[スラップベース]第三弾ベース音源リリースしました『FuruBass-JB1965-Slap』
好評を頂いている自作ベース音源シリーズ、ジャズベ版の『FuruBass-JB1965(指弾き版&ピック版)』とプレベ版『FuruBass-PB1966(ミュート奏法含む)』に続いてスラップベース専門のライブラリをリリースしました。
当初ベース音源の制作構想でスラップベースはもちろんあったのですが、”手軽に打ち込めて良い音”をコンセプトにしているライブラリとしてうまく作れるか、機能するか心配なこともあったのですが試しに作ってみたら凄く良い。。そんなわけでブラッシュアップを繰り返し、リリースに至りました。
『FuruBass-JB1965-Slap』販売ページ(Booth)↓
FuruBassシリーズ売ページ(Booth)↓
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サウンドサンプル
曲中での奏法切り替えを可能に
こちらはジャズベ版の『FuruBass-JB1965』のAdditionalな感じでして、『FuruBass-JB1965』と同じ楽器、機材、収録方法を行っているので音源ライブラリを組み合わせれば
指弾き→スラップ→指弾き
ピック弾き→スラップ→ピック弾き→指弾き
など曲中で奏法切り替えを統一感のある音質で再現することができます。実際自分で上に掲載しているデモ曲を作っている時にスラップから指弾きに変わってもスムーズな繋がりでこれは使いやすいと思いました。
モノフォニック音源
『FuruBass-JB1965』指弾き版、ピック弾き版ともにmidiノートを重ねて弾けば和音になるいわゆるポリフォニック音源ですが『FuruBass-JB1965-Slap』ぱモノフォニック音源です。midiノートを重ねても後に入るmidiノートの音だけになり、和音は鳴らせません。
というのもスラップベースは右手の奏法が"サムピング"と"プル"の2種が主で、16分音符のような連打はサムピングは2連打まで、プルは連打できないというのが一般的です。(出来る人もいますけどね)
結果、左手でのハンマリングやプリング、スライドが多くなります、これを再現するためにはモノフォニック音源にせざるえなかったということです。この部分がスラップベース音源を作るに当たっての懸念でしたが本職の自分が許容できると思ったので多くの方々にも共感していただけると思ってます。
ハンマリングやプリングのニュアンスで打ち込む方法は以下です。
実際このスラップ音源で和音を鳴らしたかったらもう一個『FuruBass-JB1965-Slap』を立ち上げればいけます。
サムピングとプル(又はスライドアップ)の切り替え
スラップベースは"親指で叩く(サムピング)"と"人差し指で引っ張る(プル)"の2種があるので、こちらは他のよくあるベース音源と同じくベロシティで切り替わる用にしてあります。
・ベロシティ1〜120=サムピング
・ベロシティ121以上=プル(E2以降の高音域)
低音域はあまりプルすることもないので低音域(E1~D#2)はサムピングの全音下からのスライドアップになるようにしてあります。実際どこでスライドアップとプルを切り替えるか悩みましたが一番多い需要はここだろうということで設定しました。キースイッチとか駆使すればその辺対応はできる音源作れますが、キースイッチは使わないのが当音源のこだわりです。
豊富なゴーストノート
スラップベースに欠かせないゴーストノート(弦をミュートして右手のアタック音だけならすパーカッシブな音)も豊富に収録しています。
・通常のゴーストノート(4,3弦はサムピング、2,1弦はプルで収録)
・左手によるゴーストノート、(左手の指の腹で弦を叩く)
・全弦をミュートしてのブラッシング(Down/Up)
ブラッシング以外のゴーストノートは同じ音を3回繰り返し収録していて、鍵盤を弾くたびにそれらがランダムにどれかがなる設定にしているのでマシンガンになりにくいです。ダダダと楽して打ち込めます。実際スラップベースをやったことがある人にも使いやすいゴーストノートかと思います。
*スラップベースの打ち込みの知識があまりない方は、同封のデモサウンドで使用したmidiデータを音源トラックに読み込んでいただければ、サムピングとプルの組み合わせや、左手のニュアンス、ゴーストノートの使い方など、参考になると思います。
音源概要
・Native Instruments KONTAKT 5.8.1以上にてお使いいただけます。
注:KONTAKT PlayerではDEMOモードになり15分以上使えません。
・スラップ奏法を収録しています。
・D1~D#4までの通常のノートはベロシティ120まではサムピング、
ベロシティ121以上で低音域(E1~D#2)はサムピングの全音下からのスライドアップ
中音域以上(E2~D#4)まではプルになります
・D1~D#4までの通常のノートとE4~G#4までのゴーストノートはmidiキーボードを打つ度に2~3種のサンプルが交互、またはランダムに切り替わるので連打しても自然な演奏になります。
・収録ゴーストノート:
4,3弦はサムピング、2,1弦はプルで収録、左手によるゴーストノート、全弦をミュートしてのブラッシングもDown/Upも収録
・グリスダウン、アップを全弦で2,3パターンの長さで収録
・モノフォニック音源
midiノートを重なるように打ち込むことでハンマリングオン、プリングオフのようなニュアンスを出すことができます。
・先に販売している『FuruBass-JB1965指弾き版(またはピック弾き版)』と同じ楽器、機材、同じ収録方法で制作しているので『FuruBass-JB1965』シリーズの音源ライブラリと組み合わせると
『指弾き→スラップ→指弾き』や『ピック→スラップ』など奏法切り替えを
統一感のある音質で再現することができます。
・24bit48KHzモノ、チューニング441KHzで収録
収録内容
・ReadMe(製品概要、KONTAKTへの読み込み方法など)
・キーボードマップ(画像)
・デモサウンドで使用したmidiデータ
・収録ライブラリ
:3種類の音を収録
『FuruBass-JB1965-Slap_BaMix』
ラインとアンプの音をミックスした音源です。通常のレコーディングでの音を再現した最もベースらしいオールマイティーな音色です。太さと芯があり、アンプシミュレーターなどの余計な調整を必要としません。アンプの音には収録時多少コンプはかかっていますがラインとアンプをミックスした後はEQもコンプもかけていないので曲調やフレーズによってお好みのEQ,コンプ処理を行えます。
『FuruBass-JB1965-Slap_Line』
Umbrella CompanyのSIGNALFORM ORGANIZERからAudio I/Fに直接入力し楽器の音をそのままに、クリーンでピュアな音で収録した音源です。『FuruBass-JB1965-Slap_BaMix』が作られた音色に対し、こちらはご自身で色々と音作りをしたい方向けです。そのままでも十分なハイレンジの音像ですがアンプシミュレーターを通したり、リアンプすることもできます。
『FuruBass-JB1965-Slap_Amp』
アンプの出音をマイクで収録した音源です。そのままでもファットな音像ですが『FuruBass-JB1965-Slap_Line』と同時に鳴らすことでラインとアンプの音をユーザーでミックスすることが出来ます。
使用規約
この音源を使い自由に音楽作品をリリースなどしていただいて構いません。但し、二次配布・再配布は一切お断りします。
『FuruBass』シリーズラインナップの制作note
最後に
ジャズベの指弾きとピック弾き、プレベの音源、スラップベースとこれでエレキベースの需要の殆どを作ることができたのでかなり満足しています。
何より第一弾『『FuruBass-JB1965』が予想の8倍導入された方がいらっしゃったようで嬉しいです。プレベ版と一緒に買っていただいたりといつも励みになっています。SNSで『いいよ!』みたいな投稿も嬉しい限りです。
直接の知り合いでなくても、もし『FuruBass』音源シリーズのレビューなど何かしらのSNSでしてくださった方がいたらX(旧Twitter)などでお声がけください。泣いて喜びます。
流石にベース音源は今のところこれで打ち止めかなと思ってます、ベースは他にもMUSIC MANやSUGI、フレットレスなどまあまあ所有しているのですがそれらの音源を作るのもあまりにニッチな気がしまして。
とりあえずたくさんの方々に使ってもらえたら嬉しいなと思います。手前味噌ですが実際かなり使える音源です。