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風間サチコ展に行ってきました。

先日原爆の図丸木美術館で開催中の「風間サチコ展ディスリンピア2680」に行ってきました。

展覧会の目玉作品である「ディスリンピック2680」は構想4年とのことで、作家のリサーチに基づいた架空都市"ディスリンピア"で行われる"ディスリンピック開幕式典"という架空のオリンピックの細かな設定が作品の世界観にリアリティを持たせていました。

(↑美術館のツイッターより作品の画像。これはほんの一部でこの周りにもいろんなコンセプトを持ったキャラクターや設備が描かれています)

作品の前に解説パネルがあったのですが、細部まで架空の設定が本当によく練られており漫画や映画のような作り方で具体的に物語を想像させられました。

風間さんの作品は、突き詰めると虚しさの漂うテーマを描かれた人物たちが至極真面目に行っているところからナンセンスなおかしさが生まれる反転性が、ネガティブに彫りポジティブに刷られる版画という技法となんとなくリンクしている気がしていて制作行為そのものから作品のようだと思いました。

今回の個展では下絵も展示してあって鉛筆で描かれた絵も拝見できました!

もともと絵柄が好きで作品に興味を持ったので、鉛筆の絵も見れたことは本当にうれしかったです☺️

この日は風間さんと安冨歩さんのトークがあり、社会を批判的な視点を持ってコミカルに描く風間さんの作品に対して「これは風刺ではなく事実」とおっしゃっていたのが印象的でした。

そして風間さん、初の作品集を出されるとのこと😭!

ずっとずっと待ってました、とても楽しみです!

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