理不尽で、人は壊れる
理不尽を食らうと、人は壊れる。
前提として、理不尽を操る主、加害者は相手を選んで、理不尽を与える。
弱い人、言い返さない人、安心感のない人、まあ仕返しされる可能性のない人を狙って、理不尽を与える。そして人が苦しんでいるのをみて、自分が神になったかのように感じて、満足する。
そもそも、大前提として、そんなふうに歪んだコントロール感で、満足するような人間が100悪いし、狂ってる。でも、世の中、狂っても仕方がないように思う。その、狂ってる人も、きっとどこかで理不尽を喰らって来て、そして壊れた。その仕返しを、復讐を世の中にしているのだろう。
だから、仕方がない。
そういうわけで、その理不尽が来そうになった時、いや今もう目も前に来ているっていう人にアドバイスがある。
それは、反撃せよってことだ。相手が悪いんだから反撃する。
そうすれば、今後理不尽を押し付けてくることは無い。
なぜなら、あなたが意外と強いんだということが相手に知られるからだ。
強い、とはどういうことか、それは自分の大事さを知っているということだ。大事だから、大切にするし、時には反撃をも辞さない、強い人間だということがわかれば、そんな人間怖くて攻撃できないものだ。
でも、きっと、あなたは自分を大事だとも大切だとも思っていないことだろう。そして、ほぼ確実に、親に愛されてこなかったはずだ。
いや、もっと正確に言おう、親に愛されてこなかったと思っているはずだ。
人によっては、「親は子を愛してるもんだよ」なんて言われて来たかもしれない。でも、自分の中の感覚として、それは違う、と思ってるかもしれない。まあ、そんなことどうでも良い。
とにかく、親に愛されなかったと思って、だから自分には価値がないという感覚を持っていることが問題なのだ。
そして、自分を大事にできないのは、親に愛されなかったからだということを思っている人もいるかもしれない。
それもまたどうでもいい。誰かに愛されるから、自分を大事にするなんていう考えが終わってるんだ。むしろ、誰にも大事にされないのなら、余計に自分を大事にしないといけない。
そんな中でも、あなたは、他者からの酷い行為を受けるし、
そして、自分さえも、自分自身を守ろうともしない、そんな自己嫌悪が問題だと言ってるのである。
はっきり言おう。あなたは、あなたを嫌っているはずだ。
この事実を受け入れられるだろうか?
厳しい話だけど、結局理不尽を受け入れてしまう人間ってのは、自分のことが嫌いで、だからいじめたいんだ。だってそうでしょう?
普通は、酷い環境に、留まり続けるなんて選択をしない。ただあなたはそれをする。それに、自分を嫌い以外の回答がありますか?
自分を嫌い続けてきた。
その原因は、最初は他者からの言葉のせいだったかもしれない。
幼い頃に親から、酷い言葉を言われて、そして、その状況を受け入れるために、自分が悪いからこそこんなことを言われて酷い状況に陥るんだって、正当化したのかも知れない。
でも、でも、それを今でも続ける必要はないんだ。
幼少期に、親に迎合するのは、生存戦略として正解だ。だって、きっとそれ以外に道はないし、どんな親でも親だから愛着がある。
しかし、しかしだ、もしあなたが大人なら、もう、道を選んで良いんだ。
あなたには、愛される価値があるし、他者から愛されるまで自分を愛するにを控えてはいけない。自分を、真に愛する者のみが、他者からも真に愛される。