イーサリアムを触っている/眺める時に役立つツール
年末年始で時間があるので、Ethereumを触っている/眺める時に役立つことについて書いて行きます〜
Gas Token(CHI Token)でGas代節約
https://1inch-exchange.medium.com/everything-you-wanted-to-know-about-chi-gastoken-a1ba0ea55bf3
https://1inch-exchange.medium.com/1inch-introduces-chi-gastoken-d0bd5bb0f92b
Gas代のボラティリティーが高いのは触っている方ならわかると思います。特に相場のボラティリティが高いときははArbitragerはAMMのフリーマネーを取りにGas代が高騰しがちです。
そんな時に、CHI Tokenを使うのがおすすめです。これを使うとGasを擬似的に溜めておくことができます。
ただし使用するときはMintしたときの倍くらいないと元取れませんので、例えばGas Priceが10Gweiとかの時に大量にMint Txを投げておいて、高い時に使うと良いでしょう。CHI Tokenは他のアドレスに送ったりもできるので、専用のMintアドレスを作ってとりあえず10Gweiで投げておくとかも良さそうです。
Mint方法
1inch exchangeでここに書いてあるやり方でMintするのもいいですが、私は普段使いたい設定と切り替えるのがめんどくさいのでEtherscanを直接叩くようにしています。
https://etherscan.io/address/0x0000000000004946c0e9F43F4Dee607b0eF1fA1c#writeContract
Write Contract→connect web3 walletでmetamaskを接続→mintで140と入力してWriteボタンを押しmint txを送ると、CHIの生成txが送信されます。
使えるところ
開発元の1inchで使えます。Setting→Activate CHIをクリックすればOKです。1inchを経由して交換するとGasは10万ちょい余計にかかるので、CHI Tokenの利用とセットですね。
あとはFurucomboを経由して使えば、Uniswap・Aave・Maker・Curve・yearn・1inch・Kyber・Balancer・MooniswapをGas Tokenを使って利用できます。Utility→Gas Saverをクリックすれば使えます!
ちなみにこれを安い時にやっておいて後で市場で売るというトレードもできたりします。
TxのPrivate Send
Front Running対策したい...というなら、Minerに直接Txを送るという手もあります。
これはマイニング大手のSpark Poolに直接txを送れるサービスです。Mempoolに載せないのでFront running 対策をしたい方に(ただSpank poolがfront runningしたら無理ですが...w)
使い方は簡単で、MetamaskのCustom RPCでこう入力すればOKです。
https://api.taichi.network:10001/rpc/privateCopy
これで送ったならetherscan上で確認できないはずです!
フロントランニングについてはやさしくないDeFiでも話したのでそちらもぜひ〜
https://youtu.be/SMzZwoK8VjM?t=2781
(にわたこさんの書き起こし: https://niwatako.hatenablog.jp/entry/2020/11/26/211623 )
コントラクト/Txの分析
これは普段どんな感じで見ているのかです。
例1)コントラクトのみかた
例えばこのコントラクトを見てみましょう。
まずはどんなコントラクトを叩いているのかetherscanを叩いて表示させます。
コントラクト、大体のパブリックプロジェクトはPublishしているのでみれます。
Readとかで今のContractのStateをみれます。ここ見ると、ETHUSDのPriceとJPYUSDのPriceをとってきていることが確認できますね。
Write Contractでコントラクトの任意の関数(機能)を実行できます。
実際に購入している方もこのgetIcbFromContractAllowance関数を実行していますね。
さて、このICBとETHの交換はどのように行われているのかを見ると、どうもさっきReadでもみてわかる通り、ETHUSDのPriceとJPYUSDのPriceをもとにETH/JPYを合成して交換しているのだろうと推測できます。で、その価格をどこからとってきているのかというと... Codeのなかにaddressがありました。
https://etherscan.io/address/0x5f4eC3Df9cbd43714FE2740f5E3616155c5b8419#readContract
https://etherscan.io/address/0xBcE206caE7f0ec07b545EddE332A47C2F75bbeb3#readContract
ということでみてみるといろいろありますね... けどreadのAggregatorをみてみると、Link Tokenがあり、それが定期的に送られています
ということで、「あ、これはChainlink Oracleか」と推測することができるわけです。
他にもTxをみる時に便利なツールたちです