人生を復帰する、

僕の父親も、めちゃお酒飲む人だったけど、怖かったなあ。

それが嫌で嫌で、僕はお酒を飲まない人になった。まあたまに飲むんだけれど、

それでも自制できる範囲、1杯2杯とかよっわいお酒しか飲めない。

それくらい、父親への嫌悪感が強かったなあ。

1年ちょっと付き合った彼女がいたけど、その人とも一回くらいしか一緒にお酒飲まなかった。

お酒以外にも、たくさん人生を制限されてきたなあって思う。

僕も、頭の中に、否定的な声が常に響いていた。

何かをミスすれば、嫌になるくらい自分を否定するし、

本当に自己嫌悪で壊れそうになったし、実際壊れていたと思う。

それで、結局4年くらい、フラフラしながら大学生というか、ニートをしていた。

それをやっと抜け出せるような気がする。就職も決まって、人生に復帰できそうだ。

そのきっかけは、スピリチュアル的な考え方だった。

「自分の本体は、肉体ではない」ってやつ。まあ、病んでるから深く刺さったなあ。

魂的な何かがあって、それこそが本質的な価値を持っていて、

それ以外はおまけ程度の価値しかない。

能力も、業績も、成果も、成績も、何もかもが、魂の価値には負けるって。

だから、存在しているだけでいいんだって。まあ、自己正当化なんだけどね。

それでも、常に、自分は価値があるから、存在していいんだって、初めて思えた。

幼稚園の頃から、酒飲みの親に、いじめられてきたから、そんな思いになれたのは初めてだったんだよねえ。

ずっと自分を恥じていたし、存在してはいけない、存在したいのなら他人に尽くさねばならないって。

でも、今は、自分に価値を感じられるし、

攻撃的にはならないけれど、必要とあらば他者とも戦うことを辞さないぜ、程度に自分を守ること、

その力が自分にはあるということを感じられる。

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