができたのではないかと思います。
今、私は自立して生活できているので、誰かの支配下に置かれることはない…と気づくことができて本当に良かったです。思い込みが強過ぎて無意識になってしまい、それまで気づくことができなかったんですね。「社会の一員であり続けるために」なんて、社会参加の意識が高過ぎて目くらましになっていたんです。
世界が全く違って見えました。
そういった自分の体験もあって、手帳の話になった場合には価値観について考えるようなワークを伴った手帳の使用をおススメしております。
なお、逆算手帳ですが、知財の関係で今後も販売はされないはずです。ですが、今なお自作で使用しているユーザーの方々がいらっしゃいます。興味のある方は検索してみるとよいと思います。手帳は薄かったのですが、関連するシートとしてPDFファイルがいろいろあって、いい手帳だったと思います。
今回も2,000字を超えてしまいました。あと少しだけ書きたいのでもう少し次回までお付き合いいただけると幸いです。
皆様が幸せでありますように。
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