subete,umarede,kimarunara

全てが、生まれで決まるのなら、
生育過程、生まれ持ったもの、遺伝、なんであれ、与えられたもの、
そして今から変えられないもので決まるのなら、
生きている意味はあるのだろうか。
もちろん、楽しい生活なら、アリかもしれない。

ただ、そうじゃない。
辛い、苦しい、悲しい生活なら、どうだろうか。
それはもう決定されていて、未来がどうなるかもわかっていて、
「はい、絶望です。」みたいな状況にあったとして、それでも人は生きられるのだろうか。
まあ、きっと無理だろう。きっと自殺する人の心理はそういうものなのだろう。どうせ、生きていても仕方がないのだから、死のうって。

それは分からないでもない。苦しい状況で、顔を上げて、
まだやれるって思えるような人は、幸福な人だ。
きっと、それまでの人生で、たくさんの人に支えられてきて、
何度も立ち直ってきたのだろう。

でも、そうじゃない人もいる。
どうせ、お前には無理だからって、苦しい絶望的な状況で、もっと叩き潰されるような環境で育ってきた人もいるはずだ。そんな人に、頑張れなんて言えるだろうか。

だとしても、だとしても、頑張るしか道はない。
死ぬことだって、簡単にできる状況で、それでも生きると決めたのなら、
その状況を、どうにか楽観的に見ることで、再生を狙うしかないよね。

もう無理です、って言いながら、自分に甘えて生きていても、きっと人生は変わらない。今までと同じように続くだけ。それが嫌だから、再生を狙うんだよね。だから、どうにかしなきゃいけない。
なんで頑張れないって、その頑張りが報われないような状況で暮らしてきたからだよね。
だから報われる努力をしなきゃいけないし、そのために場所も選ばなきゃいけない。
きっとそういうふうに追い詰められてきた人間ってさ、子供の頃に、親に認めて欲しかったけど、それが無理で、必死になって考えた戦略をたくさん実行してきたはずなんだ。でも、その認めてほしい親の評価基準は曖昧で、そもそも気分によって評価基準の変わるような状況だったろうし、子供だったあなた、そして僕にはそれをコントロールできるようなものではなかったんだ。でも、それでも諦めずに、評価、認められたいって頑張ってきたんだろうね。

だから、その努力はやめよう。
誰かに評価されるためではなくて、自分で決めた何かのために努力する。
誰かのために頑張るのではなくて、自分のために、頑張るんだl。