高橋ダンさん 予想が当たってもぶっ叩かれる
2023年夏、世界のネット界隈を揺るがしたTwitterのAPI制限問題。
バズる事に命を懸ける、現実の口数よりツイート数の方が多いTwitter廃人(通称:ツイ廃)にとってこれは死活問題でした。
そうでなくても社会的インフラの一つ(もしくは皆の井戸端)になっているTwitterを自由に使えなくなるのは大事件。
もしかしてこのままTwitterは潰れてしまうのか。
不安が駆け巡ります。
世は多様性社会。
名残惜しさを我慢して移住先を探す人たちもたくさん出てきました。
メタ社の新しいSNS(後のスレッズ)、ブルースカイ、マストドン、レディット。
オールドユーザーには5ちゃんねるに還る者や超久しぶりにミクシィにログインする人も。
しかし、この流れにおいてとあるSNSの名前は残念ながら全く聞こえませんでした。
世界初のバッジシステムを搭載し、ユーザーがしっかりマネタイズできるオプションがあり、更に野心的なアップデートにチャレンジしている投資系SNS。
そう、皆大好き「POST PRIME(ポストプライム)」です。
移住先を決めかねているTwitter投資クラスタ界隈にとってここまでドンピシャでニーズを満たしてくれるSNSはそうないでしょう。
でも、全然ポスプラの話は一向に聞こえてきませんでした。
原因は複数考えられますが、その一つとしてポスプラ創始者にしてCEOである『サムネ芸人』『クエスチョンマークの申し子』高橋ダンさんの評判が悪いからでしょう。
ヘッジファンドの思考を熟知したトムクルーズ似のハンサムYouTuberという栄光はすっかり陰り、煽りタイトルと変顔で我々に笑いを提供する無精ひげのおっさんに成り下がったダンさん。
何かが上がればダンのせい、何かが起こってもダンのせい。自らをライオンに例えた男はいつの間にかスケープゴートになってました。
そうはいっても彼には(いろんな意味で)影響力があります。
丁度Twitterの騒動で思わぬ間隙が生まれてます。
ここらで一発ポスプラの宣伝をしたらカモ新規ユーザーをたくさんゲットできるチャンス。
平日朝、爽やかな一日を迎えようとテレビをつけた視聴者に飛び込んで来たのはネットで糞程見たハーフの男性!!
この男にとってモーニングサテライト出演の意義は相場解説半分、ポスプラの宣伝が半分。
今回も「ポストプライム会員の投票結果の逆を行けば勝てます!!」とドヤリながら解説するダンさん。
例えばドル円のアンケートとって会員が「まだまだ上がる」って答える割合が8割超えたらそこが一旦のピークになるってことらしいです。
つまりポスプラユーザーはダンさんのダシにされているわけです。
コアなファン以外で入る気湧く奴いるんですかねえ。
ところがこのポスプラ投票の有効性がすぐに発揮されます。
ダンさん出演以降、ドル円は下落し140円を割れました。
ポスプラアンケート強すぎだろ。
見事ドル円下落を的中させたダンさんですが反応はすこぶる渋いです。
ここまできたら雨の日に子犬を拾ってても「犬を誘拐してる!!」とボロクソに叩かれそうです。
そしてドル円の他にケチがつきそうな動画を出してしまったダンさん。
ダンさんが6万円行く動画出した直後から日経は急落。
またダンがやったのかと投資クラスタは大盛り上がり(?)になります。
私のリアル投資友達からも激昂したラインが届きました。世界共通の敵なのかよ。
下落の原因はダンさんの動画と皆いうけども、ちょっと待った。
ダンさんの研究をしている人なら分かる事ですが、この人はサムネやタイトルと逆のことを動画内で語ってる事が多々あるのです。
ダンさん批判してる人はちゃんと動画見て判断せんかい!!
と言ってる私もタイムパフォーマンスの観点からダンさんの動画見れてません。
反省も込めて例の日経6万円動画を見てきましたよ。
ポムさんが貼ってた頃からタイトルに「3年以内に」という条件が付け加わっています。この姑息さがウォール街を勝ち残るテクニックなのでしょうか。そんなところで働きたくねえなあ・・・・。
ポストプライムのロゴと共に機関銃のように喋り始めるダンさん。
「お金を学べる世界初のSNSです!」「ポケモンやたまごっちのように進化するAIキャラクターをいよいよ発表します!」とお馴染みのセールストークからスタート。
いつもならここで脱落してますがNOTEのネタのために我慢して見続けます。
3分過ぎからようやく日経平均の解説を開始。
D「日経平均6万円いく!!『ワオ、まじかよ』、『ダンがcrazyになった!』 ヘッヘッヘ」
私「(前々から十分おかしいだろ・・・・)」
D「NO、I don’t think so」
私「!?」
面喰う私を置いてけぼりにダンさんは移動平均線のゴールデンクロス具合から日経が4万円5万円行くことを説明します。
過去の月足日経上昇率の平均アベレージは大体70%~80%。
その経験則を現在のレートで当てはめたら日経は6万円いく計算になるのだそうです。おー。
ところが6分過ぎから急にIG証券の宣伝が!
お前結局宣伝すんのかよ!!
その後も過去のチャートをテクニカル分析したダンさんは「このままなら日経は3年半以内に4万3千円くらいまではいく」と強気の予想を見せます。
データを用いた中で比較的コンサバティブ(保守的)な方の予想であり、それだけ的中する確率は高いとのことです。
熱心に日経を語っていたダンさんでしたが・・・・・なんとここで再びポストプライムの投票システムに関するプッシュを開始!
ダンさんの話に耳を傾けたくなった頃に挟んでくるポストプライム。
こうやって我々を弄ぶことで依存させていくマインドゲームをダンさんはやってるのでしょうか。もっと普通に動画作ってくれ。
結局ダンさんは「日経平均は4万円以上行く可能性は非常に高い」「来月生まれる第一子にプライドを持ってもらえるような力強い日本経済であって欲しい」とちょっといい話風にして動画を終わらせました。
タイトルでは6万円と煽っておきながら、実際は4万円突破の方を繰り返し主張しているダンさん。
2ヶ月前に出した動画と中身変わってないということになります
日経4万円動画出した時も散々バカにされてたダンさん。
しかしそこから日経は3000円上昇しました。
6万円動画を出した直後株価はたしかに下がりましたが今は持ち直しています。
このようにダンさんは世間一般(?)で言われてるほどパッパラパーな事は言ってないわけです。
とにかくサムネがアホっぽくて損してるのです。
いや、サムネじゃなくて動画の作りです。何回広告挟んでくんねん!!
このnote、本当はタイムリーに出したかったのですが予想外に時間がかかってしまいました。
ダンさんの動画でぶち込まれる宣伝に耐えきれず、視聴し終わるまでに数日要してしまったからです。
他の動画もこのノリで作っているとしたら、未だ万単位の再生回数があるのが奇跡なように思えます。
ダンさんの真実を探求するのにこんなに疲れたのは、記録的猛暑による夏バテのみが原因でないことは明らか。
我々の持つ有限な時間の活用のためには、ダンさんはクソ真面目に動画を見るんじゃなくてサムネでゲラゲラ笑いながら遊ぶのがベターなんだなと今回改めて思い知りました。
マジで宣伝回数は減らしてくれダン。