私の失敗
えー、本日は4月1日ということですが...
残念ながら私の職場には誰一人、新人が来ることはなかったです。誰一人として、来ませんでした。。。
どうもお久しぶりです。木下です。
今日は4月1日ということで本来であれば新入社員が入社し、どことなく職場全体にハートフルな雰囲気漂う一日なことでしょう。
ちなみに私の職場では新人配属0人でした。
新人の来ない新年度つまんね〜...
まぁそれはいいとして今日は年度始めですので私の社会人1年目に起きた出来事について少し振り返ってみたいと思います。
仕事のことを具体的に話すと色々ややこしいのでプライベートの話になりますがよかったらのぞいていってください。
それではよろしくお願いいたします。
※この記事は5分〜10分程で読める内容になっています。
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1.陰キャ、渋谷に繰り出す
2017年。
私が新社会人としてデビューを飾ったのがこの年だ。
話に入る前にこの時の世間の様子を少しだけ振り返ると、この年は世間全体で見てもそこそこに景気は良かったと思う。
(就活もまぁまぁ売り手市場で本当に助かった。)
アベノミクスで賃上げやボーナスUPなどのニュースも多く聞かれ、やっと日本経済少しまともになって来たか?と感じられたのがこの年だったように思う。
そんな世情もある中で入社から数ヶ月経った夏頃、社会人として慣れてきた(と勘違いしていた)私はそこそこ浮かれていた。
※実際には重要な業務を任せられていないだけでこれからやって来る地獄を何も知らないだけのクソガキ。
そんな時、職場のある先輩からお誘いを頂いた。
🧑🏻「夏だし渋谷行かね❓」
それはとても魅力的な提案だった。
吉祥寺の大学に通っていて井の頭線で一本で行けるにも関わらず、ほとんど未開の土地だった渋谷。
※我が大学の合唱部では遊びに行く時の選択肢から渋谷は自動的に外されていた。
季節は夏真っ盛り。
ぼく👦🏻「...(社会人となり可処分所得が増えた今の自分なら渋谷も攻略できるかもしれんな。。。
もしかしたら忘れられない思い出なんかもできちゃうかもしれないねぇ...(ニチャ」
そんな調子ノリ陰キャ特有の激キモ妄想をしてしまったことをよく覚えている。
いつもなら渋谷なんて絶対に行きたくない(荻窪か吉祥寺で全ての用事を済ませたい)陰キャの私だったが、この時はその誘いに元気よく
👦🏻「いきまぁす‼️😎」
と答えたのだった。
私はその日を心待ちにして当日はお気に入りのGUの夏服に身を包み、先輩と合流した。
何をするのかよく分かっていないまま当日を迎えてしまったが、先輩曰くどうやらクラブやバーにナンパをしに行くとのことだった。
👦🏻「大学生と違って金も持っとるし、ナンパの一つや二つ余裕やん❓(イキリ陰キャ並感」
と、思っていた。
...しかし現実は甘くなかった。
先輩がバーやクラブで浴びる程にギャルとLINEを交換する中、隣で私は完全にお地蔵さんと化した。
イケメンでコミュ強の先輩の横にいる、なんとなく冴えない新人の全然喋らねー奴。
私はその日一日中、ギャル達からクラスで一人だけ君付けで呼ばれるポジションの男子への接し方をされ続けた。
※つまり完全に男として見られていない。
屈辱感に私は打ちひしがれた。
ぼく👦🏻「...こんなはずではぁ...(グニャア」
2.謎の初老男性
そんなこんなをしているうちに時刻は午前2時。
先輩は鼻のとんがったギャルとどこかへ消えてしまい、大都会渋谷に全身GUの陰キャが一人取り残された。
ぼく👦🏻「...せっかくだし夜の渋谷探検でもするか...」
完全に消化不良の私はこの期に及んでまだ何かを期待していた。(マジで何も起きるはずないから帰れよ)
しばらく歩いていると、こんなところが渋谷にあったのかというような怪しげな雰囲気の街に行き着いた。
あまり良くは思い出せないが、角海老が近くにあったのだけは覚えている。
↑こんなやつ。風俗。
👦🏻「はぇ〜...すっごい...」
小学生並の感想を垂れ流しながら歩いていると、一人の小綺麗な初老の男性が話しかけて来た。
「お兄ちゃん、ハプニングバーって知ってるかい?」
ハプニングバー。
その言葉は古今東西ありとあらゆるエロ動画を鑑賞することによって蓄えられた私のエロ知識の引き出しを開き、新たな性の目覚めを予感させた。
シラフの私であれば
👦🏻「なんだこのオッサン⁉️」
と思っただろうが、この時は既にベロベロ。
さらにストゼロを片手に持っている。
正常な判断能力を失っていた私にはその初老の男性の言葉はまるで孫にヴェルターズオリジナルを与える優しいおじいさんの言葉のように感じたのだった。
↓イメージ
👦🏻「ハプニングバー??この辺にあるの?」
👨🏼「あるとも。そのビルの4階。今イベント中だよ。」
わざわざ渋谷の街に出てきて消化不良感を抱えていた私はそのイベントに惹かれた。
このイベントに行けば何かが起こる。そう感じた。
👦🏻「イベント??何があるんですか??」
👨🏼「今日はね、有名人を何人か呼んでるのよ。知ってそうなところだと...おっ、しみけん来てるよ!」
👦🏻「ほんとぉ⁉️(歓喜」
こうして私はアッサリと謎の初老男性の後をついて行くのだった。
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3.雑居ビルの4階へ
👨🏼「ついたよ。」
👦🏻「ここかぁ...(ゴクリ」
↓イメージ
👨🏼「ではちょっと案内する前にチェックだけいい?生年月日と干支教えてもらえますか?」
👦🏻「94年⚪︎月⚪︎日、戌年です‼️(全力)」
※これになんの意味があったのかは全く分からない。
👨🏼「(無線を繋ぎながら)...ハイ、はい...イケる?OK。
ほいじゃOKです。ではここで3万円のお支払いになります。ほんでインターホン押して、これ見せたら入れますから。楽しんでね😎」
👦🏻「はい‼️😊(たっけぇ...これがハプバーかぁ)」
そう言われ、なぜか謎の金色の犬の形をした小さなオブジェのようなものを手渡された。
👨🏼「ほいじゃいってらっしゃ〜い😊」
👦🏻「いってきま〜〜〜す‼️‼️‼️(クソバカ)」
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👦🏻「ヴーン(エレベーターが上がる音)...スッゲェわくわくすっぞ...」
🛗チーン‼️
👦🏻「これがハブパーの扉かぁ...(ゴクリ」
この頃には私は完全に頭がイッてしまっていた。
その時の扉のイメージはこんな感じだ。
👦🏻「この扉の向こうにしみけんが...(ゴクリ」
ピンポーーン
・・・・・
👦🏻「....❓おかしいな、もう一回っと、、、」
ピンポーーン
・・・・・
👦🏻「嘘でしょ?」
ピンポンピンポンピンポンピンポーーーン(鬼連打
・・・・・・・・・・・・・
👦🏻「ああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!騙されたぁァァァァァァ!!!!!!!ジジイイィィィィィィィ!!!!!」
ここに来て騙されていることに気づいた私は階段をダッシュで降り、ジジイを探した。
👦🏻「…い、いねぇ...(絶望」
そこには既にジジイの姿はなく、私はただ真夜中の渋谷で呆然と立ち尽くすのみだった。
こうして私は渋谷でギャル達にオタクくん扱いを受け、なんの出会いも生まれず、さらには謎のジジイに3万を巻あげられるという想定しうる限り最悪の結果で渋谷での1日を終えたのだった。
4.あとがき
以上がその日あったことの全てだ。
その後どうやって家まで帰ったかはよく覚えていない。
この日の出来事で、「世の中には悪い人間がいる」ということが本当に身に染みた。
そしてハプニングバーには結局一度も行けずに28歳の歳を迎えようと来ている。しみけんに会いたかったのに。
あと特に意味はないがそれ以来渋谷にも行っていない。
新社会人の皆さんの中で私のようなマジモンのアホはそういないとおもうので大丈夫と思いますが、もし周りに甘い言葉をかけて来る初老男性がいたら最大限警戒しておいた方がいい。
※普通の優しい上司だった場合ただの嫌な奴になるが
というわけで私の失敗のお話でした。
また気が向いたらnote書いていきたいと思いますのでぜひ読んでください。
最後までお付き合い頂きありがとうございました👏🏻
木下