高橋ダンサムネアワード2023上半期
2023年現在、アメリカ発金融危機により世界のリスクはますます高まっています。
それに関係し、ゴールドの価格は2000ドル台まで上昇。
歴史的高値圏にいます。
このゴールド投資の妙味をいち早く我々に喧伝していたとして再評価されている(といいなあ)男が『相場界のトムクルーズ』こと高橋ダンさんです。
本出す頃に既に金価格は爆上がりしてたから流行りに乗じただけなのでは、といった訳ではありませんよ。多分ね。
ダンさんもさぞかし鼻高々でしょうが、そうともならないのが槿花一日の相場界です。
ダンさんをスーパートレーダーとかエリートアナリストとかの眼で見てる人は少数派。
大多数が「サムネのおもしろいハンサムな逆神」程度にしか捉えていません。
そんなお茶目なダンさんのサムネから選りすぐりのものを紹介する「高橋ダン サムネアワード」2023年上半期部門の時期がきました。
選考が少し早いんじゃないか?という気もしますがこれから暑くなっていく時期にダンさんの暑苦しく奇怪なサムネを一つ一つ眺めるのは苦行です。
勘弁してください。
それではアワードの発表にうつります。
国家反逆罪部門
ウォール街で戦い勝ち抜いてきたダンさんが日本に帰ってきた事。
それは親のルーツである日本への愛と日本国民の金融リテラシーを上げると言う使命感からです。
そんな高橋ダンさんの思いがつまったサムネがこちらです。
『僕は初めて日本に賭ける』というタイトル見て「今まで語ってた日本への愛はなんだったんだ!!」と猛ツッコミを受けたのは言うまでもありませんが、注目すべきはサムネの後ろの日章旗。
日の丸を背負い、決意に満ちたまなざしを送るダンさんの絵面は一見するとカッコいいですがよく見るとその周囲に炎が舞っています。
ダンさん(の外注してるサムネ職人)が使うありがちな炎エフェクトですが、おかげで日章旗が燃え上がっているように見えます。
『日本、やばい』『この日本株、僕は売る』ってタイトルの方が似合いそうにさえ見えてきます。
なにも知らない人がサムネだけ見たらかなりの割合がネガティブなイメージを持つでしょう。
ダンさんの日本への愛が180度真逆に伝わる危険性を秘めた、インパクトのあるサムネを讃えここに表彰します。
東宝部門
私が一番最初にハマったカルチャーは特撮映画でした。
特にゴジラシリーズが好きで、当時香川県で展開していたレンタルビデオ屋『ロッキー』でゴジラ映画を親にせがんでレンタルさせていました。
VHSデッキに入れると「このビデオを無断で~」などと注意書きが表示されますが子供にはなんのこっちゃって気持ちにしかなりません。
いよいよ始まるとワクワクが高まるのがこのシーン。
東宝映画のピカピカとしたロゴです。
コロナ禍や各配信媒体の多様化で映画業界は配給会社はじめ苦境に立たされていますがなんとか生き残ってもらいたいですね。
そんな子供の頃の楽しい記憶を思い出させてくれたのがダンさんのこちらのサムネ。
まるで東宝のロゴ、いや、それ以上に怪しい後光を携えて我々をにらみつける高橋ダンさん。
一体どんなセンスをしたらこんな組み合わせが出来るのか。
ダンさんが信頼する外注サムネ職人のみが持つ超一流のテクニックがいかんなく発揮されています。
ちなみに株クラの一部界隈ではダンさんと相場観の方向性が被る事を滅茶苦茶恐れているようです。
ゴジラ、いや黒船級の恐怖を与えるのがMONSTER DAN。
ど忘れ部門
ダンさんの右往左往臨機応変っぷりはウォール街で生き馬の目を抜く生活を送る中で身に着けたもの。
朝出社してきた同僚が夜には解雇されている諸行無常の世界で成果を出すためには、常に最新の情報を得てポジションを絶え間なく最適化させないといけません。
その事が時として「昨日買いだっていったのに今日売り煽ってるw」「この人記憶力ないのか!?」というふうにネタにされるのです。
私がダンさんだったら怒り心頭でしょう。そう思うとダンさんの忍耐は感服します。
ダンさんは相場に柔軟なのか、はたまた前の動画の内容をボケて忘れてしまっているのか。
そんなネタを逆手にとったかのようなサムネが今年発表されました。
頭上に電撃が走る(もしくは豆電球がつく)構図はアイデアが浮かぶと言った場面で使われるのが普通。
ダンさんのこのサムネを見てください。
ほとばしる雷光を遮るようにでっかく「?」マークがあるじゃないですか。
何か考えがあるのか、考えが浮かんだけどど忘れしたのか、最初からなにも考えてなかったのか一見してよく分かりません。
こんな不確実なサムネ見て動画開く人はどれだけいるのでしょうか。
やっぱりダンさんボケてるんじゃいのか。
ちなみにポケモンに「ど忘れ」という技があり、技を繰り出すとダンさんのサムネのようにポケモンの横に「?」マークが出てきます。
すると「特殊攻撃に対する防御力(通称:とくぼう)」が強化され戦闘に有利になるのです。
我々のサムネへのヤジにダンさんは特殊防御力を上げて対抗しているのでしょうか。
どれだけ叩かれても激昂しない理由はここにあったりして?
売り煽り部門
高橋ダンを年単位でウォッチしている人は口を揃えてこう言います。
「あの人基本ショーターだよね」
そんなダンさんの破壊思想が出たサムネがこちらです。
お馴染みの炎エフェクトに浮かび上がるダンさんの眼。
危機を最高に煽ってますが、その割にタイトルを疑問形にしてるウォール街テクニックが憎いですね。
最近「ゼルダの伝説」をやり込んでるせいか、こういうのを見ると目に弓矢を打ち込んでみたくなります。アイテム落としてくれそうです。
ダンさんのサムネで遊ぼう界隈では「超最悪シグナル」はあの「お金盗まれた」「世界相場が暴騰、偽物だ」といった名作と同じくらい(クソリプで)使われています。
使用頻度だけでいったらこれがグランプリでもよかったですね。
準グランプリ
いよいよここからは準グランプリ、そしてグランプリの2作品になります。
準グランプリは今年高橋ダンファンのみならず投資界隈住民を失笑させた衝撃的サムネになります。
それがこちらです。
完全に外注業者に遊ばれてますね!!
顔芸のバリエーションが底を尽き、色を付けて新たなパターンを生み出そうとしたダンさん。
なぜ目が緑色なのか、自分の顔が塗り絵になった状況でなぜGOサインを出したのか謎は深まります。
しかも第2弾や目の色を青色に変えてのサムネを作るなど、むしろこの路線が気に入っている節さえあります。
皆さんお分かりかもしれませんがこのカラーアイシリーズ、ベースとなる顔は1つの画像をズームしたりちょっと引いたりして使っています。
他の顔を塗り絵して遊ぶのは流石の暴虐外注業者も遠慮したのでしょうか。
グランプリ
上半期、栄えあるグランプリは今年最高再生数23万回を叩き出したこの動画で決まりです。
人気、注目度、センセーショナル。どれをとってもKINGにふさわしい一品です。
今までありがとう。この言葉を見た時、株クラは騒然としました。
なぜなら『Mr.逆神』『シン・戦う投資家』こと岐阜暴威さんの決め台詞そのものだったからです。
上のツイートの人の分析通り、ダンさんは引退せず今でも平然と動画投稿しています。
この今までありがとう動画の内容としては
・ポストプライムは従業員が40人いて食わせないといけない、宣伝しすぎてごめんなさい
・暗号資産はこれから下がるから買いチャンス
・日本はとてもポジティヴだと思う
・日本を強くするために東京都知事あたりを狙いたいから実績作りをますます頑張る
とダンさんの思いの丈をこめたものでした。
そう、動画を見た人なら分かりますがダンさんは一言も「引退する」なんて言ってません。サムネだけで判断する人を逆におちょくったのか高橋!!
それよりこの作品の特に秀逸な所は「サムネのシンプルさ」にあります。
眼が光ってもなければ炎にも包まれていないしパウエルと一緒に口空けて驚いてるわけでもありません。
ホワイトバックにダンさんがただ微笑んでいるだけ。
タイトルと相まってダンさんが光に包まれて今にも消えそうに見えてきます。
ガチのファンなら泣いてしまいそうですし、動画内容(というか今現在引退してない状況)を知っている人は作られた儚さに失笑してしまう作りになっています。
結局ダンさんのサムネっていうのはタイトルとかエフェクトとかデカ文字とかじゃなくて、ダンさん自身のカリスマ性と個性で面白さが担保されているわけです。
素材が優秀だから適当な味付けでも食えない事はないってわけです。
今後サムネ芸を磨いて生きていくとしたら、ダンさんを氷漬けにさせたり顔面が半分切れさせるようないきすぎた加工をせず、寿司食ってる画像とか夕日見てる画像とかプールで泳いでる画像を使ったらいいんじゃないかと思います。
それは投資系YouTuberとして流石にどうなんだと批判されるでしょうが、今のサムネでもすでに投資系から逸脱してます。
まともに戻せないのだとしたら極端な方向に振り切った方が批判も収まりそうなんだけどなあ。
その他
新たに目次作るってほどじゃないですが、ダンさん率いるポストプライムが世界初の対話型投資chatAIキャラクターを作ったらしいです。
このキャラクターがどんなものなのか個人的にすごく気になってますが検索してもそれっぽいのがヒットしません。
ポストプライム側もそこまで推すのならプレスリリースしたほうがより広く認知されそうですが現時点で沈黙。本当にそのキャラを考案したのかさえ怪しいです。
知ってる方いましたら情報提供お待ちしています。
下半期もダンさんの都知事に向けた活発な活動を期待しています。