本当に赤なのか
子どもが顔を描いていた。
「おくちかこー」
といって、その子が使ったクレヨンは赤であった。
「口って赤なの?」と私の唇を指しながら聞いた。(いじわるしたわけじゃない笑)
すると子どもは
「先生が口は赤って言ってたもん」と答えた。
確かに口は赤色に見える。血も通って居るのでそう見えて当然。
しかし、子どもが意図して選んだのでは無く、大人からの指導で赤を選んでいるのがこのことからわかる。
この子どもは楽しく描いていたので、それはそれでとても良いことなのだが。
大人の発言が大きな影響を与えること、そして完成度や価値観ではなく、子どもの能力を引き出せる保育者でありたいと思ったエピソードだ。
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