【中国経済】シャオミのスマート電気自動車工場の立地競争からみえる、「あるある」

 三国志赤壁の戦い、そして昨年新型コロナで有名になってしまった中国湖北省武漢市が、スマホ大手のシャオミ(小米)のスマート電気自動車工場の立地に向けて積極的に進めている、との報道がありました。

https://www.jiemian.com/article/6471315.html

 これ面白いのは、武漢市政府からの発信です。

 記事を更に読み進めていくと、西安市とか安徽省も工場の立地に手を挙げていると書いてあります。

 一方で、シャオミの回答は、「まだ決まってません」というもの
 なんで勝手に地方の政府が先に言っちゃうのか…。


 この話のユニークさ、日本ではあまり見ないよなぁと思うのは、

・交渉の途中の話でも勝手に漏れてしまう。
・しかも政府から漏れてしまう。
・民間企業は口を閉ざしている。

という感じでして、ここから中国のあるあるがみえてきます。

・中国で秘密を守るのは大変(政治のど真ん中の話を除く)
・地方政府が勝手に話して既成事実化を図ろうとする
・地方政府の役人の意識が、民間より上にあると思ってて民間の事業を左右することに躊躇いがない
・民間企業の方が株価や事業への影響を考えて慎重に行動

今日はこんなところです。本日もありがとうございました。

 

 

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