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強度近視&強乱視の私がICLを受けて感じたこと【手術日~翌日検診】

こんにちは
先日ICLの手術を受けてきましたので、レビューを書きたいと思います。
なお、ICL術後は検診が翌日、1週間後、1か月後、6か月後、1年後とありますが、現在は翌日検診のみ受けている状況です。

術前検診のレビューはこちらです。



手術日

手術前

手術を受ける人が数人いっぺんに医師から簡単な説明を受け、目の状態を確認されました。
瞳孔を開く薬を10分に1回差しつつ待合室で待たされ、手術が終わるたびに次の人が手術室に入るという完全な流れ作業でした。
流れ作業であること自体は医師の経験が多いということなので全く問題視していませんでしたが、手術への恐怖から、直前でやっぱりやめますと何度も口から出そうになりました。

手術中

手術台に乗せられ、上下まつげが邪魔にならないようテープで留められ、瞼が閉じないよう開眼具のようなものを装着されました。
麻酔の目薬を差されてはいるものの、眼球を押される鈍痛は感じるため、眼球に開眼具を押し付けられている猛烈な不快感と不安がありました。
なお、私はドライアイなため目を開け続けていることに不安がありましたが、液体をじゃばじゃばかけられるため、目が乾いて辛いという感覚は開眼具を装着した後の10秒ほどで終わりました。
その後部屋の電気が消え、正面に3つの光を当てられ、中心を見るよう指示があり手術が始まりました。
※余談ですが、三角形に配置されている3つの光の中心ということは、中心は当然暗いわけで、暗いところを見続けることの難易度が高かったため、見る光を一つに絞り対応しました。

よくあるICLのレビューでは眩しくて何をしてるかわからないとの記述が多いですが、私ははっきりと見えてしまい、ピザカッターのようなメスが自分の目を切っているところも、レンズが差し込まれていく過程もはっきり見えてしまい、それはもう恐ろしいほどの恐怖でした。
恐らく片目10分程度だったかと思いますが、片目が終わった段階で非常に憔悴しており、もう片方が残っていることに大きな絶望を感じていました。
ただ、施術が全て見えるので、今この行程だからあと少しで終わるだろうという時間の目途が何となくわかったことだけは、はっきり見えることのメリットでした。
痛みとしては、ピリッとするようなとがった痛みはありませんでした。
ただ、眼球を押し込まれるような鈍痛や、レンズを差し込むときの言いようのない不快感と鈍痛はありましたので、全くの無痛ということではありません。
なお、痛みだけで言えば、点滴の方がはるかに痛いレベルだと思います。

手術後

手術台から自力で降り、リクライニングチェアで30分~1時間程度休むとの説明がありました。
視力自体は目にレンズが差し込まれた瞬間からもうかなり見えているので、移動等に支障はありませんでした。
手術中に全身に力が入っていたことと恐怖のフラッシュバックに耐えながら休んでいると、体感20分程度で呼ばれ、眼圧検査をされ、少し待たされた後に医師に目の状態を確認してもらい、そのまま帰宅となりました。

翌日検診

1~2時間程度かかると事前に説明されていましたが、視力等の検査や医師の診察を含め、30分程度で終わりました。
なお、視力は1.5程度出ており、非常に驚きました。

感想・注意点

1.とにかく恐怖が強い

全員がそうかはわかりませんが、私は術中の処置が全て見えたため、とにかく怖かったです。
自分の眼球にメスが近づいてきてまさに切っているところ、レンズを押し込まれているところが見えるのは、人によっては本当にトラウマになるかもしれません。
私自身はもう二度としたくありませんし、この恐怖を味わうことが事前にわかっていれば、ICLを受けなかったかもしれません。
また、角膜を切った瞬間やレンズを差し込んでいる最中は、恐らく光の屈折の影響だと思いますが、まっすぐ見えていた光が上下左右に動きます。
この光を目で追ってしまうと眼球が動くことになるんだろうと思ったので、ひたすら前だけを見続ける努力をしました。
この点の説明は事前になかったため、不安な人は事前に医師に確認しておいた方がいいかもしれません。

2.質問は自分からしないと答えてくれない

手術日は時間も詰まっていて忙しいからだとは思いますが、各診察や説明を受けた後に、「質問はありますか?」とはあまり言ってもらえませんでした。
ただ、質問したい旨を伝えたら了承してもらえましたし、特に嫌な顔もされずにきちんと納得のいく回答もしてもらえたので、悪意があるような感じではなく、単に本当に時間がないからなんだと思います。
手術日当日も色々な説明があり、不明点や不安なこと等は出てくると思うので、質問の時間を設けられなくても、気になることは自分から質問してください。
なお、複数人で説明を受けることが多かったため、説明者の話を途中で遮るのではなく、全ての説明が終わったあとに質問をすると嫌な顔をされにくいと思います。

3.帰り道は注意した方がいい

これもその人の見え方と天気にもよると思います。
前述したように、視力としてはかなり見えていますが、瞳孔を開く目薬を差している上に麻酔も効いているため、手元にはピントが合わず、光は猛烈に眩しいです。
体調は悪くなかったため電車で帰ろうと思っていましたが、その日が快晴だったこともあり、眩しすぎて屋外では一切目を開けられませんでした。
何とか屋内を伝いながら駅に入り、牛丼を食し、タクシーで帰りました。
本当に眩しいため、屋外を長時間歩いて帰ろうと思っている方はやめておいた方がいいと思います。

4.ハローグレアはあまりなかった

まずハローと呼ばれる光源の周りに光の輪が見える現象について、私の場合はあまり発生していません。
時々発生するものの、光源との距離なのか角度なのか、光量なのか、色々検証してみましたが再現性がなく、どういう状況で発生するのかよくわかっておりません。
元々乱視が強い人は全く気にならないと思いますが、乱視が全くない人は確かに気になるかもしれません。
次にグレアと呼ばれる眩しさについて、こちらも元々乱視が強い私は全く気にならないというか、ほとんど気づいていません。
確かに眩しいですが、見慣れた光景かと思います。
なお、これとは別に、恐らくICLのフチだろうと思われる輪が見えることがあります。
上記2種類と同様に私は全く気になりませんが、元々ある程度目がいい人であれば気になるかもしれません。

5.コンタクトが入ってるような異物感がある

特に起床時ですが、目にコンタクトが張り付いているような異物感があります。
また、常に目が重いような感覚があります。
これは手術から数日しか経ってないことから慣れていないだけの可能性もあるので、今後の経過は別記事にてご報告します。

6.手術後のケアが若干めんどう

手術終了後から1時間おきに3種類の目薬を差すよう指示されます。
それぞれ5分ずつ間隔を空ける必要があるため、その日は目薬を差す以外の作業があまりできなくなります。
また、就寝時間に制限はありませんが、帰ってすぐに寝ることはNGとされていたため、疲れたからと言って眠ることもできないので、私はずっとゲームをしてしまいました。
翌日以降も1日5回の点眼、術後3日目までは美容室以外での洗髪禁止等の制限があるため、仕事に融通がきかなかったり汗をかく仕事をされている方はなかなか大変だと思います。

総評

今時点では、常時保護メガネを装着しているため、裸眼の素晴らしさを感じてはいませんが、手術して正解だったと感じています。
あくまでも私の場合ではありますが、炎症や充血等も起こらず、手術直後からゲームができるくらいの手軽さでこんなに視力を回復させられることに感動しています。
ただ、手術にリスクは大きくないとは言え、私にとっては本当に大きな恐怖だったので、人に勧められて手術を受けていたらその人を恨んでいたかもしれません。
ICLを行う際は、大きな恐怖を味わうこと、手術のリスクがゼロではないこと、術後1週間のケアが地味にめんどうなこと、数年でペイできるとはいえ少なくない金額を支出すること等を天秤にかけ、しっかりと検討することをお勧めします。
今後の1週間検診や1か月検診等を経て、視力や感じ方が変わってくるかと思いますので、検診ごとにレビュー記事を投稿したいと思います。

なお、余談ですが、私は品川の某近視クリニックで手術しましたので、この記事にない部分の話を聞きたい方や、クーポンが欲しい方は下記のアドレスからご連絡をいただければと思います。
当初クーポンの勧誘はしない予定でしたが、あまりに高額バックされるため目が眩んでしまいました。
申し訳ありません。
mail:neeting.udo@gmail.com

以上が手術日及び手術翌日検診後のレビューとなります。
お読みいただきありがとうございました。

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